チャンピオンシステムのサイクルスキンスーツがラインアップを刷新。その中でもユーザーの要望を受け新たに登場した、セパレートワンピースタイプの「Performanceスキンスーツ」をインプレッション。使い勝手に優れレースからトレーニングライドまで幅広く使える新作ウェアを紹介しよう。



チャンピオンシステム Performanceスキンスーツチャンピオンシステム Performanceスキンスーツ photo:Makoto.AYANO
ファビオ・アル(イタリア)やルイ・コスタ(ポルトガル)擁するUCIワールドチーム「UAEチームエミレーツ」や、日本人にも馴染み深いUCI女子チーム「ウィグル・ハイファイブ」のウェアサプライヤーを務めるオーダーアパレルブランド、チャンピオンシステム。プロ選手からのフィードバックを活かした製品開発に力を入れ、高性能なウェア類を各種グレードで展開している。

チャンピオンシステムのサイクルジャージと言えば昨年ラインアップが刷新され、現在は価格や用途に合わせたAPEX・Performance・Techという3グレードに集約。よりユーザーが選びやすい製品展開へと進化した。それに続いて2018年はスキンスーツのラインアップを全面的に刷新。ジャージと同じコレクション名を冠したモデルチェンジが加わり、ウェアグレードをより判別しやすくなっている。

伸縮性や耐久性・通気性に優れた「Glideファブリック」を全面に使用する伸縮性や耐久性・通気性に優れた「Glideファブリック」を全面に使用する 同社初となる前身頃が分離したセパレートタイプの構造を採用同社初となる前身頃が分離したセパレートタイプの構造を採用
スキンスーツらしい身体にピタリと沿うエアロなカッティングスキンスーツらしい身体にピタリと沿うエアロなカッティング ワイドなグリッパーがショーツをしっかりと保持し、ペダリングによるズレを防ぐワイドなグリッパーがショーツをしっかりと保持し、ペダリングによるズレを防ぐ

そんな中、新作のモデルとして追加されたのが「Performanceスキンスーツ」だ。ウェアの上下が繋がったスキンスーツながら、上半身の前身頃が分離しており、ジッパーを下ろせば普通のサイクルジャージのように裾部分を開放できるセパレートワンピースタイプの製品となっている。スキンスーツの機能性とサイクルジャージの利便性を掛け合わせた昨今トレンドのタイプであり、ユーザーからの要望を受け製品化に至ったのだという。

スピードを追求したスキンスーツモデルとして、身体にピタリとフィットするエアロなカッティングが採用されるとともに、裾部分がフリーとなることでフロントパネルの突っ張り感を軽減。快適な着心地とともに、背面には2つ口のポケットも標準装備しており、レースはもちろん日頃のトレーニングにも気軽に着用していける使い勝手に優れたウェアに仕上がっている。

襟なしスタイルでエアロ性能を追求。ジッパーの持ち手はチャンピオンシステムのロゴマーク襟なしスタイルでエアロ性能を追求。ジッパーの持ち手はチャンピオンシステムのロゴマーク 背面には深さのある2つ口のバックポケットを標準装備背面には深さのある2つ口のバックポケットを標準装備
トレンドを押さえたやや長めの袖丈。袖口にはシリコングリッパーを装備トレンドを押さえたやや長めの袖丈。袖口にはシリコングリッパーを装備 シリコングリッパーはアレルギーフリー。やや着圧感のあるフィット感だシリコングリッパーはアレルギーフリー。やや着圧感のあるフィット感だ

生地には高い伸縮性や耐久性・通気性をバランスする「Glideファブリック」を全面に使用し、ライディングフォームに適したパネリングにて縫製される。ウェアの構造上、上半身にストレスがかかりやすい傾向にあるオープンタイプのワンピースながら、高機能なライクラ素材と生地のカッティングを工夫することで快適な着心地を実現したのだという。

首周りは空力性能に優れたノーカラー(襟なし)スタイルが採用されるとともに、袖口もエアロに配慮したやや長めかつレーザーカット仕様でスマートなルックスと高い性能を両立している。また腕と腿部分にはアレルギーフリーのシリコングリッパーを配すことでウェアをしっかりと保持し、ライド中のズレを防いでくれる。

よりエアロを追求した長袖タイプもラインアップよりエアロを追求した長袖タイプもラインアップ
ジッパーの持ち手にはチャンピオンシステムのロゴマークをあしらい掴みやすくしている他、ウェア内側にはジッパーガードも配され金具が直接肌に触れないような工夫も施される。サイズはXS~4XLまでの幅広い展開で、オプションで裾延長(+4cm)のロングレングスタイプも選択可能だ。価格は半袖タイプが17,000円(税抜)、長袖タイプが18,000円(税抜)。



― 編集部インプレッション

スキンスーツと言うと少し前まではタイムトライアルやトラック競技用の決戦ウェアというイメージが強かったが、最近はヒルクライムやクリテリウムレースで使用する人が圧倒的に増えており、一般ライダーのエアロに対する意識の高さから、シリアスレーサーを中心に注目を集める”機材”の一つにも成長している。

一方でいわゆる”ガチ”すぎるルックスや、競技向けに特化した性能から敬遠しているサイクリストも少なくないはず。今回登場したPerformanceスキンスーツは、使い勝手の良さと高いコストパフォーマンスから、スキンスーツの敷居を低くしながらもエアロ性能にはこだわりたい、そういった製品に仕上がっている。

「スキンスーツらしいエアロ感と普段使いにも適した利便性を両立する1着」「スキンスーツらしいエアロ感と普段使いにも適した利便性を両立する1着」
171cm、54kgという細身体型の筆者。XSサイズとSサイズを試してみたが、スキンスーツという用途を考えると、着圧感はやや強いもののよりタイトでシワも少なくエアロに着こなせるXSサイズの方が良さそう。ウェアの生地は伸縮性が高くよく伸びるため着用に手間取るようなこともなかった。ピタッと身体に一体化するようなスキンスーツ特有の着心地は気持ちよく、素材自体もサラッとした肌触りの良さがある。

走り出してウェアがバタつくことは皆無で、空気の流れをウェアが邪魔しないエアロな性能をすぐに感じられた。その反面ウェアと身体との間に隙間がないために、風が入ってきて涼しいとはならず、真夏のライドであればもっと薄手のウェアを選択したくなるかもしれない。ただ生地自体の速乾性は良く、汗で濡れたまま不快になるようなことはなく快適に過ごすことができた。この辺りはPerformanceグレード相応と言ったところだろう。

「身体と一体化するような心地よいフィット感、レースからトレーニングまで幅広く使える機能性を持つ」「身体と一体化するような心地よいフィット感、レースからトレーニングまで幅広く使える機能性を持つ」
フロントの裾が分離しているため胸やお腹周りが窮屈に感じることもなく、長時間のライドでも普通のエアロジャージと同じような着心地で使用できる点はセパレートタイプの特徴だろう。そして何より男性はトイレがしやすくなるため、普段使いできるスキンスーツとしてこのタイプは重宝するはず。

今回150kmほどのトレーニングライドで、バックポケットにはスマートフォン・小銭・携帯ポンプ・ゼリー飲料1個・羊羹1個・ジェル1個を持っていけるほどの容量を確認できた。もっと補給食が必要、またはウインドブレーカーやアームカバー類を持っていきたいとなると2つ口ではやや容量不足だと感じたが、そもそもレース使用を想定したスキンスーツとしては十分と言えるほどだ。

使い勝手の良さと高いコストパフォーマンスを実現したPerformanceスキンスーツ使い勝手の良さと高いコストパフォーマンスを実現したPerformanceスキンスーツ
よりエアロ効果を高めたい、日焼けをしたくないというライダーは長袖タイプが良いだろう。いずれも袖口と腿部分のグリッパーが強力で、肌に引っかかるため腕と脚を通す際にやや苦労した。着てしまえば保持力は素晴らしくウェアのズレは一切ないが、シリコンの締めつけ感が苦手な人は一度試着することをオススメする。ジャージ上下合わせて2万円を切る価格と考えるとかなりお買い得で、気軽なスキンスーツを1着欲しい、チームでレース用ウェアを新たに購入したいという人はぜひ検討してみてはどうだろう。(CW編集部:村田悠人)



チャンピオンシステム Performanceスキンスーツ
性別:男性/女性
サイズ:XS~4XL
価格:半袖タイプ17,000円(税抜)、長袖タイプ18,000円(税抜)
※裾延長(+4cm)オプションにも対応

text:Yuto.Murata
photo:Makoto.AYANO
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