ツアー・オブ・タイランドの最終第6ステージが、ローイエットからコーンケーンの110.7kmで行われ、マーティン・ラス(チーム・イルミネート)がステージ優勝。秋田拓磨(シマノレーシングチーム)が2位に入った。個人総合順位は、第3ステージで首位に立ったベンジャミン・ダイボール(セントジョージサイクリングチーム)が優勝した。



第6ステージのスタートゲート前で記念撮影する大会役員第6ステージのスタートゲート前で記念撮影する大会役員 photo:Satoru Kato8日から始まる女子のツアー・オブ・タイランドに出場する日本ナショナルチーム8日から始まる女子のツアー・オブ・タイランドに出場する日本ナショナルチーム photo:Satoru Kato

第6ステージ 最終日も沿道にはタイ国旗がたなびく第6ステージ 最終日も沿道にはタイ国旗がたなびく photo:Satoru Kato
6日間のツアー・オブ・タイランド最終日は、ローイエットをスタートしてコーンケーンにフィニッシュする110.7km。連日200km前後の距離でのレースだった事を考えると、最終日はかなり短距離なレースだ。さらに個人総合順位の上位3人が20秒以内であることから、逃げが容認されない展開となった。

第6ステージ 長く伸びた集団からひとつ目の中間スプリントポイントに向けての競り合い第6ステージ 長く伸びた集団からひとつ目の中間スプリントポイントに向けての競り合い photo:Satoru Kato第6ステージ 最終日の短距離レースで集団は常に縦長になる第6ステージ 最終日の短距離レースで集団は常に縦長になる photo:Satoru Kato

2ヶ所設定された中間スプリントでは、ポイント賞リーダーのマーティン・ラス擁するチーム・イルミネート勢を中心にポイント獲得に動く中、2回目の中間スプリントではロビー・ハッカー(チーム右京)が先頭通過、ポイント賞争い2位の中島康晴(キナンサイクリングチーム)が4位通過する。

第6ステージ ポイント賞リーダーのマーティン・ラス(チーム・イルミネート)がステージ3連勝第6ステージ ポイント賞リーダーのマーティン・ラス(チーム・イルミネート)がステージ3連勝 photo:Satoru Kato
ツアー・オブ・タイランド 個人総合順位ツアー・オブ・タイランド 個人総合順位 photo:Satoru Katoツアー・オブ・タイランド チーム総合成績ツアー・オブ・タイランド チーム総合成績 photo:Satoru Kato

その後も最後まで集団は崩れることなく進み、3日連続のスプリント勝負を3日連続でラスが制して優勝。2位に秋田拓磨(シマノレーシングチーム)、3位にレイモンド・クレダー(チーム右京)、4位に中島康晴(キナンサイクリングチーム)と日本チームが続いた。

個人総合順位は、第3ステージの山岳を制したベンジャミン・ダイボール(セントジョージサイクリングチーム)がリーダージャージを維持して優勝した。3位にトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)。日本人選手では、阿曽圭佑(愛三工業レーシングチーム)の2分20秒差の20位が最上位となった。
ツアー・オブ・タイランド 第6ステージ結果
1位 ラス・マーティン(チーム・イルミネート) 2時間23分15秒
2位 秋田拓磨(シマノレーシングチーム) +0秒
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京) +0秒
4位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) +0秒
5位 リ・ジセン(チンハイ・サイクリングチーム) +0秒
6位 ドミニク・ペレス(セブンイレブン-クリック・ロードバイクフィリピンズ) +0秒
個人総合順位(第6ステージ終了時)
ポイント賞(第6ステージ終了時)
1位 マーティン・ラス(チーム・イルミネート) 82p
2位 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 61p
3位 レイモンド・クレダー(チーム右京) 56p
山岳賞(第6ステージ終了時)
1位 ベンジャミン・ディボール(セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム) 28p
2位 アルテム・オベチキン(トレンガヌ・サイクリングチーム) 20p
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) 20p
チーム総合順位(第6ステージ終了時)
1位 キナンサイクリングチーム 72時間8分24秒
2位 タイランド・コンチネンタル・サイクリングチーム +1分44秒
3位 セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム +3分37秒
text&photo:Satoru Kato