40度に迫る気温の中で開催された、220kmオーバーのランカウイ最長ステージ。終盤に抜け出した10名が逃げ切り、マヌエル・ベレッティ(アンドローニ・シデルメク・ボッテキア)が勝利。トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム)は総合順位を9位に落とした。
トマ・ルバ(フランス)とサルバドール・グアルディオラ(スペイン)が作戦を打ち合わせる (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
リーダージャージを着用するアルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) (c)CorVos
ツール・ド・ランカウイ2018第7ステージ コースプロフィール (c)www.ltdl.myいよいよ終盤戦に突入したツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)は、7日目にして200kmオーバーの最長ステージを迎えた。中盤までに4級カテゴリー山岳が7つも用意されたため、総合順位逆転に繋がる逃げ切りが生まれる可能性も無くはない。スタート直後から激しいアタック合戦となり、キナンサイクリングチームからは山本元喜と中西健児、そしてサルバドール・グアルディオラ(スペイン)がここに加わった。
80kmを消化してようやくグアルディオラが含まれた逃げが生まれ、後方から次々と選手たちが合流してきたため、一時先頭は36名にまで膨れ上がる。アップダウンコースによって人数が削られる中、今度は総合6位からジャンプアップを目指すトマ・ルバ(フランス)も合流し、キナンサイクリングチーム有利の状況で距離を消化していった。
長いアタック合戦の末に抜け出したサルバドール・グアルディオラ(スペイン、キナンサイクリングチーム) (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
ルバは一時バーチャルリーダーとなったものの、メイン集団からも追走グループが生まれる。追走劇の末にルバたちは残り30km地点でキャッチされ、レースは降り出しへと戻った。
するとマヌエル・ベレッティ(アンドローニ・シデルメク・ボッテキア)やウカシュ・オウシャン(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)、ジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)ら10名がアタックして抜け出しに成功。逃げ切りに向けて猛加速した10名がルバたちメイン集団を引き離していった。
逃げ屋揃いの10名はハイペースを刻み続け、結局メイン集団を1分半引き離してフィニッシュへと到達。かつてジロ・デ・イタリアで逃げ集団のスプリントを制し勝利しているベレッティがエルゲルト・ズパ(アルバニア、ウィリエール・トリエスティーナ)やルスラン・トルウバイエフ(カザフスタン、アスタナ)を抑えて勝利した。
マヌエル・ベレッティ(アンドローニ・シデルメク・ボッテキア)がエルゲルト・ズパ(アルバニア、ウィリエール・トリエスティーナ)を抑えてフィニッシュ (c)CorVos
勝利を喜ぶマヌエル・ベレッティ(アンドローニ・シデルメク・ボッテキア) (c)CorVos
今大会初勝利を喜ぶアンドローニ・シデルメク・ボッテキア (c)CorVos
メイン集団内でフィニッシュしたアルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム)は総合首位を守り、逃げに加わったオウシャンが総合2位へとジャンプアップに成功。同じく逃げに乗ったジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)が総合4位、ブレンドン・ダヴィッズ(南アフリカ、ベネロング・スイスウェルネス)が総合8位へと上がったため、ルバは総合9位へと順位を下げる結果に。以下はルバのコメント。
悔しさに頭を抱えるトマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム) (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU「最後の2日間でどれだけトライできるかを考えている。今日はそれが成功するまであと少しだった。長距離と暑さの中でのステージで、サルバドールとできる限りのことをやった。まぁこれがサイクリングというものだね。もちろんここまでの走りはポジティブに捉えている。挑戦を続けることが大事だし、それをせずに終えるわけにはいかない。しっかり体を休めて最後の1日に臨む」。



80kmを消化してようやくグアルディオラが含まれた逃げが生まれ、後方から次々と選手たちが合流してきたため、一時先頭は36名にまで膨れ上がる。アップダウンコースによって人数が削られる中、今度は総合6位からジャンプアップを目指すトマ・ルバ(フランス)も合流し、キナンサイクリングチーム有利の状況で距離を消化していった。

ルバは一時バーチャルリーダーとなったものの、メイン集団からも追走グループが生まれる。追走劇の末にルバたちは残り30km地点でキャッチされ、レースは降り出しへと戻った。
するとマヌエル・ベレッティ(アンドローニ・シデルメク・ボッテキア)やウカシュ・オウシャン(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)、ジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)ら10名がアタックして抜け出しに成功。逃げ切りに向けて猛加速した10名がルバたちメイン集団を引き離していった。
逃げ屋揃いの10名はハイペースを刻み続け、結局メイン集団を1分半引き離してフィニッシュへと到達。かつてジロ・デ・イタリアで逃げ集団のスプリントを制し勝利しているベレッティがエルゲルト・ズパ(アルバニア、ウィリエール・トリエスティーナ)やルスラン・トルウバイエフ(カザフスタン、アスタナ)を抑えて勝利した。



メイン集団内でフィニッシュしたアルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム)は総合首位を守り、逃げに加わったオウシャンが総合2位へとジャンプアップに成功。同じく逃げに乗ったジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)が総合4位、ブレンドン・ダヴィッズ(南アフリカ、ベネロング・スイスウェルネス)が総合8位へと上がったため、ルバは総合9位へと順位を下げる結果に。以下はルバのコメント。

ステージ結果
1位 | マヌエル・ベレッティ(アンドローニ・シデルメク・ボッテキア) | 5h08’23” |
2位 | エルゲルト・ズパ(アルバニア、ウィリエール・トリエスティーナ) | |
3位 | ルスラン・トルウバイエフ(カザフスタン、アスタナ) | |
4位 | ディラン・ペイジ(スイス、サプラサイクリング) | |
5位 | ジェイコブス・フェンター(南アフリカ、ディメンションデータ) | |
6位 | パオロ・シミオン(イタリア、バルディアーニCSF) | |
7位 | ブレンドン・ダヴィッズ(南アフリカ、ベネロング・スイスウェルネス) | |
8位 | ヨハン・ファンジル(南アフリカ、ディメンションデータ) | |
9位 | ウカシュ・オウシャン(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) | +02” |
10位 | ジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | +05” |
個人総合成績
1位 | アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) | 28h56’20” |
2位 | ウカシュ・オウシャン(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) | +28” |
3位 | ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) | +32” |
4位 | ジュゼッペ・フォンツィ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | +57” |
5位 | ハリソン・スウィーニー(オーストラリア、ミッチェルトン・バイクエクスチェンジ) | +59” |
6位 | アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(エリトリア、ディメンションデータ) | +1’00” |
7位 | エフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナ) | +1’02” |
8位 | ブレンドン・ダヴィッズ(南アフリカ、ベネロング・スイスウェルネス) | |
9位 | トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム) | +1’08” |
10位 | アルヴァロ・ドゥアルテ(コロンビア、フォルカ・アムスキンズ) | +1’10” |
ポイント賞
1位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | 55pts |
2位 | アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニCSF) | 46pts |
3位 | ルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | 35pts |
山岳賞
1位 | アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) | 40pts |
2位 | ベルナルド・スアサ(コロンビア、マンサナ・ポストボン) | 38pts |
3位 | アルヴァロ・ドゥアルテ(コロンビア、フォルカ・アムスキンズ) | 38pts |
チーム総合成績
1位 | ウィリエール・トリエスティーナ | 86h52’23” |
2位 | アスタナ | +14” |
3位 | ディメンションデータ | +33” |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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