シクロクロス世界選手権U23で、弟カスパーとともにワンツー勝利を飾った20歳のパウエル・シュチェパニャック(ポーランド)。ポーランド人のアルカンシェルは史上初だ。日本勢は竹之内悠(チームユーラシア・ムセウバイクス)が36位、小坂光(宇都宮ブリッツェン)が50位でレースを終えている。

雪と氷に覆われた滑りやすいコースで苦戦する選手たち、手前は竹之内悠(チームユーラシア・ムセウバイクス)雪と氷に覆われた滑りやすいコースで苦戦する選手たち、手前は竹之内悠(チームユーラシア・ムセウバイクス) photo:Cor Vos1月30日、チェコ・ターボルでシクロクロス世界選手権が開幕した。まず最初に行なわれたのは40分で終了するジュニアレース。そこで地元のトマス・パプルスカ(チェコ)が独走勝利を飾り、開催国チェコは幸先の良いスタートを切った。

午後のU23レースには、日本人選手2名(竹之内と小坂)を含む59名が出場。7周回のレースは。1周目からマレク・コンワ(ポーランド)とクリスティアン・コミネッリ(イタリア)が先頭に立ち、優勝候補のトム・メーウセン(ベルギー)が続く展開。

先頭をワンツー態勢で走るシュチェパニャック兄弟(ポーランド)先頭をワンツー態勢で走るシュチェパニャック兄弟(ポーランド) photo:Cor Vos2周目に入ると、後方から揃って追い上げたパウエルとカスパーのシュチェパニャック兄弟(ポーランド)が先頭のコンワに合流。一時はポーランド選手がトリオを組んでレースを支配したが、コンワがラスト3周で転倒して脱落。シュチェパニャック兄弟が2人で先頭に立った。

結局後続の西ヨーロッパ勢は追いつかず、シュチェパニャック兄弟の兄パウエルが最終周回で飛び出し勝利。最後は沿道からポーランド国旗を受け取る余裕の勝利だった。2位には弟カスパー。3位にはアルノー・ジョフロワ(フランス)が入っている。

独走でゴールに飛び込むパウエル・シュチェパニャック(ポーランド)独走でゴールに飛び込むパウエル・シュチェパニャック(ポーランド) photo:Cor Vosシクロクロスにおけるポーランド人のアルカンシェル(世界チャンピオンジャージ)獲得は史上初。シュチェパニャックは1989年生まれの20歳で、昨年の世界選手権U23では銅メダルを獲得していた。

日本人選手は、竹之内悠が4分37秒遅れの36位、小坂光が8分11秒遅れの50位でフィニッシュ。日本勢の走りやコメントについては、追って現地レポートでお伝えします。

シクロクロス世界選手権は1月31日にエリート女子とエリート男子が開催される。エリート女子には豊岡英子(パナソニック・レディース)、森田正美(チームブリヂストン・アンカー)、志村みち子(ラヴニールあづみの)、福本千佳(Ready Go JAPAN)の4名、エリート男子には辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)が出場する。

レース展開はレース公式サイトより。

シクロクロス世界選手権2010
U23レース結果
1位 パウエル・シュチェパニャック(ポーランド)55'37"
2位 カスパー・シュチェパニャック(ポーランド)+20"
3位 アルノー・ジョフロワ(フランス)+21"
4位 トム・メーウセン(ベルギー)+46"
5位 マレク・コンワ(ポーランド)+56"
6位 アルノー・グラン(スイス)+58"
7位 ロベルト・ガヴェンダ(スロバキア)+1'00"
8位 サッシャ・ウェーバー(ドイツ)+1'09"
9位 テイメン・イージング(オランダ)+1'20"
10位 エリア・シルヴェストリ(イタリア)+1'27"
36位 竹之内悠(チームユーラシア・ムセウバイクス)+4'37"
50位 小坂光(宇都宮ブリッツェン)+8'11"

ジュニアレース結果
1位 トマス・パプルスカ(チェコ)40'30"
2位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
3位 エミエル・ドルフスマ(オランダ)+09"
4位 マテイ・ラサク(チェコ)+19"
5位 ジアンニ・フェルメールス(ベルギー)+20"


text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos