ドバイツアー第3ステージの集団スプリントでカヴェンディッシュが今シーズン初勝利をマーク。集団復帰にチームカーを利用したとしてフルーネウェーヘンに20秒のペナルティが与えられ、リーダージャージはヴィヴィアーニの手に渡った。
砂漠を貫く平坦路を駆ける photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
逃げるマーク・クリスティアン(イギリス、アクアブルースポート)ら photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
クイックステップフロアーズが積極的にメイン集団をリード photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
ドバイツアー第3ステージはアラビア湾沿いのドバイから半島を横断し、オマーン湾沿いのフジャイラまで走る183km。残り25km付近でハジャール山脈を越えるものの、勾配も緩いためスプリンターたちも問題なくクリアできる。同じコースレイアウトで行われた2017年大会の大3ステージと同様に、この日は風がレースを動かした。
序盤に形成されたロイック・ヴリーヘン(ベルギー、BMCレーシング)ら4名のグループが4〜5分のリードを得て逃げたが、レース中盤の横風区間でメイン集団が加速。ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス)を含む第2集団が一時的に1分以上遅れる事態となる。このペースアップによって逃げグループはフィニッシュまで60kmを残して吸収された。
結局ブアニらはメイン集団に復帰してことなきを得たが、パンクから復帰する際にチームカーを利用したとしてリーダージャージを着るディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)には20秒のタイムペナルティが与えられている。これにより第1ステージの勝者フルーネウェーヘンは総合リードを失ったばかりか、総合42位まで順位を下げた。
砂漠とラクダとプロトン photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
再スタートするディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
クイックステップフロアーズがコントロールするメイン集団 photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
単独で15kmにわたって逃げたトム・ボーリ(スイス、BMCレーシング) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
一つに戻った集団はクイックステップフロアーズやロットNLユンボ、ディメンションデータというスプリンターチームによるコントロール下に置かれた。残り30kmを切ったところでトム・ボーリ(スイス、BMCレーシング)がアタックを仕掛けて数百メートルのリードを得たが、後方からカウンターアタックを仕掛けて追いついてくる選手もおらず、およそ15kmにわたって独走した後に吸収される。
この日もメイン集団の先頭にはカチューシャ・アルペシンとクイックステップフロアーズが積極的に人数を送り込んだ。トレック・セガフレードやディメンションデータ、ロットNLユンボも列車を組み、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)が集団先頭に立つシーンも。残り1kmアーチを通過してから、巧くタイミングを読んで先頭に立ったのはクイックステップフロアーズだった。
最終発射台ファビオ・サバティーニ(イタリア)がポイント賞ジャージを着るエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)のためにリードアウトし、その後ろにソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)、ブアニの並びでスプリントへ。
サバティーニの後方から真っ先に仕掛けたヴィヴィアーニだったが、向かい風の影響で前日のような伸びやかなスプリントは続かない。スプリント開始のタイミングを遅らせたカヴェンディッシュがヴィヴィアーニを追い抜いていく。最終的にカヴェンディッシュとブアニ、後方から追い上げたマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)の3人が横並びでフィニッシュ。カヴェンディッシュが先着した。
後半にかけて半島東部のハジャール山脈を通過 photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
大集団スプリントで勝利したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
今シーズン1勝目を飾ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
「ヴィヴィアーニとのトップスピード対決には勝てないので、今日は待って待って待ち続け、一気に加速したんだ」と、今シーズン初勝利を飾ったカヴェンディッシュ。「シーズンのどのタイミングであっても勝利は重要であり、今日は自分の番だった。この勝利で、昨年のシーズン勝利数(1勝)に早くも並ぶことができたよ」と喜ぶ。
「まだ昨年7月のツール・ド・フランスの落車の影響が残っているし、きっと人生の最後まで引きずると思う」というカヴェンディッシュが、フルーネウェーヘンに代わってリーダージャージを獲得したヴィヴィアーニと4秒差の総合2位に浮上。カヴェンディッシュは「残念なことは、昨日のスプリントで勝利に届かないと判断して踏むのを止めてしまったこと。仮にそのまま踏んで2位に入っていれば、ボーナスタイムで今日リーダージャージを手にしていたのに。それは自分のミスなので、明日か明後日ブルージャージを手に入れたいと思う」と意気込んだ。
「今日も完璧なリードアウトを得たけど、強い向かい風の中でリードを保つことができなかった」と語るのは連勝を逃しながらも総合リーダーの座に就いたヴィヴィアーニ。「今日のステージ結果は残念だけど、これからは総合リードを守るための戦いになる。明日の(ハッタダムの)フィニッシュは急勾配だけど、登り始めの時点で良いポジションにつけていれば、リーダージャージは守れるはず」と、翌日の第4ステージに自信を見せる。第4ステージは最大勾配17%のハッタダム頂上フィニッシュ。パンチ力のある軽量スプリンターたちがステージ優勝と総合ジャンプアップを目指す。
今シーズン1勝目を飾ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
リーダージャージを手にしたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone



ドバイツアー第3ステージはアラビア湾沿いのドバイから半島を横断し、オマーン湾沿いのフジャイラまで走る183km。残り25km付近でハジャール山脈を越えるものの、勾配も緩いためスプリンターたちも問題なくクリアできる。同じコースレイアウトで行われた2017年大会の大3ステージと同様に、この日は風がレースを動かした。
序盤に形成されたロイック・ヴリーヘン(ベルギー、BMCレーシング)ら4名のグループが4〜5分のリードを得て逃げたが、レース中盤の横風区間でメイン集団が加速。ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス)を含む第2集団が一時的に1分以上遅れる事態となる。このペースアップによって逃げグループはフィニッシュまで60kmを残して吸収された。
結局ブアニらはメイン集団に復帰してことなきを得たが、パンクから復帰する際にチームカーを利用したとしてリーダージャージを着るディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)には20秒のタイムペナルティが与えられている。これにより第1ステージの勝者フルーネウェーヘンは総合リードを失ったばかりか、総合42位まで順位を下げた。




一つに戻った集団はクイックステップフロアーズやロットNLユンボ、ディメンションデータというスプリンターチームによるコントロール下に置かれた。残り30kmを切ったところでトム・ボーリ(スイス、BMCレーシング)がアタックを仕掛けて数百メートルのリードを得たが、後方からカウンターアタックを仕掛けて追いついてくる選手もおらず、およそ15kmにわたって独走した後に吸収される。
この日もメイン集団の先頭にはカチューシャ・アルペシンとクイックステップフロアーズが積極的に人数を送り込んだ。トレック・セガフレードやディメンションデータ、ロットNLユンボも列車を組み、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)が集団先頭に立つシーンも。残り1kmアーチを通過してから、巧くタイミングを読んで先頭に立ったのはクイックステップフロアーズだった。
最終発射台ファビオ・サバティーニ(イタリア)がポイント賞ジャージを着るエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)のためにリードアウトし、その後ろにソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)、ブアニの並びでスプリントへ。
サバティーニの後方から真っ先に仕掛けたヴィヴィアーニだったが、向かい風の影響で前日のような伸びやかなスプリントは続かない。スプリント開始のタイミングを遅らせたカヴェンディッシュがヴィヴィアーニを追い抜いていく。最終的にカヴェンディッシュとブアニ、後方から追い上げたマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)の3人が横並びでフィニッシュ。カヴェンディッシュが先着した。



「ヴィヴィアーニとのトップスピード対決には勝てないので、今日は待って待って待ち続け、一気に加速したんだ」と、今シーズン初勝利を飾ったカヴェンディッシュ。「シーズンのどのタイミングであっても勝利は重要であり、今日は自分の番だった。この勝利で、昨年のシーズン勝利数(1勝)に早くも並ぶことができたよ」と喜ぶ。
「まだ昨年7月のツール・ド・フランスの落車の影響が残っているし、きっと人生の最後まで引きずると思う」というカヴェンディッシュが、フルーネウェーヘンに代わってリーダージャージを獲得したヴィヴィアーニと4秒差の総合2位に浮上。カヴェンディッシュは「残念なことは、昨日のスプリントで勝利に届かないと判断して踏むのを止めてしまったこと。仮にそのまま踏んで2位に入っていれば、ボーナスタイムで今日リーダージャージを手にしていたのに。それは自分のミスなので、明日か明後日ブルージャージを手に入れたいと思う」と意気込んだ。
「今日も完璧なリードアウトを得たけど、強い向かい風の中でリードを保つことができなかった」と語るのは連勝を逃しながらも総合リーダーの座に就いたヴィヴィアーニ。「今日のステージ結果は残念だけど、これからは総合リードを守るための戦いになる。明日の(ハッタダムの)フィニッシュは急勾配だけど、登り始めの時点で良いポジションにつけていれば、リーダージャージは守れるはず」と、翌日の第4ステージに自信を見せる。第4ステージは最大勾配17%のハッタダム頂上フィニッシュ。パンチ力のある軽量スプリンターたちがステージ優勝と総合ジャンプアップを目指す。


ドバイツアー2018第3ステージ結果
1位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) | 3:53:46 |
2位 | ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス) | |
3位 | マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) | |
4位 | アダム・ブライス(イギリス、アクアブルースポート) | |
5位 | ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
6位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) | |
7位 | アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ) | |
8位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | |
9位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | |
10位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) |
個人総合成績
1位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) | 12:19:38 |
2位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) | 0:00:04 |
3位 | ネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング) | 0:00:07 |
4位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | 0:00:08 |
5位 | ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス) | |
6位 | ロイック・ヴリーヘン(ベルギー、BMCレーシング) | |
7位 | マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) | 0:00:10 |
8位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | |
9位 | アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ) | 0:00:14 |
10位 | ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) |
ポイント賞
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 42pts |
2位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) | 41pts |
3位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) | 33pts |
スプリント賞
1位 | ネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング) | 12pts |
2位 | ロイック・ヴリーヘン(ベルギー、BMCレーシング) | 10pts |
3位 | シャルル・プラネ(フランス、ノボノルディスク) | 8pts |
ヤングライダー賞
1位 | ネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング) | 12:19:45 |
2位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | 0:00:01 |
3位 | ロイック・ヴリーヘン(ベルギー、BMCレーシング) |
チーム総合成績
1位 | アスタナ | 36:59:36 |
2位 | ノボノルディスク | |
3位 | BMCレーシング |
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