再び集団スプリントに持ち込まれたドバイツアー第2ステージ。ビッグスプリンターによるスピード対決は、この日が29歳の誕生日であるエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)の勝利で締めくくられた。
真っ平らな幹線道路を走る photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
ドバイツアー第2ステージはドバイ市内をスタート後、幹線道路を一路北上。海岸線を通る真っ平らな190kmコースを経て、ドバイ首長国のお隣ラアス・アル=ハイマ首長国の中心地でフィニッシュを迎える。
この日は、2日連続逃げとなるネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング)とシャルル・プラネ(フランス、ノボノルディスク)、モハメド・アルマンソーリ(UAE、UAEナショナルチーム)の3人に、ヨウセフ・ミルサ(UAE、UAEチームエミレーツ)とニコラ・エデ(フランス、コフィディス)、フーウェン・スエ(中国、ミッチェルトン・バイクエクスチェンジ)が加わって合計6人がエスケープ。前日にマルセル・キッテル(ドイツ)のリードアウトに失敗したカチューシャ・アルペシンが追いかける展開に。
赤色に薄い水色を組み合わせたスイスチームの牽引によって平坦コースでタイム差は広がらず、残り25km地点で早くもタイム差は1分切り。直線的な幹線道路は大集団に味方し、残り9km地点で逃げは吸収された。
残り23kmを切ってからリアタイヤのパンクに見舞われたのは前日ステージ3位のヴィヴィアーニ。ディスクブレーキだったためホイール交換に長い時間を要してしまう。ヴィヴィアーニは一時的にメイン集団から1分以上の遅れを被ったが、レースが安定している状態だったためそこまで大きな力を使うことなく復帰した。
アラブ首長国連邦の旗を持って応援 photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
この日もドバイ市内をスタートしていく photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
逃げるネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング)ら6名 photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
ラアス・アル=ハイマに向かう幅広い幹線道路でいくつも形成されるリードアウトトレイン。クイックステップフロアーズ、ディメンションデータ、アスタナ、ウィリエール・トリエスティーナ、バーレーン・メリダ、トレック・セガフレードの列車が入り乱れる。それまでずっと集団を牽引していたカチューシャ・アルペシンは後方に沈んだ。
残り1kmを切ってもなお集団先頭は混戦状態。リードアウトというリードアウトが形成されないまま、ヤコブ・マレツコ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)が先陣を切ってロングスプリントを開始した。
マレツコの後ろからヴィヴィアーニ、アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)がほぼ同時にスプリントを開始し、その後ろからディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)とリカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ)が追い上げる。マレツコを真っ先に抜いたヴィヴィアーニのスプリントが伸び、2連勝を狙うフルーネウェーヘンの追い込みを振り切った。
集団スプリントを制したエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
バースデーウィンを飾ったエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone
この日(2月7日)が29歳の誕生日だったヴィヴィアーニは「今までのキャリアの中で最高の誕生日プレゼント。昨日負けたことが今日勝ちたい強い気持ちにつながった」とバースデーウィンを喜ぶ。ヴィヴィアーニは今大会出場しているスプリンターの中で最も早くサントス・ツアー・ダウンアンダーでシーズンインし、ステージ1勝を飾るとともに続くカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレースでも僅差の2位に。2月上旬ながらレース勘を取り戻している。
3年間所属したチームスカイを離れてベルギーチームに移籍したヴィヴィアーニは「クイックステップフロアーズのリードアウトを楽しんでいる。これまでは自力でポジションを上げる必要があったけど、今は10回のうち9回は完璧なポジションに連れて行ってくれる。昨日は自分のミスで負けてしまったので、チームメイトに申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と語り、ファビオ・サバティーニ(イタリア)らとの連携の良さをアピール。また、「今はまだベスト体重よりも2kg重い状態。ミラノ〜サンレモを含めたクラシックシーズンに向けてまだまだやることはいっぱいある」と語っている。
ブルーのリーダージャージはフルーネウェーヘンがキープし、2秒差でヴィヴィアーニが、2日連続逃げのヴァンフーイドンクが9秒差で続く総合争い。第3ステージもスプリンター向きの平坦コースが設定されており、ボーナスタイムによる僅差の総合争いが続くと見られる。
リーダージャージを守ったディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) photo:LaPresse - Ferrari / Paolone

ドバイツアー第2ステージはドバイ市内をスタート後、幹線道路を一路北上。海岸線を通る真っ平らな190kmコースを経て、ドバイ首長国のお隣ラアス・アル=ハイマ首長国の中心地でフィニッシュを迎える。
この日は、2日連続逃げとなるネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング)とシャルル・プラネ(フランス、ノボノルディスク)、モハメド・アルマンソーリ(UAE、UAEナショナルチーム)の3人に、ヨウセフ・ミルサ(UAE、UAEチームエミレーツ)とニコラ・エデ(フランス、コフィディス)、フーウェン・スエ(中国、ミッチェルトン・バイクエクスチェンジ)が加わって合計6人がエスケープ。前日にマルセル・キッテル(ドイツ)のリードアウトに失敗したカチューシャ・アルペシンが追いかける展開に。
赤色に薄い水色を組み合わせたスイスチームの牽引によって平坦コースでタイム差は広がらず、残り25km地点で早くもタイム差は1分切り。直線的な幹線道路は大集団に味方し、残り9km地点で逃げは吸収された。
残り23kmを切ってからリアタイヤのパンクに見舞われたのは前日ステージ3位のヴィヴィアーニ。ディスクブレーキだったためホイール交換に長い時間を要してしまう。ヴィヴィアーニは一時的にメイン集団から1分以上の遅れを被ったが、レースが安定している状態だったためそこまで大きな力を使うことなく復帰した。



ラアス・アル=ハイマに向かう幅広い幹線道路でいくつも形成されるリードアウトトレイン。クイックステップフロアーズ、ディメンションデータ、アスタナ、ウィリエール・トリエスティーナ、バーレーン・メリダ、トレック・セガフレードの列車が入り乱れる。それまでずっと集団を牽引していたカチューシャ・アルペシンは後方に沈んだ。
残り1kmを切ってもなお集団先頭は混戦状態。リードアウトというリードアウトが形成されないまま、ヤコブ・マレツコ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)が先陣を切ってロングスプリントを開始した。
マレツコの後ろからヴィヴィアーニ、アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)がほぼ同時にスプリントを開始し、その後ろからディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)とリカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ)が追い上げる。マレツコを真っ先に抜いたヴィヴィアーニのスプリントが伸び、2連勝を狙うフルーネウェーヘンの追い込みを振り切った。


この日(2月7日)が29歳の誕生日だったヴィヴィアーニは「今までのキャリアの中で最高の誕生日プレゼント。昨日負けたことが今日勝ちたい強い気持ちにつながった」とバースデーウィンを喜ぶ。ヴィヴィアーニは今大会出場しているスプリンターの中で最も早くサントス・ツアー・ダウンアンダーでシーズンインし、ステージ1勝を飾るとともに続くカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレースでも僅差の2位に。2月上旬ながらレース勘を取り戻している。
3年間所属したチームスカイを離れてベルギーチームに移籍したヴィヴィアーニは「クイックステップフロアーズのリードアウトを楽しんでいる。これまでは自力でポジションを上げる必要があったけど、今は10回のうち9回は完璧なポジションに連れて行ってくれる。昨日は自分のミスで負けてしまったので、チームメイトに申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と語り、ファビオ・サバティーニ(イタリア)らとの連携の良さをアピール。また、「今はまだベスト体重よりも2kg重い状態。ミラノ〜サンレモを含めたクラシックシーズンに向けてまだまだやることはいっぱいある」と語っている。
ブルーのリーダージャージはフルーネウェーヘンがキープし、2秒差でヴィヴィアーニが、2日連続逃げのヴァンフーイドンクが9秒差で続く総合争い。第3ステージもスプリンター向きの平坦コースが設定されており、ボーナスタイムによる僅差の総合争いが続くと見られる。

ドバイツアー2018第2ステージ結果
1位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) | 4:34:31 |
2位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | |
3位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | |
4位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) | |
5位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
6位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | |
7位 | アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ) | |
8位 | ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) | |
9位 | ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
10位 | アダム・ブライス(イギリス、アクアブルースポート) |
個人総合成績
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 8:25:50 |
2位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) | 0:00:02 |
3位 | ネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング) | 0:00:09 |
4位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | 0:00:10 |
5位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | 0:00:12 |
6位 | アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ) | 0:00:16 |
7位 | ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス) | |
8位 | ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
9位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
10位 | ジェイコブ・ヘネシー(イギリス、ミッチェルトン・バイクエクスチェンジ) |
ポイント賞
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 41pts |
2位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ) | 36pts |
3位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | 21pts |
スプリント賞
1位 | ネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング) | 12pts |
2位 | シャルル・プラネ(フランス、ノボノルディスク) | 8pts |
3位 | ヨウセフ・ミルサ(UAE、UAEチームエミレーツ) | 7pts |
ヤングライダー賞
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 8:25:50 |
2位 | ネイサン・ヴァンフーイドンク(ベルギー、BMCレーシング) | 0:00:09 |
3位 | マグナス・コルトニールセン(デンマーク、アスタナ) | 0:00:10 |
チーム総合成績
1位 | アスタナ | 25:18:18 |
2位 | ノボノルディスク | |
3位 | BMCレーシング |
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