2018/02/05(月) - 08:59
FSAが手がけるエアロ系パーツブランド、ヴィジョンよりステム一体型ハンドル「METRON 5D」をピックアップ。空力性能と剛性を両立した独自の形状を採用し、コンマ数秒を争う世界のトップスプリンターたちも愛用する高性能エアロハンドルである。
ヴィジョン METRON 5D (c)vision
イタリアのコンポーネントブランドFSAがプロデュースするヴィジョンは、エアロダイナミクスに秀でたプロダクツを専門に開発するパーツブランド。トライアスロンバイクやTTバイクに使用されるエアロパーツや、ロードレースのためのディープリムホイールなどをリリースしており、今シーズンも多くのワールドチームが同社のエキップメントを使用している。
そんなヴィジョンから今回ピックアップするのは、2017モデルより新たにラインアップに加わっているステム一体型ハンドルの「METRON 5D」だ。ビアンキのOLTRE XR4やメリダの新型REACTO、オルベアのORCA AEROといった最新のエアロロードにこぞって採用される高性能エアロハンドルである。優れた空力性能と剛性から、ワールドツアーのプロトンでは各チームのトップスプリンターたちも愛用しており、今シーズンは新城幸也(バーレーン・メリダ)も同ハンドルを自身のバイクにアセンブルしている。
前方投影面積を減らしたエアロ形状と、ハンドルを握りやすいエルゴノミックデザインを採用する (c)vision
ハンドル形状はドロップ125mm、リーチ80mmのコンパクトタイプ (c)vision
エアロハンドルらしい極太の翼断面形状を採用したボリュームあるバートップデザインは、人間工学と空気力学の2つの面から性能を追求したもの。エアロダイナミクスを高める薄く扁平したデザインとともに、中央のステムクランプ部からサイドにかけて前方に10度ベンドさせた独自の形状を盛り込むことで、腕が自然な位置にくるよう設計されている。これにより呼吸もしやすく上ハンドルも握りやすい、ストレスの少ないポジションを実現しているのだという。
ハンドルの形状はドロップ125mm、リーチ80mmと一般的なコンパクトタイプと同様の寸法が採用される。その上で、ドロップ部分が外側に5mm広くなるよう曲げが加えられたり、下ハンドルのサイド部分につぶしを入れたりと握りやすさを追求したエルゴノミックなデザインが盛り込まれるのも大きなポイントだ。
剛性とエアロ性能を両立させたボリュームあるデザイン
バートップは中央から10度前方にカーブを描くことで握りやすさを追求
専用のエアロトップキャップにて固定する
ハンドル裏側にはDi2ジャンクションを収納できるスペースを完備
素材には通常のカーボンにさらに加工を施し性能を強化したC/Cコンポジットを使用。屈強なスプリンターのパワーを受け止める高い剛性と強度を兼ね備える。またハンドルの裏側にはシマノDi2の内装に対応したスペースを設けてあり、ここにジャンクションを配置することで、見た目にもスッキリとしたエアロなルックスに仕上げることが可能となっている。
加えてサイクルコンピュータマウント用の専用パーツも付属するなど利便性も両立した製品となる。エアロなコラムデザインとマッチするオリジナルのスペーサーも付属するが、専用形状のトップキャップにて固定するため、ステム部上部にはスペーサーを積めない点には注意してほしい。ステム長とハンドル幅に応じた9サイズが用意されており、価格は75,000円(税抜)となる。
新城幸也(バーレーン・メリダ)のバイクに装着されたMETRON 5Dハンドル photo:Kei Tsuji
ヴィジョン METRON 5D
素 材:カーボン
形 状:コンパクト
重 量:395g(420mm)
サイズ:100mm×400/420mm、110mm×400/420mm、120mm×400/420/440mm、130mm×420/440mm
価 格:75,000円(税抜)
![ヴィジョン METRON 5D](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/metron5dsb-ko-i310.jpg)
イタリアのコンポーネントブランドFSAがプロデュースするヴィジョンは、エアロダイナミクスに秀でたプロダクツを専門に開発するパーツブランド。トライアスロンバイクやTTバイクに使用されるエアロパーツや、ロードレースのためのディープリムホイールなどをリリースしており、今シーズンも多くのワールドチームが同社のエキップメントを使用している。
そんなヴィジョンから今回ピックアップするのは、2017モデルより新たにラインアップに加わっているステム一体型ハンドルの「METRON 5D」だ。ビアンキのOLTRE XR4やメリダの新型REACTO、オルベアのORCA AEROといった最新のエアロロードにこぞって採用される高性能エアロハンドルである。優れた空力性能と剛性から、ワールドツアーのプロトンでは各チームのトップスプリンターたちも愛用しており、今シーズンは新城幸也(バーレーン・メリダ)も同ハンドルを自身のバイクにアセンブルしている。
![前方投影面積を減らしたエアロ形状と、ハンドルを握りやすいエルゴノミックデザインを採用する](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/metron5d3sb-ko-i310s.jpg)
![ハンドル形状はドロップ125mm、リーチ80mmのコンパクトタイプ](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/5dside.jpg)
エアロハンドルらしい極太の翼断面形状を採用したボリュームあるバートップデザインは、人間工学と空気力学の2つの面から性能を追求したもの。エアロダイナミクスを高める薄く扁平したデザインとともに、中央のステムクランプ部からサイドにかけて前方に10度ベンドさせた独自の形状を盛り込むことで、腕が自然な位置にくるよう設計されている。これにより呼吸もしやすく上ハンドルも握りやすい、ストレスの少ないポジションを実現しているのだという。
ハンドルの形状はドロップ125mm、リーチ80mmと一般的なコンパクトタイプと同様の寸法が採用される。その上で、ドロップ部分が外側に5mm広くなるよう曲げが加えられたり、下ハンドルのサイド部分につぶしを入れたりと握りやすさを追求したエルゴノミックなデザインが盛り込まれるのも大きなポイントだ。
![剛性とエアロ性能を両立させたボリュームあるデザイン](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/impre2017sep-655.jpg)
![バートップは中央から10度前方にカーブを描くことで握りやすさを追求](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/impre2017sep-650.jpg)
![専用のエアロトップキャップにて固定する](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/impre2017sep-649.jpg)
![ハンドル裏側にはDi2ジャンクションを収納できるスペースを完備](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/02/03/impre2017sep-657.jpg)
素材には通常のカーボンにさらに加工を施し性能を強化したC/Cコンポジットを使用。屈強なスプリンターのパワーを受け止める高い剛性と強度を兼ね備える。またハンドルの裏側にはシマノDi2の内装に対応したスペースを設けてあり、ここにジャンクションを配置することで、見た目にもスッキリとしたエアロなルックスに仕上げることが可能となっている。
加えてサイクルコンピュータマウント用の専用パーツも付属するなど利便性も両立した製品となる。エアロなコラムデザインとマッチするオリジナルのスペーサーも付属するが、専用形状のトップキャップにて固定するため、ステム部上部にはスペーサーを積めない点には注意してほしい。ステム長とハンドル幅に応じた9サイズが用意されており、価格は75,000円(税抜)となる。
![新城幸也(バーレーン・メリダ)のバイクに装着されたMETRON 5Dハンドル](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/24/cwtdubike0304.jpg)
ヴィジョン METRON 5D
素 材:カーボン
形 状:コンパクト
重 量:395g(420mm)
サイズ:100mm×400/420mm、110mm×400/420mm、120mm×400/420/440mm、130mm×420/440mm
価 格:75,000円(税抜)
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