1月7日、千葉ポートパークでシクロクロス千葉開幕第1戦が開催された。砂浜と芝と林間のテクニカルコースに391人がエントリー。C1は重田兼吾(TeamCUORE)が優勝した。最高のロケーションの大会をレポート。


芝の広がる千葉ポートパークで開催されたシクロクロス千葉 第1戦芝の広がる千葉ポートパークで開催されたシクロクロス千葉 第1戦 photo:Makoto.AYANO
今年で開催4年目を迎えたシクロクロス千葉。幕張海浜公園で始まったレースは昨年から千葉の海浜エリアのシンボルであるポートタワーの周囲に広がる海沿いの千葉ポートパークが会場となっている。首都圏のCXライダーにとってアクセスも良い最高のロケーションに、過去最高の391人が集まった。

正月明けの最初の週末であり全日本選手権後のため有力選手の参加は少ないが、AJOCCレースとなり参加者のレベルも年々アップ。開催当初はファミリー向けイベントの色合いが濃くあったが、下位カテゴリーは近年ますます熱を帯びてきている。大会は将来UCIレースとなることを目指す意向もあるようだ。

スタートしてすぐに芝の斜面を駆け上がるスタートしてすぐに芝の斜面を駆け上がる 遠くに工業地帯を臨む千葉ポートタワー公園のコース遠くに工業地帯を臨む千葉ポートタワー公園のコース


シクロクロス東京にも似た砂浜のセクション。乗るか押すかの判断が分かれるシクロクロス東京にも似た砂浜のセクション。乗るか押すかの判断が分かれる
コースはポートタワーが見下ろす芝の広場と雑木林、そして対岸に工業地帯と海に遊ぶウィンドサーファーたちを眺める浜辺に設定された。スタートすぐに芝の広場の斜面につけられた上りを経てスラローム、砂浜へと出る。木の根っこが多く露出する雑木林の中を縫って芝の広場へと戻る、テクニックとパワーが必要なコース。コースディレクターは関東各地のCXコースを多く監修する須藤大輔さんが務めた。

シクロクロス東京にも似た海沿いの砂コースは、昨年は乗車率が低く押し担ぎを長く強いられたが、変更された今年のコースレイアウトは乗車率が上がったようだ。大会は終日素晴らしい天候に恵まれた。

C1は重田兼吾(TeamCUORE)が勝利

砂セクションでリードする重田兼吾(TeamCUORE)砂セクションでリードする重田兼吾(TeamCUORE) 最高峰カテゴリー1には35人がエントリー。昨年2位になっている重田兼吾(TeamCUORE)がスタートミスで出遅れるが、難所の砂浜セクションまでに上位グループに復帰。重田、根本了慈と池田翔平(ともにChampion System Japan)、鈴木禄徳(PAXPROJECT)の4人が序盤をリード。

身体の軽い重田が砂浜区間で多く乗車するのに対し、他は主に押しと担ぎで追従。しかし徐々に重田がリードを広げる。山本誠一(EVOLUTION)と折橋孝治(湾岸サイクリングユナイテッド)が後半にかけて順位を上げ、ミスした鈴木や根本らを交わす。中盤以降は重田が他を大きく離す独走に持ち込み勝利を飾った。またC1は千葉県所属選手による「千葉県選手権」のタイトルもかかっており、柏市在住の重田が勝利。C1トップ10のうち4人が千葉県所属選手だった。

C1で優勝を飾った重田兼吾(TeamCUORE)がチームメイトたちと喜びあうC1で優勝を飾った重田兼吾(TeamCUORE)がチームメイトたちと喜びあう
「スタートミスで10番手ぐらいに沈んだときにはシングルトラック区間もあるしマズイと思いましたが、3周目までになんとか前に出ることができ、そこからは他の選手の様子を見ながら中盤以降にペースを上げていくイメージで走れ、最終的には思い通りのレースにできました。このコースは砂浜の乗り降りのメリハリを付けるのがコツですね。丘区間が長くなって砂浜が短くなり、浜も芝が出て昨年より走りやすかったのは良かったです。千葉県出身ということで盛り上げようと思っていたので嬉しいです。お正月にお餅を食べすぎたかなというのはあるけど、調整して乗り切りました(笑)。パワーとテクニックのバランスがとれた面白いコースですね。将来UCI化されて強い選手が来るならロケーションもいいですし、かなり盛り上がるでしょう。期待したいです」(重田)。

C1表彰式 優勝は重田兼吾(TeamCUORE)C1表彰式 優勝は重田兼吾(TeamCUORE) C1優勝の副賞に大きなチーバくんぬいぐるみをもらって喜ぶ重田兼吾(TeamCUORE)C1優勝の副賞に大きなチーバくんぬいぐるみをもらって喜ぶ重田兼吾(TeamCUORE)


L1は5人と少ない参加で、安田朋子(AX)とトラック競技のJCF強化選手にも指定されている高橋吹歌(ReadyGoJAPAN)のマッチレースに。砂浜区間で転倒して遅れを喫した高橋だが、ついた差を最後まで挽回できず安田が逃げ切った。

CL1は安田朋子(AX)と高橋吹歌(ReadyGoJAPAN)のマッチレースにCL1は安田朋子(AX)と高橋吹歌(ReadyGoJAPAN)のマッチレースに C2優勝の上野悠佑太(TEAM GRM)が千葉ポートタワーを背景に走るC2優勝の上野悠佑太(TEAM GRM)が千葉ポートタワーを背景に走る


熱い接戦となったのは29人出走のC2だ。MTB XCレーサーでもある上野悠佑太(TEAM GRM)が1周目に抜け出るも、野中秀樹(セオレーシング+東邦大学cc)と吉澤祐介(SHIDO-WORKS)が追従し、3人パックによる鍔迫り合いが最後まで続いた。最後まで競った3人だが先行した上野がホームストレート前の林間コースでも前を譲らず勝利した。

CM1でマッチレースを繰り広げた岡部智仁(竹芝サイクルクロスレーシング)と瀬戸幸正(ベーグルワン)CM1でマッチレースを繰り広げた岡部智仁(竹芝サイクルクロスレーシング)と瀬戸幸正(ベーグルワン) CM2+CM3を制した上野渉(ペルジタ)CM2+CM3を制した上野渉(ペルジタ)


C3・C4といった下位カテゴリーも熱く、C3は53人、C4は48人、52人、48人の3クラスに分けての出走となった。シーズン後半戦および2月のシクロクロス東京に向けクラス昇格・残留のかかったレースで、上位争いはいずれも白熱したものになった。各カテゴリーの賞品には地元産の野菜がプレゼントされたほか、副賞として千葉のゆるキャラ「チーバ君」ぬいぐるみも授与された。第2回は同会場で3月4日の開催だ。

CL2+CL3を制した簑原由加利(日本ろう自転車競技協会)CL2+CL3を制した簑原由加利(日本ろう自転車競技協会) C3で優勝した石井祥平(アーティファクトレーシング)C3で優勝した石井祥平(アーティファクトレーシング)


C4-1で優勝した川野隆文(カワノビルド)C4-1で優勝した川野隆文(カワノビルド) C4-2優勝のtysome john(MIVRO)C4-2優勝のtysome john(MIVRO)


CX千葉は皆でつくる大会。将来的にUCIレースを目指します」大会ディレクター 横溝直樹さん

大会ディレクター 横溝直樹さん大会ディレクター 横溝直樹さん 「この大会は『みんなで作っていこう』をモットーに多くの人に協力してもらって開催できています。公園は千葉県との話し合いで使用させてもらっています。昨年のこの会場での開催初回は芝のダメージも少なく、今年はよりコースが取りやすくなり、昨年に比べてコース設定は一歩進みました。しかし雨が降るとかなり気を遣わなくてはいけないと思っています。

正月明けという、運営側にとっては年またぎのタイミングは業者関係の連絡や仕事が停まるのでかなり難しい面はあります。しかし選手たちにとっては正月休みの流れで出場しやすいといのもあるようですし、UCI化するならポイントを取りに来たい海外選手も少なくないだろうと聞きますので、タイミング的には良いようです。課題は多くありますが大事に伸ばしていきたい大会です」。
シクロクロス千葉2018 第1戦リザルト
C1
1位重田兼吾(TeamCUORE)57:25.160
2位山本誠一(EVOLUTION)+00:49.830
3位折橋孝治(湾岸サイクリングユナイテッド)+00:59.420
4位池田翔平(champion system japan)+01:10.840
5位佐野千尋(サイクルフリーダム)+01:38.970
6位根本了慈(Champion System Japan)+01:39.840
7位小久保登志貴(TEAM AGRI withAST)+01:43.590
8位石川正道(champion system japan)+01:44.850
9位小林優斗(tours.net)+01:47.720
10位佐復真人(tours.net)+02:31.320
C2
1位上野悠佑太(TEAM GRM)44:02.860
2位野中秀樹(セオレーシング+東邦大学cc)+00:02.140
3位吉澤祐介(SHIDO-WORKS)+00:07.140
4位小清水拓也(CYCLO NERO)+00:21.140
5位山本敦(竹芝サイクルクロスレーシング)+00:31.140
6位石政徹(TEAM TAMAGAWA)+00:48.140
CM1
1位岡部智仁(竹芝サイクルクロスレーシング)34:17.510
2位瀬戸幸正(ベーグルワン)+00:07.490
3位佐々木正(CICADA UNITED)+00:31.990
4位水野康弘(FRIETEN)+00:32.990
5位朝倉誠(サイクルショップマティーノ)+00:33.990
6位井上智宏(チーム・ウォークライド)+02:16.720
CL1
1位安田朋子(AX)46:30.000
2位高橋吹歌(ReadyGoJAPAN)+00:24.000
3位綾野桂子(cycleclub3UP)+01:19.400
CL2+CL3
1位簑原由加利(日本ろう自転車競技協会)28:55.510
2位野口祈+00:07.780
3位西倉陽子(茨城CXレーシングチーム)+01:09.780
C3
1位石井祥平(アーティファクトレーシング)29:23.00
2位渡辺智則(Blanche)+00:20.510
3位柳堀伸(042-703-9122)+00:31.770
C4-1
1位川野隆文(カワノビルド)30:16.770
2位平賀康一(TeamCUORE)+00:30.730
3位西村 惇(カレーハムスターCX Team)+00:37.230
C4-2
1位tysome john(MIVRO)28:48.000
2位廣田拓真(オンザロード)+00:00.600
3位Cady David(EQUILIBRIUM)+00:00.660
C4-3
1位平林昌樹(アクアタマユーロワークス)29:14:470
2位八木克実(042-703-9122)+00:01.260
3位三井裕樹(Rapha Cycling Club)+00:01.470
公式リザルト

photo&text:Makoto.AYANO
photo:Hiro.AYANO
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