NIPPOヴィーニファンティーニが国内屈指のスプリンター、吉田隼人(マトリックスパワータグ)の加入を発表。28歳の吉田は飛躍のシーズンをプロコンチネンタルチームへの移籍に繋げた。



今年Jプロツアー3勝、シマノ鈴鹿ロードレースクラシックでも勝利した吉田隼人(マトリックスパワータグ)今年Jプロツアー3勝、シマノ鈴鹿ロードレースクラシックでも勝利した吉田隼人(マトリックスパワータグ) photo:Naoki.Yasuoka
現在28歳の吉田隼人は、奈良県立榛生昇陽高校在籍時(2007年)にアジア選手権ロードレースのジュニアカテゴリーで優勝するなど頭角を現し、鹿屋体育大学に入学。すぐにナショナルチームの一員として参加したツール・ド・イランにてステージ優勝し、国内屈指のスプリンターとして勝利を重ねてきた。

鹿屋卒業後はブリヂストンアンカーからシマノレーシング(2013年のツール・ド・台湾でステージ優勝)を経て、2015年から3シーズンに渡ってマトリックスパワータグに在籍。今季はJプロツアーで3勝、シマノ鈴鹿ロードレースクラシックでも優勝するなど、常勝マトリックスの一員として大きく貢献してきた。

2011年のジャパンカップクリテリウムでスプリント賞を獲得した吉田(写真中央)2011年のジャパンカップクリテリウムでスプリント賞を獲得した吉田(写真中央) Photo: Hideaki.TAKAGIシマノレーシング在籍時にはツール・ド・台湾でステージ優勝シマノレーシング在籍時にはツール・ド・台湾でステージ優勝 photo:tourdetw


来季「NIPPOヴィーニファンティーニ・ユーロッパオヴィーニ」として走る同チームにとって、初山翔(ブリヂストンアンカー)、西村大輝(シマノレーシング)に続く3人目の日本人選手新規契約。吉田はアジアやヨーロッパのUCIレースを転戦し、特にアジアのレースでは日本のUCIポイント獲得に向けた即戦力として責務を負うという。

吉田隼人のコメント

世界の大舞台で走らせていただけることは、僕自身にとって最高の時間、経験になることは間違いありません。それは小学生からの“夢”だったからです。ヨーロッパでのプロのレースが厳しいのは言うまでもありません。しっかり覚悟して、自分史上最高のパフォーマンスを出せるように準備を進めていきます。

これから僕が挑戦する世界は、自分一人の力で到達することは不可能でした。ここまで数チームにお世話になり、どのチームにも大変感謝していますが、なかでも直近のマトリックスパワータグには感謝しても感謝しきれません。

安原昌弘監督ら、マトリックスパワータグの面々と安原昌弘監督ら、マトリックスパワータグの面々と photo:Satoru.Kato
毎年パフォーマンスを上げることには成功していましたが、結果を出しにくい時期もありました。マトリックスパワータグではチームメイトとスタッフにも恵まれ、安原監督には自転車レースを楽しむこと、そして勝負することの意義を再認識させていただけました。

このような舞台まで来るには少し時間がかかりましたが、数年前にはなかった今の考えや経験を武器に、自分の全てを掛けて挑戦させていただきます。引き続き応援よろしくお願いいたします。

大門宏監督のコメント

NIPPOヴィーニファンティーニの大門宏監督NIPPOヴィーニファンティーニの大門宏監督 西村、初山に続き国内のコンチネンタルチームからチームを代表するトップ選手を受け入れることを嬉しく思い、彼らを歓迎している。イタリアのチーム監督、首脳陣も、彼のスピード、スプリント力を活かしたキャラクターと実績で、近年急増したアジアでのUCIレースのポイントゲッターとして貢献してくれることをとても期待している。

彼のスピードを活かしたトラック、ロードレースを通した目覚ましい活躍ぶりは高校、大学時代から注目していたが、ヨーロッパに戦場を移した途端、国内のUCIレースでも伸び悩み、苦しんでいた姿は自分の目から見ても痛々しかった。

我々のチームで2シーズン目を迎えた窪木もそうだが、ジュニアからトラック競技が盛んな日本人選手の場合、ナショナルチームクラスのトラック競技からの転向組が、世界ランキングで勝負できる鍵を握ってるという概念は、ワールドツアーで活躍するオーストラリア人選手が実証している。来シーズン、まずはアジアで勝って、世界ランキングに向けて成長の足掛かりになれば良いと思う。

マトリックスパワータグの安原監督は自分と現役時代一緒に戦った仲だが、今シーズンの彼のチームの勢い、躍進ぶりは素晴らしかった。国内を代表するスプリンターとして復活を遂げた彼を、今回我々のチームに送り出すことで、マトリックスパワータグの将来にとってもさらなる飛躍に繋がることを願っている。

安原昌弘監督(マトリックスパワータグ)のコメント

吉田隼人がやってくれました、チーム悲願のプロコンチネンタルチームへのジャンプアップ。当チームより上位チーム(ワールドツアー、プロコンチ)に選手を入れるというのはチーム創設時からの目標であり、悲願でもありました。彼の才能については大門監督のコメントにあるように高校大学時代から誰もが知りうるところではありましたが、卒業後日本のコンチネンタルチームでは今一つ発揮することができずにいました。しかし、一昨年より所属していた当チームにて再びその素質が開花し、今年は国内レースでは敵なしのスプリントを発揮。若干時間はかかりましたが、世界の舞台に立てるようになりました。自分個人(安原)でも、いつかは、誰かを、と悲願、目標にしていた大門監督率いるチームへの移籍、嬉しい限りです。あとは彼が日本で学んだことを胸にオリンピック、グランツールで活躍することを祈って、送り出したいと思います。



吉田隼人プロフィール
1989年5月19日生まれ、奈良県出身、鹿屋体育大学卒業
身長/体重 174cm/65kg

戦歴
2007年 アジア選手権ロードレース(ジュニアカテゴリー)優勝
2008年 ツール・ド・イラン(UCI2.2) 区間優勝
2009年 東アジア大会チームタイムトライアル 優勝
2011年 全日本選手権タイムトライアル(U23カテゴリー)優勝
2013年 ツール・ド・台湾(UCI2.1) 区間優勝
2017年 JBCF Jプロツアー3勝
(宇都宮クリテリウム、みやだクリテリウム、まえばしクリテリウム)
    シマノ鈴鹿ロードレース 優勝

所属チーム
2012年 チームブリヂストンアンカー(日本・UCIコンチネンタル)
2013年、2014年 シマノレーシング(日本・UCIコンチネンタル)
2015年〜2017年 マトリックスパワータグ(日本・UCIコンチネンタル)

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