11月28、29日開催のサイクルモード大阪から2週間空けて、東京で12月11・12・13日の3日間にわたり開催された。イベントの模様をフォトレポートでお伝えしよう。

サイクルモード東京 会場よりサイクルモード東京 会場より 来場者数は7パーセント増

年々高まる自転車ブームの起爆剤的なイベントとして定着したサイクルモード。輪界関係者の関心はどれだけブームが続くのかということだ。
はたして自転車が「盛り上がっているのか?いないのか?」を測る指標となるのが、モードの入場者数と言えるだろう。以下に事務局からの数字を挙げてみよう。

サイクルモード2009(大阪会場)来場者数前年比較
11月28日土曜日 11,471人 前年比81.3%
11月29日日曜日 12,805人 前年比125.1%
合計 24,276人 前年比99.7%

サイクルモード2009(東京会場)来場者数前年比較
12月11日金曜日 9925人 前年比119%
12月12日土曜日 14302人 前年比112.8%
12月13日日曜日 13383人 前年比109.4%
合計 37,610人 前年比113.1%

東京・大阪の入場者数合計は61,886人。東京・大阪を合わせた全体での前年比は107%(7%増)になった。つまり今年のモードでも自転車ブームの高まりはまだ続いていることが確認できたというわけだ。

「ビギナー向け試乗前レッスンコーナー」 乗り降り、ギアチェンジ、  ヘルメットのかぶり方などを教えてもらえる「ビギナー向け試乗前レッスンコーナー」 乗り降り、ギアチェンジ、 ヘルメットのかぶり方などを教えてもらえる フォトレポート 来場者を楽しませる様々なイベントが開催された

ジャイアント、キャノンデール、コルナゴ等の大手ブランドのいくつかが出展を見合わせたのは残念なところだが、新規の大小ブランドが参入。そして人気モデルの試乗には長い順番待ちの行列ができる点は相変わらずのようだ。
年々新規ユーザーまたは潜在コンシュマーが増えているように感じられるという声が出展ブース担当者からは多く聞かれた。
それに伴ない、新しいユーザーたちをサポートしようとするサービスが多く芽生えつつある。会場内で開催されるイベントにおいても、初心者対象の講座モノは常に盛況の様子だった。

今年も盛り上がりを見せたサイクルモード東京。目を引いたいくつかのイベントやブースの動きを写真とともに紹介しよう。


ピナレロファンクラブ「PINACLUBジャパン」スタート

ピナレロジャパンが運営をサポートするピナレロファンのためのクラブ「ピナクラブ」のウェブサイトが立ち上がる。愛車自慢などオーナーズクラブのような機能と、グランフォンドやイタリアのトレヴィーゾの観光情報など、ファンが楽しめるコンテンツが続々アップされる予定だ。ブースではパソコンを用いてサイトのデモが楽しめた。

グランフォンドピナレロの魅力を語り合う鶴見さん、星野知大さんグランフォンドピナレロの魅力を語り合う鶴見さん、星野知大さん コミュニティサイト「ピナクラブ」のサイトのデモが試せたコミュニティサイト「ピナクラブ」のサイトのデモが試せた


また、金曜には鶴見辰吾さんを迎えてのトークショーが開催された。アドバイザーの星野知大氏による映像やスライドを見ながら、本場イタリアのグランフォンドを走ってきた感想や旅行記、裏話が披露され、大いに賑わった。イタリアからファウスト・ピナレロ社長も登場し、来年のツアー参加を呼びかけた。

グランフォンドを感想した思い出を語る鶴見辰吾さんグランフォンドを感想した思い出を語る鶴見辰吾さん ファウスト社長が飛び入りでトークショーに参加ファウスト社長が飛び入りでトークショーに参加



デローザ 工場での製作工程を披露

デローザのブースではイタリア・ミラノ近郊の本社工場でのフレーム製作の様子を収録したビデオが放映され、マニアックなファンたちの視線を釘付けにしていた。多くの工房がアジアに生産を移す一方、イタリアでの生産にこだわる同社のクラフトマンシップあふれる製造工程の映像にファンたちは見入っていた。

工房内での製造工程をビデオで流していたデローザのブース工房内での製造工程をビデオで流していたデローザのブース


インターマックスのトークショー

インターマックスのブースでは豪華ゲストによるトークショー企画が連日開催された。
宇都宮ブリッツェンの選手たち、安田大サーカスの団長安田さん、栗村修さん、シャ乱Qのまことさん、トライアスリートの福井英郎選手、絹代さん、そして別府史之・匠兄弟などが次々とやってきては今中大介さんとトークを繰り広げた。会場を華やかに盛り上げる工夫はさすが今中大介さん。今中さん自身もインターマックスブースを飛び出し、あらゆるショーに登場して大活躍だった。

インターマックスブースではひっきりなしのトークショーリレー開催だインターマックスブースではひっきりなしのトークショーリレー開催だ

トッププロ選手が表彰された"Jツアーアワード"

最終日に開催された「Jツアーアワード」では国内ツアーで大活躍を見せたトッププロ選手たちがメインステージに一堂に会し、表彰された。ツールで活躍した新城幸也、土井 雪広選手も招待され、大いに盛り上がった。

受賞選手たち受賞選手たち
 「サイクルモード賞」を土井雪広とともに受賞した新城幸也 「サイクルモード賞」を土井雪広とともに受賞した新城幸也 「Jグランプリ」受賞 spacebikes.com 代表 佐藤成彦「Jグランプリ」受賞 spacebikes.com 代表 佐藤成彦



女性のための指南役"チャリジェンヌ"活躍

じつに10企画以上のテーマによるトークショーを連日繰り広げたチャリジェンヌたち。女性用バイクの紹介に始まり、レース界のイケメンを紹介しちゃうオモシロ企画まで、女性の視点での自転車の楽しみ方を大いに広げてくれた。今後の活躍にも大いに期待しよう!

チャリジェンヌのブースでは女性の視点ならではのトークショーが開催チャリジェンヌのブースでは女性の視点ならではのトークショーが開催

「ツール・ド・フランスのグランデパールを東京で」Beachカバニョーロ10%

ツール・ド・フランスの日本招致を大真面目に・面白オカシク推進するのはトーキョー・アンダーグラウンドデザイン集団「Beachカバニョーロ10%」だ。同グループはツールのプレゼンテーションムービーに似たビデオを制作し、会場内で放映。その本格的な仕上がりが大いに話題を呼んでいた。

カルチャー系な楽しさを訴求するBeachカバニョーロ10%カルチャー系な楽しさを訴求するBeachカバニョーロ10% Beachカバニョーロ10%のオリジナルペイントバイクBeachカバニョーロ10%のオリジナルペイントバイク


オリジナルペイントのTTバイクやヒルクライム専用のバイク、そしてオリジナルデザインのジャージなど、とにかく自転車をカルチャー色たっぷりにデザインしてしまう技に感心だ。

こんなおしゃれな小径TTバイクも展示こんなおしゃれな小径TTバイクも展示 魅力的なオリジナルジャージがたくさん魅力的なオリジナルジャージがたくさん


走るソフトを提供 自転車百哩走大王、ReadyGo!Japan、LEGON

自転車百哩走大王

センチュリーランを走る会「自転車百哩走大王」は長距離イベントの走り方を知り尽くしたエキスパート集団。マナー正しく、長く・ゆっくりと自転車とつきあう方法を教えてくれる楽しい会だ。チラシを撒いて長距離イベントの紹介と、会への入会を呼びかけていた。

長距離マイスター、センチュリーランを走る会「自転車百哩走大王」の皆さん長距離マイスター、センチュリーランを走る会「自転車百哩走大王」の皆さん


ReadyGo!Japan

NPO法人サイクリスト国際交流協会のみなさんはおなじみ女子チーム「ReadyGo!Japan」として世界各国のレースに出て、国際的に交流を深めていく趣旨の団体。女子レースを華やかに、そして本格的なプロ活動を目指して活動中だ。我こそは、と思う女性レーサーの方はぜひ門を叩いて参加してみよう!

女子チーム「ReadyGo!Japan」の皆さん女子チーム「ReadyGo!Japan」の皆さん

LEGON

鶴見辰吾さんが主宰するサイクリストのためのネットコミュニティ、自転車紳士録「LEGON」のメンバーが会場でデモンストレーションと入会キャンペーンを展開。続々会員を増やす同会。SMSやブログを駆使したコミュニティサイトを中心にしながら、各地のイベントや大会に皆で参加してたのしむというバーチャル&リアルなクラブ活動だ。おなじみのピンクのアーガイル柄のジャージが気になった人はレゴンのサイトにアクセスしてみよう!

鶴見辰吾さんとレゴンの皆さん鶴見辰吾さんとレゴンの皆さん

鶴見辰吾夫妻のトークショー「“LEGON”的自転車劇場」

「LEGON」を主宰する鶴見辰吾さんは、奥さんのひとみさんと一緒に夫婦でステージに初登壇した。この夏、ホノルルセンチュリーライドにふたりで参加し、夫婦で完走。ときに一緒に、ときにそれぞれで、そしてLEGONの仲間たちと一緒に楽しんだ今年一年の自転車の思い出を大いに語った。

鶴見辰吾さんと奥さんのひとみさんによるトークショー鶴見辰吾さんと奥さんのひとみさんによるトークショー

欧州遠征支援プログラム「パールイズミ・ロードレース・スクール」

「パールイズミ・ロードレース・スクール」応募を呼びかけるの山宮 正さん「パールイズミ・ロードレース・スクール」応募を呼びかけるの山宮 正さん パールイズミが2010年から次代のアスリートを育成するプログラムを開始。「パールイズミロードレース・スクール」は、将来国際的なレースの場で戦いたいと願う23歳以下の選手を対象に、本場ヨーロッパでのロードレース短期留学をサポートするプログラムだ。書類選考等を経て選ばれた参加者は、現地への渡航費用等の必要経費と活動にかかる費用等のサポートが受けられるという。

留学先のベルギーでコーチを務めるのは、別府史之や土井雪広をはじめ、これまでも多くの若者を受け入れ指導してきたスポーツマネージャーの山宮 正(さんぐう・ただし)氏。
「やる気と吸収力のある若者の、早めの応募を待っています」と応募を呼びかけていた。書類や面接をもとに4名を選考するという。詳しくはこちらを参照のこと。


ツール・ド・フランス出場三人衆 ドリームトークショー

今年ツール・ド・フランスに出場し、日本のファンを大いに沸かせた別府史之(スキル・シマノ)と新城幸也(Bboxブイグテレコム)。そして日本人で初めて近代ツールを走った今中大介さんを加えての3人による夢のトークショー「ツール・ド・フランス出場三人衆 ドリームトークショー」がサイクルモード大阪に引き続き開催。大いに盛り上がった。

ツール・ド・フランス出場3人衆ドリームトークショーツール・ド・フランス出場3人衆ドリームトークショー

シマノ メカニックサポート充実

シマノは今年も大きなブースで様々な製品をアピール。レース会場にサポートで駆けつけるメカニックトラックを会場に持ち込み、中を閲覧できるようにして参加者たちの興味を誘っていた。

別府史之選手のカスタムメイドシューズは市販化はまだだとのことだが、参考出展されていたそのシューズはかなりのカッコ良さ。
また、カスタムフィットシューズの作り方については土井雪広選手がデモを行っていた。シューズについては試履が超人気。かなり多くの人がフィッティングを試していた。担当者も「初めてのビンディングシューズ、バイク専用シューズに関心を持つ人が多く、みなさん熱心に試しておられます」と忙しそうにしていた。
シマノのメカニックトラックシマノのメカニックトラック 別府史之のTTマシン実車別府史之のTTマシン実車

シューズの試履コーナーには常に黒山の人だかりシューズの試履コーナーには常に黒山の人だかり 別府史之がシャンゼリゼに到達したシマノのカスタムフィットシューズ別府史之がシャンゼリゼに到達したシマノのカスタムフィットシューズ



サイクリストの栄養学講座

ブリヂストン・アンカーのブースでは、スポーツライドのための栄養学講座と題してサイクリストの栄養補給と食事の摂り方についてのレクチャーが行われていて、人気だった。MTB全日本チャンプの山本幸平&ツール・ド・おきなわチャンプの伊丹選手のコンビに、朝生つぐみさんの組み合わせ。ためになりました。

ブリヂストンのブースでの「サイクリストの栄養学講座」ブリヂストンのブースでの「サイクリストの栄養学講座」


新城幸也サイン会 at オージーケーカブト

ブイグテレコムと来シーズンも契約した新城幸也選手のサイン会がオージーケーカブトのブースで開催され、超人気! 新型ヘルメット「レジモス」のブイグテレコムカラーモデルを前に、ファッションもカッコよく決めたユキヤがフォトカードにサインして握手してくれる!

オージーケーカブトブースでは新城幸也サイン会が盛況オージーケーカブトブースでは新城幸也サイン会が盛況


子供のための自転車教室 ウィーラースクール

2つの会場をつなく中広場ではブラッキー中島さんらによるウィーラースクールが行われていた。かなり頻繁なプログラムで、教えてくれる講師陣もサイクルモードならではの豪華メンバーとあって、子どもたちも大喜び。

走り方や止まり方など、スポーツ自転車の基本を教えてもらえる走り方や止まり方など、スポーツ自転車の基本を教えてもらえる ヒモで描かれた「一本橋」に挑戦!ヒモで描かれた「一本橋」に挑戦!


エリート リアルアクション チャレンジトーナメント

エリート社のコンピューターシミュレーショントレーナー「リアルアクション・リトモ」を使用して、ミラノ-サンレモや魔の山モン・ヴァントゥのヒルクライム区間を走って目標タイムをクリアするタイムアタックイベントが開催された。

すっかりモードのお約束イベントとなった感があるこの企画。目標タイムをクリアできた参加者にはエリートのウォーターボトルがプレゼントされた。

エリート リアルアクション チャレンジトーナメントエリート リアルアクション チャレンジトーナメント

土曜日にはメディア対抗としてサイクル雑誌、ネットメディアの編集者による闘いが繰り広げられた模様だが、CW編集部は他件取材のため欠席したとか。果たして優勝はどちらのメディア?

トップ選手の熱きバトル"ファイナルTT選手権"

最終日の日曜日の試乗車の貸出しが終わってから、会場内の試乗コースを使用してJサイクルツアーに参戦するトップ・プロレーサーたちによるタイムトライアルが開催された。

タイムトライアルスーツとエアロヘルメット、エアロマシンに身を包んだ選手がコースを突っ走り、スピードを競った。観客は大興奮。選手たちは滑りやすい路面に手を焼いたとか。

サイクルモードフィナーレイベント~ファイナルTT選手権サイクルモードフィナーレイベント~ファイナルTT選手権 ファイナルTT選手権でマジバトルが展開されたファイナルTT選手権でマジバトルが展開された
フォトギャラリー