7月1日に開幕するツール・ド・フランスに向けてバーレーン・メリダが出場メンバーを発表した。過去に2度ステージ敢闘賞を獲得している新城幸也が自身7度目のツール出場を果たす。


コースマップを手にする新城幸也(バーレーン・メリダ)コースマップを手にする新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:Miwa Iijima
「今年も世界一の大舞台で走ることが出来ると思うとワクワクします。とてもうれしい!!発足したての新しいチームに加入し、一からみんなで作り上げてきて、ツールに初めて出場するチームの中で、自分が一番ツールの経験が多いので、その経験を伝え、活かし、貢献することが自分の役目だと思っています」。7度目のツール出場を決めた新城幸也はそう喜びを語っている。

2017年に発足したバーレーン・メリダのエースを担うのは2016年大会の山岳ステージで優勝を飾っているヨン・イザギレ(スペイン)。28歳のバスク出身オールラウンダーは2015年のツール・ド・ポローニュで総合優勝を飾っており、今シーズンはパリ〜ニース総合7位、ブエルタ・アル・パイスバスコ総合3位、ツール・ド・ロマンディ総合5位、ツール・ド・スイス総合6位という成績を残している。

新城はヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)やハビエル・モレノ(スペイン)、元MTBクロスカントリー選手のオンドレイ・シンク(チェコ)とともに山岳ステージでイサギレをサポートし、平坦ステージではソニー・コルブレッリ(イタリア)やグレガ・ボーレ(スロベニア)、ボルト・ボジッチ(スロベニア)とスプリントに向けて動くことになるだろう。

「シーズンはじめから、今年はツール出場は可能性が高いと感じていましたが、毎年この時期に思うことは、ツールメンバーに選ばれることは本当に簡単じゃないということです。与えられたレースごとに信頼を築いてきた証だと思います。だから、この報告が出来て、ホッとしています(チームユキヤ通信より)」。

新城は2009年のツールに初出場し、これまで2010年、2012年、2013年、2014年、2016年に出場。過去最高総合成績は2014年の総合65位で、2012年と2016年にステージ敢闘賞を獲得している。

バーレーン・メリダのツール出場メンバーバーレーン・メリダのツール出場メンバー photo:Bahrain Merida Pro Cycling Team
ツール・ド・フランス2017バーレーン・メリダ出場選手
ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)34歳
オンドレイ・シンク(チェコ)27歳
新城幸也(日本)33歳
スガブ・グルマイ(エチオピア)26歳
ヨン・イザギレ(スペイン)28歳
ソニー・コルブレッリ(イタリア)27歳
ボルト・ボジッチ(スロベニア)36歳
ハビエル・モレノ(スペイン)33歳
グレガ・ボーレ(スロベニア)32歳

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