2009年3月8日、日本から5チームが出場するツール・ド・台湾(UCI2.2)が高雄市で開幕した。初日の第1ステージは2.2kmの市街地サーキットでクリテリウム。集団スプリントを制したパク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)を優勝を飾り、西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)が2位に食い込んだ。

色とりどりのジャージが高雄市内を駆け抜ける色とりどりのジャージが高雄市内を駆け抜ける photo:www.khhtri.org.tw3月8日から14日までの7日間の日程で開催されるツール・ド・台湾。今年も日本から27名の選手たちが参戦している。

チームとしては、愛三工業レーシングチーム、シマノレーシング、チームブリヂストン・アンカー、マトリックス・パワータグ、そして学生で構成されるナショナルチームの5チームが出場。日隈優輔(チームフジ・タイワン)と松尾修作(ステッグコンピュータ・ネオテル)は海外チームからの出場だ。

リーダージャージを獲得したパク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)らリーダージャージを獲得したパク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)ら photo:www.khhtri.org.tw初日の第1ステージは、高雄市内の2.2km周回コースで行なわれた。計40周回・距離88kmのクリテリウム形式で、中盤にはスプリントポイントが設定されている。

レースは序盤からアタックが繰り返され、スプリントポイント獲得を狙う逃げグループが何度も形成される。しかしいずれの逃げも40秒ほどのリードを上限に、ことごとく大集団に封じ込められていく。

最後まで決定的な逃げは生まれず、ラスト4周回で逃げはすべて吸収。大集団によるスプリントバトルに持ち込まれた。

スプリントで西谷泰治やポーランド勢を下し、先頭でゴールラインを切ったのは昨年のツール・ド・コリア・ジャパンでステージ2勝を飾っているパク・ソンホだ。昨年ツール・ド・沖縄で4位に入った24歳のパクがリーダージャージに袖を通した。日本勢は2位の西谷の他に、鈴木真理(シマノレーシング)が10位に入っている。

ツール・ド・台湾2009第1ステージ結果 88km
1位 パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)1h57'50"
2位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)
3位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)
4位 バルトウォミェイ・マティシアク(ポーランド、メリダヨーロッパ)
5位 チョ・ホソン(韓国、ソウルサイクリング)
6位 ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)
7位 ワォン・カンポー(香港、香港チーム)
8位 ウー・ポウホン(台湾、チーム・センターメリダ)
9位 ディーン・ウィンザー(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)
10位 鈴木真理(日本、シマノレーシング)