4月のレース外ドーピング検査で2名の違反者を出したバルディアーニCSFが、30日間の出場停止処分に。UCI(国際自転車競技連合)が発表した。



ステファノ・ピラッツィ(イタリア、バルディアーニCSF)ステファノ・ピラッツィ(イタリア、バルディアーニCSF) photo:Kei Tsujiニコラ・ルッフォニ(イタリア、バルディアーニCSF)ニコラ・ルッフォニ(イタリア、バルディアーニCSF) photo:www.tourofcroatia.com

バルディアーニCSFの出場停止期間は6月14日から7月14日までの30日間。

ジロ・デ・イタリア開幕前夜、4月25日と26日に行われたレース外ドーピング検査で採取されたステファノ・ピラッツィ(イタリア)とニコラ・ルッフォニ(イタリア)のAサンプルから、GHRPs(成長ホルモン放出ペプチド)の違反が疑われる分析結果が出たとUCIが発表したことで、チームはジロ出場メンバーに選ばれていた2人を出場停止に。再検査の結果も陽性となり即刻解雇されたものの、UCIの決定が先延ばしとなっていたことでチームはジロ最終ステージまで走りきっていた。

UCIアンチドーピング規程によると、12ヶ月間に同じチームから2人のドーピング違反者が出た場合、チームには15日から45日間の出場停止処分を与えられる。GHRPs(成長ホルモン放出ペプチド)はGHRPsは筋肉増強やリカバリーに効果があり、2017年にWADA(世界アンチドーピング機構)の禁止薬物に指定されたものだった。

text:So.Isobe

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