唯一のワールドチームとして参加しているBMCレーシングがルクセンブルク2連勝。グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)がスプリントで勝利し、ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク)が総合首位を守った。
ベルギー国境に面したルクセンブルクの街スタンフォールから、中心部のヴァルフェルダンジュを目指すツール・ド・ルクセンブルク第2ステージは178.4km。絶えずアップダウンが続くほか、後半からはおよそ10kmおきに平均勾配8%超えの登坂が連続して現れるため、重量級スプリンターにとっては厳しいコースレイアウトだ。この日は序盤から3名が逃げた。
序盤から逃げた3名のエスケープ photo:CorVos
KOMポイントを集めて山岳賞首位に立ったブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト) photo:CorVos
かつてツール・ド・フランスのアンドラ・アルカリス頂上フィニッシュで勝利したブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)がKOMポイントを重ねて山岳賞首位に立つ。しかしBMCレーシングが牽引する集団の動きは速く、残り50km地点で3名を吸収すると、ここからアタック合戦が勃発した。
6名が先行し、追いかけるメイン集団も残り9km地点に控える最終登坂コート・ド・ブレルダンジュで絞り込みが行われ、BMCレーシングは2枚看板のグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)と総合リーダージャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク)を18名にまで減った集団内に留まらせる。しかしアタックと吸収によるペースダウンによって集団は45名程度に膨らみ、ここからゴールスプリントに向けて仕切り直しが行われた。
局所的な豪雨でコースに泥が流れた photo:CorVos
後方からスプリントしたグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)が伸びる photo:CorVos
スプリント勝負を制したグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) photo:CorVos
リーダージャージをキープしたジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) photo:CorVos混沌としたスプリントから伸びたのは「かなり位置取りが悪かったけれど、足がフレッシュだったので自分から動くことにした」というヴァンアーヴェルマート。番手にドリュケールが食らいついたままフィニッシュラインを切り、BMCレーシングがステージ2連勝&ワンツーフィニッシュ。唯一のワールドチームとして存在感をより強める結果に。
「登りでは絶好調というわけではなかったけれど、付いていくには問題ないペースだった」と加えるヴァンアーヴェルマートは、パリ〜ルーべに続く今季5勝目。クラシックレースの休息明け初レースで勝利と、未だコンディションはトップレベルにあることを証明した。総合首位は2位に入ったドリュケールがキープしている。
ツール・ド・ルクセンブルク2017第2ステージ結果
1位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) 4h34’47”
2位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
3位 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ヴェロコンセプト)
4位 マキシム・ブエ(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)
5位 ヒューブ・デュイン(オランダ、ヴェランダスヴレムス・クレラン)
6位 アレクサンダー・クレイガー(ドイツ、レオパードプロサイクリング)
7位 ピエルパオロ・デネグリ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
8位 ピム・リヒハルト(オランダ、ルームポット・ネデランセロテリ)
9位 ファビアン・カナル(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)
10位 アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
49位 小石祐馬(NIPPOヴィーニファンティーニ) +1’23”
94位 窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ) +11’50”
個人総合成績
1位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) 8h43’41”
2位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) +01”
3位 ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) +13”
4位 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+14”
5位 ラファエル・フレイエンシュタイン(ドイツ、ロット・ケルンハウス)
6位 ベンジャミン・トマ(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール) +17”
7位 セバスティアン・デフロッシュ(ベルギー、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+20”
8位 ヒューブ・デュイン(オランダ、ヴェランダスヴレムス・クレラン)
9位 アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
10位 ピム・リヒハルト(オランダ、ルームポット・ネデランセロテリ) +21”
ポイント賞
ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
山岳賞
ブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)
ヤングライダー賞
ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
チーム総合成績
BMCレーシング
text;So.Isiobe
photo:CorVos
ベルギー国境に面したルクセンブルクの街スタンフォールから、中心部のヴァルフェルダンジュを目指すツール・ド・ルクセンブルク第2ステージは178.4km。絶えずアップダウンが続くほか、後半からはおよそ10kmおきに平均勾配8%超えの登坂が連続して現れるため、重量級スプリンターにとっては厳しいコースレイアウトだ。この日は序盤から3名が逃げた。


かつてツール・ド・フランスのアンドラ・アルカリス頂上フィニッシュで勝利したブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)がKOMポイントを重ねて山岳賞首位に立つ。しかしBMCレーシングが牽引する集団の動きは速く、残り50km地点で3名を吸収すると、ここからアタック合戦が勃発した。
6名が先行し、追いかけるメイン集団も残り9km地点に控える最終登坂コート・ド・ブレルダンジュで絞り込みが行われ、BMCレーシングは2枚看板のグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)と総合リーダージャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク)を18名にまで減った集団内に留まらせる。しかしアタックと吸収によるペースダウンによって集団は45名程度に膨らみ、ここからゴールスプリントに向けて仕切り直しが行われた。




「登りでは絶好調というわけではなかったけれど、付いていくには問題ないペースだった」と加えるヴァンアーヴェルマートは、パリ〜ルーべに続く今季5勝目。クラシックレースの休息明け初レースで勝利と、未だコンディションはトップレベルにあることを証明した。総合首位は2位に入ったドリュケールがキープしている。
ツール・ド・ルクセンブルク2017第2ステージ結果
1位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) 4h34’47”
2位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
3位 アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ヴェロコンセプト)
4位 マキシム・ブエ(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)
5位 ヒューブ・デュイン(オランダ、ヴェランダスヴレムス・クレラン)
6位 アレクサンダー・クレイガー(ドイツ、レオパードプロサイクリング)
7位 ピエルパオロ・デネグリ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
8位 ピム・リヒハルト(オランダ、ルームポット・ネデランセロテリ)
9位 ファビアン・カナル(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)
10位 アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
49位 小石祐馬(NIPPOヴィーニファンティーニ) +1’23”
94位 窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ) +11’50”
個人総合成績
1位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) 8h43’41”
2位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) +01”
3位 ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) +13”
4位 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+14”
5位 ラファエル・フレイエンシュタイン(ドイツ、ロット・ケルンハウス)
6位 ベンジャミン・トマ(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール) +17”
7位 セバスティアン・デフロッシュ(ベルギー、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+20”
8位 ヒューブ・デュイン(オランダ、ヴェランダスヴレムス・クレラン)
9位 アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
10位 ピム・リヒハルト(オランダ、ルームポット・ネデランセロテリ) +21”
ポイント賞
ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)
山岳賞
ブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト)
ヤングライダー賞
ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
チーム総合成績
BMCレーシング
text;So.Isiobe
photo:CorVos
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