2017/03/28(火) - 10:48
ツール・ド・台湾2日目は山岳で抜け出した29名がゴールまで逃げ切り、早掛けしたジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール)がステージ優勝&総合首位浮上。総合8位の早川朋宏(愛三工業レーシング)がアジアンリーダーとなっている。
落車を頻発させた冷雨の前日とは打って変わり、ツール・ド・台湾2017第2ステージを迎えた台湾北部は快晴に。台湾北部の沿岸部を往復する114.67kmのコースで、途中に3級山岳、折り返し部分に2級山岳が組み込まれた。
序盤からアタックが続いたものの、強い向かい風の影響もあって逃げが決まらない。集団のまま突入した1つ目の3級山岳ではベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)が2位通過し、その後60km地点からダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)とアレックス・オーエン(アメリカ、エレベート・KHSプロサイクリング)が飛び出した。
アメリカンコンビは徐々にリードを稼いでいったものの、深く曲がり込んだ右コーナーでオーエンが耐えきれず、中央分離帯を飛び越えて落車してしまう。オーエンは再スタートを切ったものの遅れ、一人になったサマーヒルはおよそ40〜50秒のリードで2級山岳に差し掛かった。
山岳に入ってすぐにメイン集団がサマーヒルをキャッチすると、チーム右京勢が組織だったペースアップを開始する。再三に渡るオスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)のアタックは決まらなかったものの、代わって飛び出したプラデスがKOMを先頭通過。先ほどの3級山岳ポイントと合わせて山岳賞ランキングで首位に浮上した。
プラデスはダウンヒル後に総合首位のエドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)を含む後続グループに吸収され、29名の先頭集団が形成される。チーム右京を中心にしたアタック合戦の末、後半に単独アタックしたシモン・ペロー(スイス、チームイルミネート)が数十秒のリードを稼ぎ出した。
ペローに対しては残り5km地点からジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール)がジャンプに成功し、そのまま先頭を奪ってフィニッシュへ。2秒遅れで続いた精鋭グループでもエドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール)が早掛けし、イギリスチームがワンツーフィニッシュ。さらにボーナスタイムを得たガレンはアヴィラに対して1秒差で総合首位にも浮上した。
また、早川朋宏(愛三工業レーシング)はステージ19位でフィニッシュし、第1ステージのフィニッシュの着順との兼ね合いで総合8位に浮上。伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)も同タイムの総合9位につけており、早川がアジアンリーダージャージを獲得した。
ツール・ド・台湾2017第2ステージ結果
1位 ジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール) 2h41’50”
2位 エドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール) +02”
3位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート)
4位 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
5位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
6位 アラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
7位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
8位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
9位 チェン・チエンリアン(台湾、アクションサイクリングチーム)
10位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
個人総合成績
1位 ジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール) 4h20’45”
2位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート) +01”
3位 エドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール) +09”
4位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル) +11”
5位 アントニオ・サントーロ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル) +12”
6位 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス) +13”
7位 ラクラン・ノリス(オーストリア、ユナイテッドヘルスケア)
8位 早川朋宏(愛三工業レーシング) +15”
9位 伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)
10位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
ポイント賞
1位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
山岳賞
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
チーム総合成績
1位 アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス
text:So.Isobe
photo:www.tourdetaiwan.org.tw
落車を頻発させた冷雨の前日とは打って変わり、ツール・ド・台湾2017第2ステージを迎えた台湾北部は快晴に。台湾北部の沿岸部を往復する114.67kmのコースで、途中に3級山岳、折り返し部分に2級山岳が組み込まれた。
序盤からアタックが続いたものの、強い向かい風の影響もあって逃げが決まらない。集団のまま突入した1つ目の3級山岳ではベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)が2位通過し、その後60km地点からダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)とアレックス・オーエン(アメリカ、エレベート・KHSプロサイクリング)が飛び出した。
アメリカンコンビは徐々にリードを稼いでいったものの、深く曲がり込んだ右コーナーでオーエンが耐えきれず、中央分離帯を飛び越えて落車してしまう。オーエンは再スタートを切ったものの遅れ、一人になったサマーヒルはおよそ40〜50秒のリードで2級山岳に差し掛かった。
山岳に入ってすぐにメイン集団がサマーヒルをキャッチすると、チーム右京勢が組織だったペースアップを開始する。再三に渡るオスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)のアタックは決まらなかったものの、代わって飛び出したプラデスがKOMを先頭通過。先ほどの3級山岳ポイントと合わせて山岳賞ランキングで首位に浮上した。
プラデスはダウンヒル後に総合首位のエドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)を含む後続グループに吸収され、29名の先頭集団が形成される。チーム右京を中心にしたアタック合戦の末、後半に単独アタックしたシモン・ペロー(スイス、チームイルミネート)が数十秒のリードを稼ぎ出した。
ペローに対しては残り5km地点からジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール)がジャンプに成功し、そのまま先頭を奪ってフィニッシュへ。2秒遅れで続いた精鋭グループでもエドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール)が早掛けし、イギリスチームがワンツーフィニッシュ。さらにボーナスタイムを得たガレンはアヴィラに対して1秒差で総合首位にも浮上した。
また、早川朋宏(愛三工業レーシング)はステージ19位でフィニッシュし、第1ステージのフィニッシュの着順との兼ね合いで総合8位に浮上。伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)も同タイムの総合9位につけており、早川がアジアンリーダージャージを獲得した。
ツール・ド・台湾2017第2ステージ結果
1位 ジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール) 2h41’50”
2位 エドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール) +02”
3位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート)
4位 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
5位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
6位 アラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
7位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
8位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
9位 チェン・チエンリアン(台湾、アクションサイクリングチーム)
10位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
個人総合成績
1位 ジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール) 4h20’45”
2位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート) +01”
3位 エドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール) +09”
4位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル) +11”
5位 アントニオ・サントーロ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル) +12”
6位 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス) +13”
7位 ラクラン・ノリス(オーストリア、ユナイテッドヘルスケア)
8位 早川朋宏(愛三工業レーシング) +15”
9位 伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)
10位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
ポイント賞
1位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
山岳賞
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
チーム総合成績
1位 アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス
text:So.Isobe
photo:www.tourdetaiwan.org.tw
Amazon.co.jp