アジア選手権ロードU23、岡本隼(日本大学)がカザフスタンのイェフゲニー・ギディッチを集団スプリントで下し勝利を手にした。日本勢としては今大会2つ目の金メダル。ロードのアンダー23は日本勢がタイトルを独占した。



大会5日目、午前中は男子アンダー23が開催された大会5日目、午前中は男子アンダー23が開催された photo:Kenji NAKAMURA/JCF
集団内を走る雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)集団内を走る雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) photo:Kenji NAKAMURA/JCF集団を牽引する石上優大(EQADS)集団を牽引する石上優大(EQADS) photo:Kenji NAKAMURA/JCF

集団内で落ち着いた表情を見せる岡本隼(日本大学)集団内で落ち着いた表情を見せる岡本隼(日本大学) photo:Kenji NAKAMURA/JCFアタックする場面も見せた小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)アタックする場面も見せた小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) photo:Kenji NAKAMURA/JCF



バーレーンインターナショナルサーキットで行われているアジア選手権ロードレース。大会5日目の午前中、男子アンダー23が周回コース計9周(115.2km)で争われた。日本からは雨澤毅明と小野寺玲(ともに宇都宮ブリッツェン)、岡本隼(日本大学)、石上優大(EQADS)の4名がスタートラインに並ぶ。

レース序盤はアタックがかかるも不発に終わり、大きな集団で距離を消化していく展開。中盤にはタイムトライアルU23で金メダルを獲得した小野寺がアタックするが決定打とはならず、勝負は集団スプリントに持ち越されることに。

各国が入り乱れるスプリントの先頭に躍り出たのは岡本とイェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン)。写真判定に委ねられた勝負は岡本に軍配があがった。その差わずかタイヤ1本分。ツール・ド・ランカウイの平坦ステージで一桁順位を獲得するほどのスプリンターを下した岡本が、日本に2つめの金メダルをもたらした。また、男子アンダー23はロード・タイムトライアルともに日本勢が制しタイトルを独占している。

午後からは女子ジュニアが出走予定。日本からは下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)、細谷夢菜(浦和工業高校)、石上夢乃(横浜創学館高校)、成海綾香(南大隅高校)がスタートラインに並ぶ。



イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン)との熾烈なスプリントを制した岡本隼(日本大学)イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン)との熾烈なスプリントを制した岡本隼(日本大学) photo:Kenji NAKAMURA/JCF
岡本隼(日本大学)がアジアチャンピオンジャージに袖を通す岡本隼(日本大学)がアジアチャンピオンジャージに袖を通す photo:Kenji NAKAMURA/JCF


アジア自転車競技選手権大会2017ロードレース
男子U23結果

1位 岡本隼(日本大学)            2h44'43"
2位 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン)
3位 モハマッド・ガニカンロウ(イラン)
7位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
23位 石上優大(EQADS)
DNF 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)

text:Gakuto.Fujiwara
photo:Kenji NAKAMURA/JCF