開幕を控え、公式練習がスタートするシクロクロス世界選手権。その前哨戦となったワールドカップを終えた日本人選手たちのコメントを紹介する。



沢田時(ブリヂストンアンカー):男子エリート51位(4分17秒遅れ)

全日本チャンピオンジャージでワールドカップを走る沢田時(ブリヂストンアンカー)全日本チャンピオンジャージでワールドカップを走る沢田時(ブリヂストンアンカー) (c)Tim de Waele
ワールドカップを前にアップする小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)と沢田時(ブリヂストンアンカー)ワールドカップを前にアップする小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)と沢田時(ブリヂストンアンカー) photo:Shuhei.Takenouchi正直に言うと、51位というポジションで完走できるとは思っていませんでした。もう少し前、具体的には30位台でゴールしたかったですね。序盤にどれだけ粘れるかで順位が変わるので、世界選ではその部分を改善していきたいです。

2,3周目くらいまでは40番台のパックに入れましたが、そこから力が足りず離れ、後ろを待って仕切り直してしまったんです。前にたくさん選手が見えていたので、追い付ければ展開は変わっていたでしょう。ただ自分の力は出し切れましたし、身体もよく動いた。世界選での30番台は現実的な目標だと考えています。

去年もこの遠征でレース強度が日本とは比べ物にならないくらい高いことは十分分かっていたので、練習を重ねてきました。もちろんまだまだですが、去年より走れている部分が自信になっていますし、今週末が凄く楽しみです。ワールドカップのレース中、自分の引き出しが増えていくというか、こうやったらちょっとでも楽できるんだとか、ここで踏めばいいんだなど次第に分かってくる感覚がすごく新鮮で、本当に楽しかった。凄く良いイメージができました。

前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム):男子エリート56位(5分11秒遅れ)

前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) (c)弱虫ペダルサイクリングチームエリート初年度で同一周回でゴールできたことに関しては、これまでの練習が成果として出ているのでしょう。それでもトップとの差が大きく、走りながら改善して世界選手権に臨みたいですね。ワールドカップのレース自体は日本と全く違うものでとても楽しかったです。年末年始の遠征でヨーロッパレースに慣れていた部分も大きかったですね。

こちらのレースの特徴はコースがスムーズで全体のスピードが速く、コーナーの度にダッシュがかかるので、そのための体力が足りていません。それに高速で踏み続けるパワー。日本で走っていたら全然感じない部分でしたね。ヨーロッパの選手は日本よりも全く違うレベルで走っているので衝撃は大きかったのですが、でもそこで走れなきゃ意味がない。

中継ではコースの難しさが分かりませんが、実際にトップ選手の走りを見るとコーナーの突っ込みからスピード域が違うし、自分がベストと思ったラインと全く別のところを走ってるんです。とても参考になりますし、上手く盗んでいきたいと思わされますね。

小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム):男子エリート57位(5分11秒遅れ)

トレーニングに出かける沢田時(ブリヂストンアンカー)や織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)らトレーニングに出かける沢田時(ブリヂストンアンカー)や織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)ら (c)弱虫ペダルサイクリングチーム
バーナーで舗装路の氷を取り除いていくバーナーで舗装路の氷を取り除いていく (c)CorVos水曜日にコースを試走する選手水曜日にコースを試走する選手 (c)CorVos


坂口聖香(パナソニックレディース):女子エリート42位(2分58秒遅れ、U23の12位相当)

スタートからゴールまで一度もスピードが落ちることなく、ひたすらパックの中でもがいたレースでした。そこからジャンプアップする余裕も無く苦しい状況だったのですが、諦めずに走れた部分は良かったですね。昨年手が届かなかった選手がすぐ目の前を走っていたことも自信に繋がりましたし、世界選の前にエリート選手との混走でワールドカップを走れたことは収穫でした。

昨年の世界選は必死で追い続ける内にあっという間に終えてしまいました。でも今年のワールドカップは前の選手の走りを観察しながら進めることができました。前を走る選手とすれ違う時のギャップの広がりなども含めていろいろ「見て」走れたレースでしたね。

日本代表ジャージでレースに向かう今井美穂日本代表ジャージでレースに向かう今井美穂 photo:Shuhei.Takenouchi武田和佳(Liv):女子エリート61位(5分19秒遅れ)

前日試走で掴んだラインをしっかりイメージしながらスタートラインに並んだのですが、かなり緊張していたのも事実です。スタート後は集団の密集度がとても高く、前に行きたいと思ってもなかなか難しかった。そのままの順位でレースを進めたのですが、前に出るタイミングも把握しきれず、焦りもあって走りが散漫だったかもしれません。ベストな走りができず悔しい気持ちが強いですね。この教訓を生かして悔いなく世界選を走ることができればと感じます。

弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平と織田聖(シクロクロスワールドカップ試走にて)弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平と織田聖(シクロクロスワールドカップ試走にて) (c)弱虫ペダルサイクリングチーム織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム):男子U23(マイナス3ラップ46位)

スタートで10人ほどを抜き30番手ほどで進めたのですが、転倒をきっかけに焦ってしまい、その後パックで走っている際にもう一度転倒し脚を攣ってしまいました。不完全燃焼ですね。

ヨーロッパの選手の特徴は、危なげなく走ること。試走で後ろを走ると「こんなラインがあったのか」などと様々な発見がありますね。日本人とは全く考え方が違いますし、できる限り吸収できるよう意識してワールドカップを走りました。世界選では木曜日からコース試走が可能なので、レースでは一緒に走ることの難しいトップ選手の技を盗みたいと思います。ヨーロッパレースは本当にスピード感があって楽しい。もっと多く場を踏んでいきたいですね。

村上功太郎(松山工業高校):男子ジュニア50位(2分42秒遅れ)

ルクセンブルクに到着後、ガレージでローラー台を回す選手たちルクセンブルクに到着後、ガレージでローラー台を回す選手たち (c)弱虫ペダルサイクリングチームスタートでは人数の多さに圧倒され、1コーナーのイン側が詰まって遅れてしまいました。一つの落車で順位を大きく落としてしまうので、ミスに気をつけながら前を目指す気持ちでした。最初からペースが速いことで後半に脚が残らず最後はパワーが不足。コーナーは問題ありませんでしたが、立ち上がりの加速に差が出てしまいました。

ただ、強い選手がいる中でレースを進めることができたことがとても楽しかったですね。カルチャーショックでしたが、スタートの失敗を改善できれば世界選ではもう少し前を目指していけるはずです。攻めるクリアな走りができたことは好感触でしたね。

沢田監督:「世界選では特に坂口の走りに期待できる」

今回のワールドカップは去年まではほぼウェットで泥の多いコースでしたが、今年は今までに無いドライコンディション。高速レースでしたから日本人選手にとっては厳しいレースになると予想しましたが、実際はトップとの差が開きにくかったようです。選手はエリート男女、ジュニアでは同一周回で完走。U23織田選手に関してはコンディション合わせもあって完走にはなりませんでしたが、手応え自体は良かったのではと思います。

沢田選手は舗装路でも凄く踏めて、積極的に前に行こうという走りができていましたね。50位まで与えられるワールドカップポイントには届きませんでしたが、かなり良かった。小坂選手、前田選手は途中スリップ落車もあったようですが、彼らなりに良い感じで踏めていたと思います。

女子は坂口選手がU23ながらエリートの選手と互角に走って、トップから3分以内に遅れてゴール。アンダー選手の中でも12番ということで、かなり良い状態と言えるでしょう。来週の世界選に向けて期待を持てますね。今井、武田両選手は初のヨーロッパであり、戸惑いながらのレースだったはずですが、良くまとめました。

織田選手はスタートから果敢に攻めて行きましたが、途中の落車等も影響してDNFでしたが、踏むところは踏めています。来週のレースに期待ですね。ジュニアの村上選手は緊張もしていたようですが、実際レースが始まってしまえば、積極的に進めることができましたね。順位的にはそんなに良くありませんでしたが、彼の力を十分出せた結果だと思います。全カテゴリー共に力を出せたと思うので、来週の世界選手権に向けて、良い体制で挑めると思います。

interview:Shuhei.Takenouchi in Nerderland
text:So.Isobe
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