2016/12/26(月) - 09:12
2007年にエンジニアリング会社「bf1systems」から誕生したイギリスの新興ブランド、ファクター。そのラインアップより、エアロレーシングバイクの「ONE」にファクターのテストパイロットであるデーヴィッド・ミラー（イギリス）をオマージュしたスペシャルエディションが発表された。
ファクター ONE Chpt./// (c)トライスポーツ
航空宇宙産業やモータースポーツの設計といった工学技術をルーツに持つファクター。ツール・ド・フランスでマイヨ・ヴェールを獲得した経験もあるバーデン・クック（オーストラリア）が共同オーナーの一人であり、各ジャンルの有識者のフィードバックを活かして製品を送り出しているブランドだ。
その最初の1台「FACTOR001」は、2009年にF1のエンジニア達によって生み出され、二股に分かれる双胴フレームを持つユニークな一台であり、今日までに続くファクターの設計思想の原型である。その後現行モデルの基準となった「Vis Vires」を2013年に発表。ステムと一体になった独特のフロントフォークは、権威あるデザイン賞からも称賛され注目を集めた。これら2つの段階を経てロードバイクのノウハウを積み上げたファクターは、クックがプロ選手時代に親交を深めたデーヴィッド・ミラー（イギリス）をテストライダーに迎え、3つの現行モデルを完成させた。それが来季からAG2Rラモンディアールが正式採用する「One」、「One-S」、そして「O2」である。
ファクター独自のユニークな双胴式「TwinVane」ダウンチューブ (c)トライスポーツ
バイクネームを意識したチェーンステー内側のパターン (c)トライスポーツ
今回ミラーをオマージュしたスペシャルエディションのベースとなった「One」は、ファクターが誇るエアロレーシングバイクのフラッグシップモデル。現役時代からとりわけ空力を研究していたミラーのフィードバックを受けることで、レーシングマシンとして妥協のない性能を持った1台だ。
特徴はフロントホイール後部の気流を整える効果を持つ、ファクター独自の双胴式「TwinVane」ダウンチューブ。さらに、OTIS（ONE Total Integration System）と呼ばれるこのモデル独自の設計を用い、エアロヒンジ仕様のフロントフォークと、ケーブル類を内装するステム一体型ハンドルにより空力性能を高めている。
特別カラーが採用されたブルックスのレーシングサドルC13 (c)トライスポーツ
OTISを体現する専用のステム一体型ハンドル (c)トライスポーツ
リアディレイラーにはセラミックスピードのOPWSが搭載される (c)トライスポーツ
エアロヒンジ仕様のフロントフォーク (c)トライスポーツ
特別モデル「ONE Chpt.///」は、深いグレーを基本カラーに、フォークとシートチューブにフェラーリレッドの差し色をした控えめなグラフィックが特徴のスペシャルバイク。コンポーネントにスラム RED eTapを装備し、DT240ハブで組まれたBLACK INC FIFTYクリンチャーホイールが合わせられる。また、ブレーキにはee brakesのダイレクトマウントタイプを、リアディレイラーにはセラミックスピードのOPWS(Over Sized Wheel System)を標準で搭載。特別モデルに相応しいパーツの数々がアッセンブルされる。
サドルはミラーが開発に携わったブルックス初のレーシングサドル「C13」の特別カラー。通常と異なる赤くペイントされたラバートップを持つサドルは、このバイクのためだけに作られた限定アイテムだ。太いグリップを好んだミラーに倣って、バーテープは2ロール付属するという。
コンポーネントはスラム RED eTapを装備 (c)トライスポーツ
チェーンステーにはモデル名が記載された限定バッチが貼られる (c)トライスポーツ
価格は未定だが、約180万円程度。世界で51台限定の販売となる。限られた販売数になるため、気になる方は取り扱い代理店であるトライスポーツに要問合せだ。
ファクター ONE Chpt.///
コンポーネント：スラム RED eTap
ホイール：BLACK INC FIFTYクリンチャー（DT240ハブ）
ブレーキ：ee brakes
サドル：ブルックス Cambium C13 Chpt./// Limited Edition
価格：未定（約180万円程度）
ファクター ONE Chpt./// (c)トライスポーツ航空宇宙産業やモータースポーツの設計といった工学技術をルーツに持つファクター。ツール・ド・フランスでマイヨ・ヴェールを獲得した経験もあるバーデン・クック（オーストラリア）が共同オーナーの一人であり、各ジャンルの有識者のフィードバックを活かして製品を送り出しているブランドだ。
その最初の1台「FACTOR001」は、2009年にF1のエンジニア達によって生み出され、二股に分かれる双胴フレームを持つユニークな一台であり、今日までに続くファクターの設計思想の原型である。その後現行モデルの基準となった「Vis Vires」を2013年に発表。ステムと一体になった独特のフロントフォークは、権威あるデザイン賞からも称賛され注目を集めた。これら2つの段階を経てロードバイクのノウハウを積み上げたファクターは、クックがプロ選手時代に親交を深めたデーヴィッド・ミラー（イギリス）をテストライダーに迎え、3つの現行モデルを完成させた。それが来季からAG2Rラモンディアールが正式採用する「One」、「One-S」、そして「O2」である。
ファクター独自のユニークな双胴式「TwinVane」ダウンチューブ (c)トライスポーツバイクネームを意識したチェーンステー内側のパターン (c)トライスポーツ今回ミラーをオマージュしたスペシャルエディションのベースとなった「One」は、ファクターが誇るエアロレーシングバイクのフラッグシップモデル。現役時代からとりわけ空力を研究していたミラーのフィードバックを受けることで、レーシングマシンとして妥協のない性能を持った1台だ。
特徴はフロントホイール後部の気流を整える効果を持つ、ファクター独自の双胴式「TwinVane」ダウンチューブ。さらに、OTIS（ONE Total Integration System）と呼ばれるこのモデル独自の設計を用い、エアロヒンジ仕様のフロントフォークと、ケーブル類を内装するステム一体型ハンドルにより空力性能を高めている。
特別カラーが採用されたブルックスのレーシングサドルC13 (c)トライスポーツOTISを体現する専用のステム一体型ハンドル (c)トライスポーツリアディレイラーにはセラミックスピードのOPWSが搭載される (c)トライスポーツエアロヒンジ仕様のフロントフォーク (c)トライスポーツ特別モデル「ONE Chpt.///」は、深いグレーを基本カラーに、フォークとシートチューブにフェラーリレッドの差し色をした控えめなグラフィックが特徴のスペシャルバイク。コンポーネントにスラム RED eTapを装備し、DT240ハブで組まれたBLACK INC FIFTYクリンチャーホイールが合わせられる。また、ブレーキにはee brakesのダイレクトマウントタイプを、リアディレイラーにはセラミックスピードのOPWS(Over Sized Wheel System)を標準で搭載。特別モデルに相応しいパーツの数々がアッセンブルされる。
サドルはミラーが開発に携わったブルックス初のレーシングサドル「C13」の特別カラー。通常と異なる赤くペイントされたラバートップを持つサドルは、このバイクのためだけに作られた限定アイテムだ。太いグリップを好んだミラーに倣って、バーテープは2ロール付属するという。
コンポーネントはスラム RED eTapを装備 (c)トライスポーツチェーンステーにはモデル名が記載された限定バッチが貼られる (c)トライスポーツ価格は未定だが、約180万円程度。世界で51台限定の販売となる。限られた販売数になるため、気になる方は取り扱い代理店であるトライスポーツに要問合せだ。
ファクター ONE Chpt.///
コンポーネント：スラム RED eTap
ホイール：BLACK INC FIFTYクリンチャー（DT240ハブ）
ブレーキ：ee brakes
サドル：ブルックス Cambium C13 Chpt./// Limited Edition
価格：未定（約180万円程度）
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