イタリアの老舗、ウィリエール・トリエスティーナ社より、フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・サウスイースト)が今年の世界選手権で駆ったものと同じスペシャルカラーのCento 10 AIRが数量限定で発売される。



ウィリエール Cento 10 AIR(ポッツァートカラーフレームセット)ウィリエール Cento 10 AIR(ポッツァートカラーフレームセット) (c)服部産業
イタリアの強豪選手を抱えるウィリエール・サウスイーストをスポンサードするなど、レースと密接な関わりを持つ老舗イタリアンブランド、ウィリエール・トリエスティーナ。そのロードバイクラインナップにおいて、現在フラッグシップの座を務めるのがCento10 AIR(チェントディエチ・エアー)だ。

Cento 10 AIRの後継機として、そして創業110周年を記念するモデルとして、空気の「抜け」に着目してエアロダイナミクスを突き詰め、60トンカーボンの採用や各所のフォルム、積層によって徹底的にレーシングバイクとしての性能に磨きを掛けたCento 10 AIR。シフトケーブルをステムからヘッドチューブ内部へと通し、ダウンチューブ内を経由して前後のディレイラーに送り込む構造のALABARDA(アラバルダ)と名付けられたステム一体型ハンドルといった独創的なアイディアと、各所の工夫で使い勝手を両立させていることが特徴だ(詳細についてはインプレッション記事を参照してほしい)。

ボリュームのあるヘッドチューブ周辺の造形。トップチューブにはネオンイエローのラインが流れるボリュームのあるヘッドチューブ周辺の造形。トップチューブにはネオンイエローのラインが流れる (c)服部産業オンイエローに彩られたアラバルダハンドルが付属するオンイエローに彩られたアラバルダハンドルが付属する (c)服部産業

艶やかなメタリックブルーにアクセントとしてイタリア国旗が入る艶やかなメタリックブルーにアクセントとしてイタリア国旗が入る (c)服部産業トップチューブとチェーンステーには青の濃淡でグラフィックが入るトップチューブとチェーンステーには青の濃淡でグラフィックが入る (c)服部産業


今回発表されたCento 1 AIRの限定モデルは、ウィリエールが今年の世界選手権に出場したポッツァートのために用意したものと同じ塗装が施されたスペシャルカラーアイテム。イタリアのナショナルカラーである青をイメージしたメタリックブルー(トップチューブやチェーンステーには青の濃淡でグラフィックが入る)に仕上げられており、ネオンイエローの差し色とイタリア国旗がアクセントに入る艶やかな仕上がりだ。なおポッツァートは世界選手権と、その後に開催されたアブダビツアーにてこのカラーを使用した。

フレームセットにはネオンイエローに彩られたアラバルダハンドルが付属し、価格は60万円ジャストと通常カラーから10万円のアップチャージとなる。フレームサイズはXS、S、M、L、XLの5種類で、ハンドルも90×40、100×40、100×42、110×42、120×43、133.5×42の6種類の中から選択ができる。

世界選手権でフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・サウスイースト)が駆った特別カラーのCento 10 AIR世界選手権でフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・サウスイースト)が駆った特別カラーのCento 10 AIR (c)Bettini
ブラックカラーが多い近年の市場において貴重な「イタリアらしい」モデルであり、ポッツァートのファンはもちろん、鮮やかな塗装が好みのユーザーにとっては間違い無い選択だ。受注期間は2016年12月25日(日)まで、納期は4月末~5月の予定。取り扱いは服部産業。



ウィリエール Cento 10 AIR(ポッツァートカラーフレームセット)
サイズ:XS、S、M、L、XL
ハンドルサイズ:90×40、100×40、100×42、110×42、120×43、133.5×42
価格:600,000円(税抜)