香川県・小豆島の玄関口のひとつ土庄町に12月7日、小豆島サイクルステーションがオープンした。小豆島行きのフェリーを運行する両備フェリーなどからなる両備グループが、同グループのオーキドホテル1階の一部をサイクリストのための施設として改装。しまなみ海道や淡路島一周に匹敵するサイクリストの楽園・小豆島のサイクリングの基点として注目が集まりそうだ。



サイクルステーション外観、オーキドホテル1階にあり、入り口の近くにはサイクルラックも設けられているサイクルステーション外観、オーキドホテル1階にあり、入り口の近くにはサイクルラックも設けられている photo:Masanori.Asano
小豆島サイクルステーションは、広さ80平方メートル。宿泊者はもちろん、日帰りでも利用できる。

入り口付近にサイクルラックが設けられているほか、空気入れや工具が無料で使えるメンテナンススペース、無料で利用できる更衣室、コインロッカーを完備。チューブなどのサイクルパーツ販売も行っている。また、同ホテルの温泉・塩の湯にもつながっており、日帰り入浴することもできる。小豆島の観光パンフレットやガイドブックなども置かれ、情報収集にも活用できる。

館内は小豆島を象徴するオリーブの鉢植えが置かれ、ナラなどの木材を基調とした内装とともにナチュラルで落ち着いた雰囲気を醸し出している。ソファーとテーブルを設けたくつろぎスペースのほか、シューズを脱いでストレッチしたり寝転んだりできるカーペット敷きのスペースも設けられている。館内ではシューズを脱いでくつろげるよう、サンダルも用意されている。

サイクルステーション館内にあるメンテナンススペースでは無料でフロアポンプや工具が利用できるサイクルステーション館内にあるメンテナンススペースでは無料でフロアポンプや工具が利用できる photo:Masanori.Asanoシューズを脱いでくつろげるカーペット敷きのスペースでは、ストレッチをしたり横になったりすることもできるシューズを脱いでくつろげるカーペット敷きのスペースでは、ストレッチをしたり横になったりすることもできる photo:Masanori.Asano

サイクルステーションは、岡山―小豆島航路のフェリー乗り場である土庄港の、道路をはさんだ向かいにある。フェリーで島に着いたら、まずサイクルステーションで荷物を預け、情報収集してサイクリングに出発、戻ってきたら温泉でさっぱりし、フェリーの時間までくつろいでから帰宅するという夢のような環境が整ったことになる。

関西方面からのアクセスがよい日生〜小豆島航路のフェリー乗り場である大部港には、待合室にロッカーや更衣室がすでに設けられていたが、土庄港にもサイクリストの拠点が誕生したことで、小豆島一周がますます身近なものになりそうだ。

小豆島サイクルステーション
開館時間:8:00~18:00
利用料:無料(コインロッカー300円、温泉入湯料600円(貸タオル付き800円))
住所:〒761-4102 香川県小豆郡土庄町甲5165-216
電話:080-3179-4324


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