香港で開催されている第4 回BMXアジア選手権で、阪本章史が2 位、高山祐次郎が3 位、藤原海渡が4 位に入った。悲願のアジアタイトル獲得はならなかったものの、日本代表チームは全員が決勝に進出し、好成績を残した。

女子は三輪郁佳が4位、飯端美樹が5位に入っている。

男子エリート決勝#005 高山祐次郎、#057 阪本章史、#688 藤原海渡男子エリート決勝#005 高山祐次郎、#057 阪本章史、#688 藤原海渡 (c)全日本BMX連盟

3つのモトに分かれた予選から準決勝を経て順当に決勝へと進んだ日本チーム。スタートでは阪本がリードするものの、ストレートの伸びで勝った香港のスティーブン・ウォンが第1コーナーを先行。阪本をはじめとした日本人選手がウォンを追いかける展開になり、何度かチャンスをうかがったが、捉えることはできなかった。

優勝は逃したものの2 位から4 位までに日本勢が入り、実力の高さが垣間見えたレースになった。

エリート女子は飯端美樹が好スタートを見せて一時3位を走るものの、後続に抜かれて最終的には5 位。三輪郁佳はスタートで出遅れながらも追い上げ、4位に入った。

女子エリート決勝女子エリート決勝 (c)全日本BMX連盟

エリート男子2位阪本章史のコメント

「優勝を目指してきたが2位で終わってしまい悔しい。練習から調子は悪くなくて、優勝できることを信じて決勝を走った。
スタートゲートはよかったものの、ストレートでウォンに先行されてしまいラインを抑えられてしまい、その後の展開も決まってしまった。これでウォンには4 連覇されている。
さらなるトレーニングをして、来年こそはアジアチャンピオンを獲得したい」。

日本代表コーチ 宮城力のコメント

男子エリートの3人が全員決勝に行くことを第1 の目標として予選から準決勝までを戦った。作戦もうまくいき、選手の調子もよかったのでプレッシャーをかけずにレースを楽しむように送り出した。その結果3人ともいい走りをしてくれ、怪我もなく終わることができた。日本チームとしてのアジアでのアピールはできたと思う。しかしながらタイトルを取れなかったのは悔いが残る。

3 人全員を表彰台に乗せたかった。来年は雪辱を晴らせるように選手のレベルアップに望みたい。女子エリートの成績に関しては、事前の厳しい予想が的中してしまった。中国のレベル向上は目覚しい。全体的にミスが目立ってしまった。今後は改善できるようにアドバイスしていきたい。

男子エリート表彰 優勝 ステーィブン・ウォン、2位 阪本章史、3位 高山祐次郎男子エリート表彰 優勝 ステーィブン・ウォン、2位 阪本章史、3位 高山祐次郎 (c)全日本BMX連盟結果
男子エリート

優勝 ステーィブン・ウォン
2 位 阪本章史
3 位 高山祐次郎
4 位 藤原海渡

女子エリート
優勝 JIANG,Nan Nan
2 位 MA,Li Yun
3 位 LIAO,Zhi Xin
4 位 三輪郁佳
5 位 飯端美樹


photo&report:全日本BMX連盟

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