ヨーロッパのMTBシーンで大きなムーブメントを巻き起こしているエンデューロカテゴリー。これにうってつけのスペシャライズドのフルサスバイク、その名もENDUROが2017年モデルでモデルチェンジを果たした。日本国内には3モデルが入荷予定だ。



スペシャライズド S-WORKS ENDURO FSR CARBON 650Bスペシャライズド S-WORKS ENDURO FSR CARBON 650B (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド ENDURO FSR ELITE CARBON 650Bスペシャライズド ENDURO FSR ELITE CARBON 650B (c)スペシャライズド・ジャパンスペシャライズド ENDURO FSR COMP 650Bスペシャライズド ENDURO FSR COMP 650B (c)スペシャライズド・ジャパン


低めのBBハイト、寝かせ気味のヘッドアングル、1、2を争う短さのチェーンステイを用いることで「モダン」なトレイルジオメトリーを他ブランドに先駆けて採用してきたENDURO。2017年モデルでは今後MTBのスタンダードとなるであろうハブの新規格「ブースト(フロント15x110mm、リア12x148mm)」を取り入れ、前後の剛性をより強化したことが大きな特徴である。本国では650B、29er、6fattieと3つのラインナップが用意されるが、国内には最も遊べる範囲の広い650Bが流通するという。

サスペンションシステムも刷新され、従来フロント160mm、リア165mmだったストロークはオーリンズとの共同開発によって 前後共170mmに。最高峰モデルのS-WorksにはMTBサスペンションに革命をもたらしている、オーリンズ製シングルチューブリアショックを採用したことも話題だ。他の2モデルはRx Trail Tune仕様のロックショックスMonarch Plusが装備されている。

滑らかになったフレームデザイン。ハンドリングも強化が図られている滑らかになったフレームデザイン。ハンドリングも強化が図られている (c)スペシャライズド・ジャパンツールやポンプを収納できるSWATシステムを完備ツールやポンプを収納できるSWATシステムを完備 (c)スペシャライズド・ジャパン

欧米で流行を見せるエンデューロに最適な一台欧米で流行を見せるエンデューロに最適な一台 (c)スペシャライズド・ジャパン
ジオメトリーに関してもトラベル量の変更に併せて微調整が行われており、各種ベアリング径の大型化によってスムースな動きと安定したハンドリングを実現。スレッド式のBBや内装式ケーブル化などメンテナンス性を上げていることもユーザーにとっては好都合と言えるだろう。

日本国内では最高峰モデルのS-WORKSを筆頭に、ミドルグレードのELITE CARBON、アルミフレームのCOMPという3モデル展開であり、いずれもフロントシングルスピード。S-WORKSはスラムの12速コンポーネント「XX1 Eagle」を採用し、ロヴァールのTraverse SL650カーボンホイールによって足回りの軽量化を強力に推し進めた。価格は91.6万円というプレミアムモデルだ。ELITE CARBONとCOMPは同GXをメインコンポーネントに使い、それぞれ価格は52万円と37万円。



日本展開モデルスペック
S-WORKS ENDURO FSR CARBON 650B

カラー:SATIN GLOSS GRAPHITE/CARBON/BLACK
サイズ:S、M
価格:916,000円(税別)
スペック詳細 https://www.specialized.com/ja/ja/bikes/mountain/sworks-enduro-650b/115…

ENDURO FSR ELITE CARBON 650B
カラー:GLOSS BLACK/MARINE BLUE/ROCKET RED
サイズ:S、M
価格:520,000円(税別)
スペック詳細: https://www.specialized.com/ja/ja/bikes/mountain/enduro-elite-carbon-65…

ENDURO FSR COMP 650B
カラー:SATIN BLACK/CHARCOAL
サイズ:S、M
価格:370,000円(税別) 
スペック詳細: https://www.specialized.com/ja/ja/bikes/mountain/enduro-comp-650b/115240