集団スプリントで争われたポローニュ第2ステージ。フェルナンド・ガヴィリア、エリア・ヴィヴィアーニ、カレイブ・ユアンによる横一線の争いは、若きコロンビアンに軍配した。



フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)、カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ)がハンドルを投げるフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)、カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ)がハンドルを投げる photo:CorVos


エティックス・クイックステップが率いるメイン集団エティックス・クイックステップが率いるメイン集団 photo:CorVos総合首位に浮上したフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)総合首位に浮上したフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ) photo:CorVos前日にゴールした首都ワルシャワから一路南、チェコとスロバキアの国境付近で開催されたツール・ド・ポローニュ第2ステージ。コースは中盤からフィニッシュ地点を含む14.7kmのループを5周回するもので、絶えず小さなアップダウンがあるものの最後は平坦フィニッシュだ。

序盤の主役はバフティアール・コザタイェフ(カザフスタン、アスタナ)やマルセル・アレッガー(スイス、IAMサイクリング)を含む5名の逃げ。しかしエティックス・クイックステップ率いる集団は3分以上のリードを許さず、最後まで粘ったアレッガーも残り15kmで吸収。各チームが主導権を争う中、オリカ・バイクエクスチェンジが主導して最終ストレートに入った。

キャノンデール・ドラパックが残り1kmから前日同様の逃げを狙ったものの不発に終わり、最後はニコラス・マース(ベルギー)から発射されたフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)が好スプリントを切る。エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)とカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ)らとハンドルを投げ合ったものの、リードを守りきってステージ優勝を挙げた。チームとしては開幕2連勝だ。

ガヴィリアは前日の2位と合わせ、ボーナスタイムによって総合首位に浮上。「最後は前に上ろうとする動きが多くストレスフルだった。微妙な下り勾配でのスプリントだったので54Tのチェーンリングを選んだのが良かった」とコメントし1日を締め括っている。



ツール・ド・ポローニュ2016第2ステージ結果
1位 フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)   3h19’30”
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)
3位 カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ)
4位 クリスティアン・スバラーリ(イタリア、ディメンションデータ)
5位 モレノ・ホフランド(オランダ、ロットNLユンボ)
6位 ニッコーロ・ボニファツィオ(イタリア、トレック・セガフレード)
7位 ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、IAMサイクリング)
8位 ニキアス・アルント(ドイツ、ジャイアント・アルペシン)
9位 ヤスパー・デブイスト(ベルギー、ロット・ソウダル)
10位 カミル・ジエリンスキー(ポーランド、ポーランドナショナルチーム)

個人総合成績
1位 フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)
2位 ダヴィデ・マルティネッリ(イタリア、エティックス・クイックステップ)
3位 カレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ)
4位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ)
5位 モレノ・ホフランド(オランダ、ロットNLユンボ)
6位 ニキアス・アルント(ドイツ、ジャイアント・アルペシン)
7位 ニッコーロ・ボニファツィオ(イタリア、トレック・セガフレード)
8位 ロレンツォ・マンジン(フランス、FDJ)
9位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)
10位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
6h20’24”
+06”
+08”
+14”
+16”







ポイント賞
1位 フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、エティックス・クイックステップ)

山岳賞
1位 ヤロスラフ・マリチャ(ポーランド、CCCスプランティポルコウィチェ)

チーム総合成績
1位 チームスカイ

text:So.Isobe
photo:

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