イタリアで開催中のジロ・ローザは前日に続く集団スプリントフィニッシュ。ティファニー・クロムウェルが優勝し、萩原麻由子と與那嶺恵理は共に13秒遅れの集団でゴールしている。



スプリントを制したティファニー・クロムウェル(オーストラリア、キャニオン・スラム) スプリントを制したティファニー・クロムウェル(オーストラリア、キャニオン・スラム)  photo:CorVos


ティファニー・クロムウェル(右)と勝利を喜ぶキャニオン・スラムのメンバーティファニー・クロムウェル(右)と勝利を喜ぶキャニオン・スラムのメンバー photo:CorVos女子最高峰のステージレース、ジロ・ローザは折り返しの5日目。北イタリア、ミラノにほど近いロンバルディア州ベルガモにある、風光明媚なイゼーオ湖畔を周回する98.5kmがその舞台だ。

スイスとの国境を隔てるアルプスの麓ながらコースはほとんどフラットで、終盤にわずかなアップダウンが用意されているのみと、この日もスプリンター向けのレイアウト。果たしてゴールライン前では各チームが激しく火花を散らすこととなった。

ゴールまで距離を減らすと前日同様にキャニオン・スラムが組織だったペースアップを敢行し、1kmを切るとリブ・プラントゥールが主導権を奪い返す。ウィグル・ハイファイブ勢が沈む中、ゴール前で伸びたティファニー・クロムウェル(オーストラリア、キャニオン・スラム)が先着。2013年2月以来の嬉しい勝利を飾った。

またこの日、萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)と與那嶺恵理(ハーゲンス・ベルマン・スーパーミント)は共に13秒遅れの第2集団でフィニッシュしている。

翌日は登坂距離12.4km、平均勾配10.48%という超級山岳モルティローロが含まれる難関山岳ステージ。今年のジロ・ローザ優勝者があぶり出されるだろう。



ジロ・ローザ2016第4ステージ結果
1位 ティファニー・クロムウェル(オーストラリア、キャニオン・スラム)      2h02’24”
2位 マリアジウリア・コンファロニエーリ(イタリア、レンズワールド・ザナッタ)
3位 オウド・ビアニック(フランス、ポワトーシャルント・フトゥロスコープ86)
4位 マルタ・バスティアネッリ(イタリア、エール・チッポリーニ)
5位 ミケーラ・パヴィン(イタリア、Inpa・ビアンキ)
91位 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)                     +13”
105位 與那嶺恵理(ハーゲンス・ベルマン・スーパーミント)

個人総合成績
1位 イヴリン・スティーブンス(アメリカ、ボエルス・ドルマンス)
2位 カタルツィナ・ニエウィアドマ(ポーランド、ラボバンク・リブ)
3位 メーガン・グアルニエ(アメリカ、ボエルス・ドルマンス)
4位 エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)
5位 クラウディア・リヒテンブルグ(ドイツ、ロット・ソウダル)
29位 與那嶺恵理(ハーゲンス・ベルマン・スーパーミント)
71位 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)
10h21’49”
+03"
+13”
+24"
+36"
+3’22”
+9’21”


text:So.Isobe
photo:CorVos

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