8月に開催されるリオデジャネイロ・オリンピックのMTB日本代表候補選手が発表された。選出されたのは現全日本王者の山本幸平(トレックファクトリーレーシング)。また、同時発表されたBMX日本代表候補には長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)が選ばれている。



アジア選手権8連覇を達成した山本幸平(トレックファクトリーレーシング)アジア選手権8連覇を達成した山本幸平(トレックファクトリーレーシング) photo:Hiroyuki.Nakagawa
6月9日(木)、JCF(日本自転車競技連盟)がプレスリリースにて、MTBクロスカントリー及びBMXレースの代表候補選出と両競技の代表監督決定を発表した。なお、代表選手の正式な決定は諸手続きが完了したのちに、JOC(日本オリンピック委員会)より発表される。

MTBクロスカントリーの代表に選出されたのは、山本幸平(トレックファクトリーレーシング)。北京とロンドンに続く3度目のオリンピック出場となる。今シーズンは5月にタイで開催されたアジア選手権で8連覇を達成し、その1週間後のやわたはま国際MTBレースでも勝利を挙げ、リオ行きの切符を確定させた。なお、監督はシドニーオリンピック代表の鈴木雷太氏が務める。

山本幸平(トレックファクトリーレーシング)山本幸平(トレックファクトリーレーシング) 山本幸平(トレックファクトリーレーシング)のコメント

「リオオリンピックのマウンテンバイク XCO 日本代表候補選手に選ばれた事に感謝致します。今回で自身3度目のオリンピック、様々な経験をして、ここまで成長をして参りました。オリンピックと言う特別な舞台で力を出せる為に、慌てず、地道に行える事を行い、気持ちを作り上げていき、8月21日、オリンピック最終日に力を爆発させて達成感に満ち溢れた姿でゴールラインを通過致します。

マウンテンバイクの楽しさが少しでも日本中の国民に広がり、理解をして頂ければ、こんなに嬉しい出来事はないです。応援宜しくお願い致します!」


kohei yamamoto rio 2016_2 from yujiro NAKANO on Vimeo.



BMXレースの代表候補に選出されたのは長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)は、岡山県生まれの22歳。2011年から全日本選手権5連覇中の他、世界選手権やワールドカップなどの国際レースで高成績を積み重ね、オリンピック初出場を手繰り寄せた。監督は三瓶将廣氏が務める。

[img_assist|nid=201679|title=長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)|desc=|link=node|align=right|width=200|height=]長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)のコメント

「前回のロンドン五輪を逃した悔しさから、遠征資金確保、体力面など自分の弱いところを重点的に改善していき、目標であった国別ポイント枠でリオ五輪出場枠を獲得する事ができました。ユースオリンピックで経験した事もあるので、いつも通りのパフォーマンスで、メダルを狙いたいです。

応援して頂いた、たくさんの方々に感謝しつつ、誇りを持って日本の自転車文化発展のためにも、自分自身のためにも、オリンピックで戦っていきます。応援よろしくお願いします。」