ツール・ド・ルクセンブルク第3ステージ。終盤に抜け出した4名がゴールまで到達し、22歳のアントニー・テュルジが先着。総合首位はマウリス・ラメルティンクがキープしている。
逃げるトッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・ソウダル)ら photo:CorVos
登坂をこなすマウリス・ラメルティンク(オランダ、ルームポットオレンジペロトン)ら photo:CorVos
スプリントを制したアントニー・テュルジ(フランス、コフィディス) photo:www.aotdl.comツール・ド・ルクセンブルク(UCI2.HC)は初日のプロローグに続き冷たい雨に濡れた。北部のウィルツからフランスと国境を面した南部の街ディフェルダンジュへと至る177kmは、全体的に細かいアップダウンが続く今大会の最難関レイアウトだ。
最後に3周回をこなすサーキットコースには平均勾配9%のコル・ド・ルーロップが用意されており、最後の登坂頂上からフィニッシュ地点までの距離は6km。昨日に続いてアルデンヌクラシックさながらのレースが繰り広げられることとなる。
この日は集団が序盤のアタック合戦を徹底的に封じ込めたため、逃げグループが形成されたのは50kmを過ぎてから。ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)や、第1ステージに続く逃げとなるブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴァイタルコンセプト)ら5名が雨中先を急いだ。
豪雨と雷鳴が降り注ぐ厳しい状況下で逃げ切りの可能性に賭けた5名は協調して逃げ続けたものの、逃げ始めのタイミングが遅かったことで大きなリードは生まれない。周回コースに入るとすぐに吸収され、新たにクリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・グリーンエッジ)、ルイス・マテ(スペイン)や、アントニー・テュルジ(フランス)とコフィディスコンビ、そしてマティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)という4名が飛び出した。
追走の決定打を欠いたメイン集団はフィニッシュまで追いつくことは叶わず、4名が12秒差で逃げ切り。最後はユールイェンセンを下した22歳のテュルジがガッツポーズを繰り出し、HCレースで初の勝利を挙げることとなった。
総合首位のマウリス・ラメルティンク(オランダ、ルームポット・オレンジペロトン)はメイン集団でフィニッシュしたため、タイム差を詰められながらも7秒差で首位をキープした。
ツール・ド・ルクセンブルク2016第3ステージ結果
個人総合成績
ポイント
1位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
山岳賞
1位 ブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴァイタルコンセプト)
ヤングライダー賞
1位 マウリス・ラメルティンク(オランダ、ルームポット・オレンジペロトン)
チーム総合成績
1位 コフィディス
text:So.Isobe
photo:www.aotdl.com



最後に3周回をこなすサーキットコースには平均勾配9%のコル・ド・ルーロップが用意されており、最後の登坂頂上からフィニッシュ地点までの距離は6km。昨日に続いてアルデンヌクラシックさながらのレースが繰り広げられることとなる。
この日は集団が序盤のアタック合戦を徹底的に封じ込めたため、逃げグループが形成されたのは50kmを過ぎてから。ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)や、第1ステージに続く逃げとなるブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴァイタルコンセプト)ら5名が雨中先を急いだ。
豪雨と雷鳴が降り注ぐ厳しい状況下で逃げ切りの可能性に賭けた5名は協調して逃げ続けたものの、逃げ始めのタイミングが遅かったことで大きなリードは生まれない。周回コースに入るとすぐに吸収され、新たにクリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・グリーンエッジ)、ルイス・マテ(スペイン)や、アントニー・テュルジ(フランス)とコフィディスコンビ、そしてマティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)という4名が飛び出した。
追走の決定打を欠いたメイン集団はフィニッシュまで追いつくことは叶わず、4名が12秒差で逃げ切り。最後はユールイェンセンを下した22歳のテュルジがガッツポーズを繰り出し、HCレースで初の勝利を挙げることとなった。
総合首位のマウリス・ラメルティンク(オランダ、ルームポット・オレンジペロトン)はメイン集団でフィニッシュしたため、タイム差を詰められながらも7秒差で首位をキープした。
ツール・ド・ルクセンブルク2016第3ステージ結果
1位 アントニー・テュルジ(フランス、コフィディス)
2位 クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・グリーンエッジ)
3位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
4位 ルイス・マテ(スペイン、コフィディス)
5位 ディオン・スミス(ニュージーランド、ワンプロサイクリング)
6位 アレクサンダー・エドモンソン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
7位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
8位 トッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・ソウダル)
9位 ラスムス・グルドハマー(デンマーク、ストルティングサービスグループ)
10位 ピーター・ヴァンスピイブロック(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
2位 クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・グリーンエッジ)
3位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
4位 ルイス・マテ(スペイン、コフィディス)
5位 ディオン・スミス(ニュージーランド、ワンプロサイクリング)
6位 アレクサンダー・エドモンソン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
7位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
8位 トッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・ソウダル)
9位 ラスムス・グルドハマー(デンマーク、ストルティングサービスグループ)
10位 ピーター・ヴァンスピイブロック(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
3h57’12”
+12”
+12”
個人総合成績
1位 マウリス・ラメルティンク(オランダ、ルームポット・オレンジペロトン)
2位 アントニー・テュルジ(フランス、コフィディス)
3位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
4位 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク、ストルティングサービスグループ)
5位 クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・グリーンエッジ)
6位 ピーター・ヴァンスピイブロック(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
7位 アレクサンダー・エドモンソン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
8位 マルコ・マルカート(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
9位 ガエタン・ビール(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)
10位 デュイン・フーブ’(オランダ、ルームポットオレンジペロトン)
2位 アントニー・テュルジ(フランス、コフィディス)
3位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
4位 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク、ストルティングサービスグループ)
5位 クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・グリーンエッジ)
6位 ピーター・ヴァンスピイブロック(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
7位 アレクサンダー・エドモンソン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
8位 マルコ・マルカート(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
9位 ガエタン・ビール(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)
10位 デュイン・フーブ’(オランダ、ルームポットオレンジペロトン)
12h10’44”
+07”
+12
+13”
+19”
+24”
+26”
+27”
+07”
+12
+13”
+19”
+24”
+26”
+27”
ポイント
1位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)
山岳賞
1位 ブリース・フェイユー(フランス、フォルトゥネオ・ヴァイタルコンセプト)
ヤングライダー賞
1位 マウリス・ラメルティンク(オランダ、ルームポット・オレンジペロトン)
チーム総合成績
1位 コフィディス
text:So.Isobe
photo:www.aotdl.com
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サイクルスポーツ2016年07月号
八重洲出版