新城幸也のアジア選手権ロード使用バイク メリダREACTOが熊本地震チャリティオークションに

新城幸也がアジア選手権ロードで使用したバイクをチャリティオークションに出品する。4月27日、都内でミヤタサイクルとともに記者会見を開き、発表した。

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オークションに出品されるメリダ REACTO TEAMと共に写る新城幸也とミヤタサイクル髙谷信一郎社長 photo:Yuichiro Hosoda
大腿骨骨折のリハビリに励む新城幸也（ランプレ・メリダ）は、チャリティートークショーを開催するなど熊本地震災害支援活動に積極的だ。今回はバイクスポンサーであるメリダを取り扱うミヤタサイクルとともに、愛車のメリダREACTO TEAMをオークションにかけることを発表した。

東京・目黒の自転車文化センターで行われた記者発表会に、ミヤタサイクルの髙谷信一郎社長とともに出席した新城は、アジア選手権ロードレースで駆ったバイクを披露。このバイクは銀メダルを獲得した実車で、定価1,070,000円のREACTO TEAM。ハンドルとホイール以外は、ポジションも含め当時のままとなっているそうだ。

オークション開始金額は1円から、競売期間は5月23日（日）〜29日（日）。ヤフーオークションにおいて公開され、落札された金額は義援金として全額が寄付される（※オークションのURL等詳細は、分かり次第お知らせします）。

アジア選手権2016で新城幸也が駆ったメリダREACTO TEAM photo:Yuichiro Hosoda
ヘッドチューブには新城幸也のサインが入れられた photo:Yuichiro Hosodaアジア選の要注意選手の番号が貼られたままのトップチューブ photo:Yuichiro Hosoda

クランクはROTOR 3D FLOW、チェーンリングは同社のNO-Q photo:Yuichiro Hosodaアジア選当時のままのシートポジション。サドルはチームカラーのプロロゴ ナゴEVO CPCだ photo:Yuichiro Hosoda

「九州の地震で被災された方々に協力させてもらうことがうれしい。僕が乗ったバイクが役に立つのは光栄。少しでも多くの人にオークションに参加して欲しい。骨折した時は皆さんから応援してもらった。怪我が治った今、今度は僕が九州の皆さんに元気になってもらえるような走りをしていきたい」と話した。

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新城は会見後、2度目のチャリティートークショー&サイン会を開催。平日夜と言うこともあり、学校帰りの学生や、会社帰りのサラリーマンなどの姿も見られた。中には午前中に講義を終えたため、名古屋からはるばる駆けつけたと言う大学生もいた。

ユーロップカー時代のボトルと、レアな2012ロンドン五輪のボトルも惜しみなく販売された photo:Yuichiro Hosoda平日夜開催のため、帰途の学生や会社員の方なども参加していた photo:Yuichiro Hosoda

栗村修さんと飯島美和さんのトークが本日もBGMがわりに photo:Yuichiro Hosoda熊本への自転車旅行中に被災したと言うファン。被災地を支援する新城に「ありがとう」と言いたくてやって来たそうだ photo:Yuichiro Hosoda

また、熊本への自転車旅行中に被災したファンもおり、現地でその惨状を目の当たりにしてきたそうで、被災地を支援する新城に「ありがとう」と言いたくてやってきたと語ってくれた。

サイン会の開催中は24日に続き栗村修さんが登壇し、新城の側で飯島美和さんとのトークをしばし繰り広げた。その後自身が実行委員を務めるツアー・オブ・ジャパンの準備のため会場を去ったが、ここにたまたま東京に来ていたと言う、愛三工業レーシングの中島康晴が登場。そのまま壇上に促されると、サプライズゲストとして軽妙なトークを披露し、新城と同い年で仲の良い中島ならではのエピソードに会場が聞き入った。

飛び入りでやってきた中島康晴。滑らかなトークで会場が盛り上がった photo:Yuichiro Hosodaチャリティーオークションで新城幸也モデルの腕時計をゲットした家族。一番嬉しそうにしていたのはお父さん！？ photo:Yuichiro Hosoda

この日は420,720円の寄付金が集まり、24日の第1回目と合わせて合計約127万円を義援金として被災地へ寄付することになった。27日の来場者は134人を記録し、計449人が今回のチャリティーに足を運んだ事になる。

新城は5月から土井雪広（マトリックス・パワータグ）とともにタイ合宿に入り、6月のレース復帰を目指したいと意気込みを語った。