3月13日(日)に開催される、日本学生自転車競技連盟の主催する第10回明治神宮外苑大学クリテリウム。都心で開催され、観戦にも足を運びやすいこのレースの見どころを紹介しよう。



銀杏並木を折り返すメイン集団銀杏並木を折り返すメイン集団 photo:Hideaki.Takagi
2007年に学連70周年記念大会として、実に54年ぶりに都市部開催のサーキットロードレースとして開催された神宮クリテ(明治神宮外苑学生自転車クリテリウム大会)。10年目を迎える今年も明治記念館前をスタート/ゴールに、オリンピックに向けて工事中の国立競技場、神宮球場、秩父宮ラグビー場などの学生スポーツの中心地を横目に走る明治神宮外苑周回コース(1周1.5km)がその舞台だ。

メインイベントの男子大学対抗戦をはじめ、キッズからマスターズまで参加できるファンライドを含む9カテゴリには総勢300名がエントリーする大規模なイベントに成長し続けている。それでは各レースの見どころを紹介しよう。

グループ1(大学対抗)、14:20スタート

昨年大会を制している橋本英也(鹿屋体育大学)がスプリントを制す昨年大会を制している橋本英也(鹿屋体育大学)がスプリントを制す photo:Hideaki.Takagi過去2回来日出場しているアムステルダム大学チーム過去2回来日出場しているアムステルダム大学チーム photo:Hideaki TAKAGI本大会のメインレースである、男子大学生グループ1(大学対抗)のレース。各校3名以内のチームでエントリーし、オランダのアムステルダム大学から参加するの3名を含めて21チーム62名の選手が出走予定。1.5kmのコースを20周する30kmで競われる。

注目は昨年度の大会優勝者・橋本英也(鹿屋体大)と、2015RCS(ロードレースカップシリーズ)現ポイントリーダーで年間総合リーダーを目指す小林和希(明治大)、トラック競技で成績を残している岡本隼(日大)や全日本選手権オムニアムチャンピオンで昨年度の外苑クリテ3位に入っている小林泰正(日体大)など、スピードに定評があるトラック競技を専門とする選手たち。

また、オランダからの招待チームであるアムステルダム大学は、第5回・第7回大会に招待選手として出場し、2回とも表彰台に立ったラルス・ヴァンデワール氏が監督として率いるチームで、オランダ国内でもコンスタントに成績を残している選手が3名出走する。純粋にスプリントを得意とする有力な学生選手の参加が少ないこともあり、優勝の行方は混戦必至だ。

全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ年間リーダーの決定

RCS年間ランキング表彰台RCS年間ランキング表彰台 photo:Hideaki.Takagi2015年度の全日本学生ロードレースカップシリーズ(RCS)の最終戦でもある本大会は、当レースの優勝を争うだけでなく、RCSの総合優勝者を決定する大会でもある。現時点のRCSリーダーは、232ポイントで2位以下を突き放して独走中の小林和希(明治大学)。

小林は昨年度総合ランキング僅差の2位で、2位は159ポイントの野本空(明治大学)、3位は148ポイントの孫崎大樹(早稲田大学)。通常のRCSでは1位に30ポイントが与えられるが、最終ラウンドである神宮クリテでは2倍の60点。そして2位48点、3位40点、以下10位までポイントが与えられる。2位以下の争いは点数的には逆転圏内に数名がひしめいており、熱戦が繰り広げられるはずだ。

女子クリテリウム13:50 スタート

学生選手権個人ロード、インカレ女子ロードで優勝した樫木祥子(駒沢大学)学生選手権個人ロード、インカレ女子ロードで優勝した樫木祥子(駒沢大学) photo:Hideaki TAKAGI強豪レーサーたちが集うマスターズレースdesc強豪レーサーたちが集うマスターズレースdesc 女子クリテリウムは学連登記選手以外にJCF登録競技者も参加可能なオープン形式のレースであり、学生レース以上のハイレベルなレース展開が予想される。今シーズン学生選手権個人ロード、インカレ女子ロードで優勝した樫木祥子(駒沢大学)、2015年度女子ロードポイントランキング1位の齋藤望(日本体育大学)、個人TT優勝の江藤里佳子(鹿屋体育大学)らの今シーズン最後の戦いに注目が集まる。

大学生以外の部としては10:50スタートの、小・中学生&マスターズ・タイムトライアル(1km)、12:00スタートのマスターズ・クリテリウム(1.5km×8laps=12km)を開催。こちらも強豪ホビーレーサーが多く集い、毎年熱戦が繰り広げられてる。

また、大会前日の12日土曜日の夜には「大学自転車競技フォーラム」が国立オリンピック記念青少年総合センター(最寄り駅:小田急線参宮橋駅)センター棟1階 101研修室で18時30分から行われる。様々なテーマで議論や考える機会を提供し、第4回、第5回は、2020年東京オリンピック・パラリンピックがその後に何をもたらすのか、56年ぶりの祭典の後に何を残すべきなのかを考えてきた。今年は「ソフトパワー・レガシー」をテーマにし、2020年東京オリンピックの先を見据え考えていくフォーラムを開催いたします。詳細案内はこちらから。

text:日本学生自転車競技連盟

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