4月26日のリエージュ~バストーニュ~リエージュでの落車により骨折し、戦線離脱を余儀なくされていた新城幸也(ユーロップカー)が、6月4日から7日にかけて行われる「ブークル・ド・ラ・マイエンヌ」にてレースに復帰する。ツール・ド・フランス出場に向けてチームにアピールする重要なレースとなる。



治療とリハビリに励んできた新城幸也(ユーロップカー)治療とリハビリに励んできた新城幸也(ユーロップカー) image:Miwa.IIJIMA/Teamユキヤ通信左肩甲骨先端と左肋骨上部を骨折したリエージュ~バストーニュ~リエージュの落車より、約1ヶ月。怪我の治療、リハビリを続けてきた新城が、6月4から7日までフランス、ペイ・ド・ロアール地域にて開催される4日間のステージレース、「ブークル・ド・ラ・マイエンヌ」で戦線に復帰する。

ブークル・ド・ラ・マイエンヌは、2006年に新城がチームVANGの一員として出場した際に、当時のチームメイト福島康司の総合優勝と、福島晋一のポイント賞獲得をアシストしたレース。このレースに思い入れがある新城は「復帰レースにはぴったりだ」と言う。

レース復帰を受けて、新城はTeamユキヤ通信の中で「まだ本格的に追い込んで走れていないので、まずは様子を見ながら。これだけ休んだ後のレースだから前半はきっと苦しむことになるだろう。しかし、ここでしっかり復活をアピールしなければならない、大切なレースだと思っているので頑張ります。」と意気込みを語っている。

まだリハビリの途中にあり、怪我の回復具合を探りながらレースを走ることになるが、新城にはツール・ド・フランス出場に向けてチームの首脳陣に回復を印象付ける走りが求められる。なお、6月28日に開催される全日本選手権ロードレースの出場については、万全の体調で臨むことができないと判断し、欠場することを発表している。

photo:Miwa.IIJIMA / Teamユキヤ通信