アメリカの総合タイヤブランド、マキシスより2モデルのMTB用タイヤが登場。ドライなハードパックコース向けのDH用モデル「Griffin」とドライコンディションの高速レースを想定して開発されたXC用モデル「Treadlite」を紹介する。取り扱いはインターテックが行う。



マキシス Griffin

マキシス Griffinマキシス Griffin (c)maxxis.comマキシスのタイヤを使用する永田隼也(アキファクトリーチーム)マキシスのタイヤを使用する永田隼也(アキファクトリーチーム) photo:Hiroyuki.NAKAGAWA「Griffin(グリフィン)」は豊富なラインアップが揃うマキシスのDH用タイヤの中でも、最も高速レースでの使用に特化したドライなハードパックコース向けモデル。進行方向へ傾斜させた小さなノブを高密度で配置することによって、ぺダリングセクション時のトラクションを確保したことが特徴だ。

既にサポートライダーにも供給されており、その1人である永田隼也(アキファクトリーレーシング)は「これまでのマキシスには無い性格のタイヤで、他のタイヤとの棲み分けができた高性能な1本がリリースされたと感じている。タイヤのボリューム感と接地感が非常によく、低圧でも使えそうなので、リジッドの里山バイクなどに組み合わせても最高の乗り味を提供してくれるでしょう」とコメントしている。

また、井本はじめ(スラム・ライテックファクトリーレーシング)は「ドライの日やコースに合わせて交換すると、MINIONでは味わえないスピードの伸び、ブロックのヨレのないコーナーリングが楽しめる」と語っている。

コンパウンドには高グリップ力と低反発性を追求し、ワールドカップでも数多くの勝利に貢献してきた3C Maxx Gripを採用。サイズは従来より主流の26×2.4インチと、各社の2015ラインアップで対応車種が多くリリースされた27.5×2.4インチの2種類がラインアップされる。重量は1,130g(26×2.4)、1,180g(27.5×2.4)だ。

マキシス Griffin
サイズ:26×2.4、27.5×2.4
コンパウンド:3C Maxx Grip
重 量:1,130g(26×2.4)、1,180g(27.5×2.4)
TPI:60
価 格:9,000円(税抜)



マキシス Treadlite

マキシス Treadliteマキシス Treadlite (c)maxxis.com「Treadlite(トレッドライト)」はドライコンディションでのハイスピードレースを想定して開発されたチューブレスレディのクロスカントリー用タイヤ。低いノブのセミスリックパターンのセンタートレッドによって転がり抵抗を最小限に抑えたことが特徴だ。

一方で、2種の異なるゴムを用いたデュアルコンパウンド仕様とし、大き目のサイドノブと120TPIのケーシングとあわせて安定感の高いコーナリンググリップを兼ね備えることに成功。サイドウォールにはサイドカットのリスクを低減しつつも柔軟性の低下や重量増を最小限に抑えた耐パンク材「EXO PROTECTION」を配置している。

対応するホイールサイズは26インチ、27.5インチ、29インチで、いずれの仕様もタイヤ幅は2.1インチ。重量はそれぞれ530g(26×2.1)、595g(27.5×2.1)、630g(29×2.1)となっている。

マキシス Treadlite
コンパウンド:Dual
サイズ:26×2.1、27.5×2.1、29×2.1
重 量:530g(26×2.1)、595g(27.5×2.1)、630g(29×2.1)
TPI:120
価 格:6,300円(税抜)

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