コッピ・エ・バルタリ最終ステージで、MTNキュベカの23歳ルイス・メンテスが独走勝利。後続を1分以上突き放して総合優勝を飾った。NIPPOヴィーニファンティーニの石橋学は総合105位でレースを終えている。
初のヨーロッパレース優勝、ステージレース優勝を成し遂げたルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ) photo:www.gsemilia.it
各賞ジャージが表彰台に並ぶ photo:www.gsemilia.it4日間で5レースを消化するコッピ・エ・バルタリ(正式名称はセッティマーナ・インテルナツィオナーレ・コッピ・エ・バルタリ、UCI2.1)も最終ステージ。エミリア=ロマーニャ州モデナ県のパヴッロをスタートしてから4時間後、ロッカペルーゴの登りゴールで30代目の総合優勝者が導き出された。
ほぼ絶え間無くアップダウンが続くコースで逃げたのは、プリモズ・ログリッチ(スロベニア、アドリアモービル)と、今年からドラパックプロサイクリングに加入した22歳のサムエル・スポースク(オーストラリア)。3カ所のKOMが設定されたこの日、逃げたログリッチは相次いでポイントを稼ぎ、最終的に総合山岳賞を獲得することとなる。
3分半のリードを得た2名だが、総合3位のマヌエル・ボンジョルノ(イタリア)率いるバルディアーニCSFがハイスピードで牽引を開始。ゴールまで40kmを残してMTNキュベカもこの動きに加わった際、メイン集団には僅か15名しか残っていなかった。
すると総合6位につけるルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ)が急勾配区間で抜け出すと、初日終了時にリーダージャージを着たダヴィデ・レベリン(イタリア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)やダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)を置き去りにして独走を開始する。
ゴールまで22kmを残した地点でのアタックだったが、その後もメインテスの勢いは留まらず、後続を1分以上引き離してゴールへと到着。南アフリカ期待の23歳がヨーロッパ初優勝を飾るとともに、一躍総合優勝に輝いた。
ステージレースで強みを見せるメインテスは、2013年からMTNキュベカに所属する1992年生まれの23歳。今年2月に開催されたアフリカ大陸選手権で優勝を飾っており、ツアー・オブ・オマーンではヤングライダー賞1位に輝いた選手だ。
また石橋学(NIPPOヴィーニファンティーニ)はステージ110位でフィニッシュし、総合105位で完走。「今大会はとてもハードなレースで、雨の第2ステージは寒さとの戦いだった。コッリの第3ステージ3位やクネゴの第4ステージ2位はチームの作戦どおりのもの。 勝利こそなかったが、チームがうまく機能していると感じた。次のレースはアムステルゴールドレース。また、そこからハードなレースが続くので、それまでは体調を整えて、しっかり乗り込んでいこうと思っている」と語っている。
セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ2015第4ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
山岳賞
プリモズ・ログリッチ(スロベニア、アドリアモービル)
ヤングライダー賞
シモーネ・ペティッリ(イタリア、ユニエウーロ・ウィリエール)
チーム総合成績
チームスカイ
text:So.Isobe
photo:CorVos


ほぼ絶え間無くアップダウンが続くコースで逃げたのは、プリモズ・ログリッチ(スロベニア、アドリアモービル)と、今年からドラパックプロサイクリングに加入した22歳のサムエル・スポースク(オーストラリア)。3カ所のKOMが設定されたこの日、逃げたログリッチは相次いでポイントを稼ぎ、最終的に総合山岳賞を獲得することとなる。
3分半のリードを得た2名だが、総合3位のマヌエル・ボンジョルノ(イタリア)率いるバルディアーニCSFがハイスピードで牽引を開始。ゴールまで40kmを残してMTNキュベカもこの動きに加わった際、メイン集団には僅か15名しか残っていなかった。
すると総合6位につけるルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ)が急勾配区間で抜け出すと、初日終了時にリーダージャージを着たダヴィデ・レベリン(イタリア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)やダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)を置き去りにして独走を開始する。
ゴールまで22kmを残した地点でのアタックだったが、その後もメインテスの勢いは留まらず、後続を1分以上引き離してゴールへと到着。南アフリカ期待の23歳がヨーロッパ初優勝を飾るとともに、一躍総合優勝に輝いた。
ステージレースで強みを見せるメインテスは、2013年からMTNキュベカに所属する1992年生まれの23歳。今年2月に開催されたアフリカ大陸選手権で優勝を飾っており、ツアー・オブ・オマーンではヤングライダー賞1位に輝いた選手だ。
また石橋学(NIPPOヴィーニファンティーニ)はステージ110位でフィニッシュし、総合105位で完走。「今大会はとてもハードなレースで、雨の第2ステージは寒さとの戦いだった。コッリの第3ステージ3位やクネゴの第4ステージ2位はチームの作戦どおりのもの。 勝利こそなかったが、チームがうまく機能していると感じた。次のレースはアムステルゴールドレース。また、そこからハードなレースが続くので、それまでは体調を整えて、しっかり乗り込んでいこうと思っている」と語っている。
セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ2015第4ステージ結果
1位 ルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ)
2位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
3位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)
4位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
5位 マティア・クヴァシナ(クロアチア、フェルバーマイヤー・シンプロンウェルズ)
6位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)
7位 マヌエル・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
8位 フレディ・モンタナ(コロンビア、モビスター)
9位 フランコ・ペッリゾッティ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
10位 フランチェスコ・レーダ(イタリア、イデア2010ASD)
2位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
3位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)
4位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
5位 マティア・クヴァシナ(クロアチア、フェルバーマイヤー・シンプロンウェルズ)
6位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)
7位 マヌエル・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
8位 フレディ・モンタナ(コロンビア、モビスター)
9位 フランコ・ペッリゾッティ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
10位 フランチェスコ・レーダ(イタリア、イデア2010ASD)
3h54'24"
+1'12"
+1'15"
+1'17"
+1'23"
+2'22"
+2'30"
+1'12"
+1'15"
+1'17"
+1'23"
+2'22"
+2'30"
個人総合成績
1位 ルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ)
2位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
3位 マティア・クヴァシナ(クロアチア、フェルバーマイヤー・シンプロンウェルズ)
4位 マヌエル・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
5位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)
6位 カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、チームスカイ)
7位 フランコ・ペッリゾッティ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
8位 シモーネ・ストルトーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
9位 ヴァレリオ・アニョーリ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
10位 カルロス・クインテッロ(コロンビア、コロンビア)
2位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
3位 マティア・クヴァシナ(クロアチア、フェルバーマイヤー・シンプロンウェルズ)
4位 マヌエル・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
5位 ダヴィデ・レベリン(イタリア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ)
6位 カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、チームスカイ)
7位 フランコ・ペッリゾッティ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
8位 シモーネ・ストルトーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
9位 ヴァレリオ・アニョーリ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
10位 カルロス・クインテッロ(コロンビア、コロンビア)
14h31'42"
+02"
+46"
+1'01"
+2'31"
+2'38"
+2'39"
+3'12"
+3'33"
+3'35"
+02"
+46"
+1'01"
+2'31"
+2'38"
+2'39"
+3'12"
+3'33"
+3'35"
ポイント賞
ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
山岳賞
プリモズ・ログリッチ(スロベニア、アドリアモービル)
ヤングライダー賞
シモーネ・ペティッリ(イタリア、ユニエウーロ・ウィリエール)
チーム総合成績
チームスカイ
text:So.Isobe
photo:CorVos