41歳の"アレ・ジェット"ことアレッサンドロ・ペタッキが、2014年までネーリソットリとして活動したプロコンチネンタルチーム「サウスイースト」へと移籍する。ペタッキはミラノ〜サンレモとジロ・デ・イタリアへの出場を表明中だ。



サウスイーストプロサイクリングのチームロゴサウスイーストプロサイクリングのチームロゴ (c)Southeast Pro Cycling Team新しいジャージを身に纏うアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、サウスイーストプロサイクリング)新しいジャージを身に纏うアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、サウスイーストプロサイクリング) (c)Southeast Pro Cycling Team2013年4月の引退発表から転じてオメガファーマ・クイックステップと契約、同チームで1シーズン半を過ごしたアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)の新チームは、ネーリソットリから名称を変更した同郷イタリアのUCIプロコンチネンタルチーム、サウスイーストだった。

現在41歳になる1974年1月3日生まれのペタッキは、ジロ・デ・イタリアでステージ通算22勝&2004年ポイント賞、ツール・ド・フランスでステージ通算6勝&2010年ポイント賞、ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ20勝&2005年ポイント賞を獲得。さらにはミラノ〜サンレモやパリ〜トゥールで優勝するなど抜群のスプリント力で一時代を築いたベテランスプリンターで、昨シーズンまではマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)の発射台役として活躍してきた。

ペタッキは自身のオフィシャルサイト内で「待ちに待った契約だった。サウスイーストがスポンサーとなってくれたことで(チームディレクターの)アンジェロ・チトラッカとペタッキは救われた」とコメント。20年目のキャリア集大成として、チームに経験を伝えると共にミラノ〜サンレモとジロ・デ・イタリアを目標としていることもガゼッタ紙に伝えている。

チームの新しい冠スポンサーとなったのは中国・杭州のサウスイースト・スペース・フレーム社。北京国際空港や空港など巨大鋼構造物の開発・建設を行う企業だ。これに伴ってジャージカラーはグレーとなったが、継続してネーリソットリもチームをサポート。使用機材はチポッリーニと変化は無い。

チームディレクターであるチトラッカ氏はスポンサー契約について、「前例の無いパートナーシップで、私たちのチームはヨーロッパの自転車界にとってきわめて重要なスポンサーをもたらした。成長と革新にとって大きな希望だ」とコメント。チームにはエリア・ファヴィッリ(イタリア、前ランプレ)やフランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、前アスタナ)らが加わり戦力を増強している。

text:So.Isobe