11月2日、福島県猪苗代湖で開催された東北シクロクロス第3戦は山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)が圧倒的な力を見せて勝利した。世界選手権代表選手を選ぶセレクションシリーズの3つのうちのひとつだ。



会場脇の神社で参加者全員が揃っての安全祈願のお祓いを受ける会場脇の神社で参加者全員が揃っての安全祈願のお祓いを受ける (c)Makoto.AYANOローカルCX大会恒例、参加者全員が揃っての記念撮影ローカルCX大会恒例、参加者全員が揃っての記念撮影 (c)Makoto.AYANO

弱虫ペダルシクロクロスチームのイラスト入りチームカーがお披露目だ弱虫ペダルシクロクロスチームのイラスト入りチームカーがお披露目だ (c)Makoto.AYANO今年で開催4年目を迎える東北シクロクロスシリーズ。第3戦は猪苗代湖畔の天神浜で開催された。今季すでにサマークロスが開催され、この会場では5回目の開催とお馴染みの会場だ。過去最高の160人の参加者を集めた。

カテゴリー1はほぼ全日本選手権並みのメンバーが揃ったカテゴリー1はほぼ全日本選手権並みのメンバーが揃った (c)Makoto.AYANOなかでも最高峰C1は39人のメンバーを集め、全日本かと思うほどの豪華な顔ぶれに。世界選手権代表選手を選ぶセレクションシリーズに選ばれたことが大会の数日前に発表されたため、急遽参戦を決めた選手もいたようだ。セレクションはほかに11月23日の関西クロス・マキノ、野辺山のふたつがある。

この会場でのレースの開始前は、会場脇の神社で参加者全員が揃っての安全祈願と記念撮影を行うのが恒例。そして参加者全員には地元からのおもてなしとして猪苗代町産のお米「天のつぶ」が配られた。

雨の予報で心配された天候は、午前に立ち込めた深い霧が徐々に晴れ、猪苗代湖と磐梯山がその姿を表す昼頃、気温は20度まであがり汗ばむほどになった。

グラスルーツのCX大会にあって話題を独占している感のある弱虫ペダルシクロクロスチーム。この日は山本和弘に加えて中原義貴選手も揃い、かつ小野田坂道のイラストが大きく描かれたチームカーがお披露目となった。

カテゴリー1の200mの直線舗装路のスタートダッシュカテゴリー1の200mの直線舗装路のスタートダッシュ (c)Makoto.AYANO
猪苗代湖天神浜の砂地を乗車でクリアする山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)猪苗代湖天神浜の砂地を乗車でクリアする山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム) (c)Makoto.AYANOブナの自然林と松林が美しい会場。猪苗代湖に紅葉のはじまった磐梯山の山容が映る。C1の39人の豪華メンバーは、竹之内悠と小坂正則らを欠くものの、ほとんど全日本選手権のようなオールスターキャスト。200mにおよぶ直線の舗装路ダッシュでスタートが切られた。ホールショットは小坂光(宇都宮ブリッツェン)がとる。

テクニックのある小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)だが山本カズとの差は徐々に開いていくテクニックのある小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)だが山本カズとの差は徐々に開いていく (c)Makoto.AYANO松林のなかの砂地、木の根っ子の露出したタイトコーナー、そして猪苗代湖畔の深い砂がネックとなるテクニカルコース。乗っていけるかギリギリの砂地でのテクニックとペダリングパワーが必要な難コースだ。

ファーストラップですぐに山本カズが先頭に。横山航太(シマノレーシング)、小坂らが続く。1周目、カテゴリー2で平均一周6分20秒かかる周回を、5分9秒の驚異的ラップで飛ばす山本。3周目に入る頃15秒だった差を、みるみる広げる。

この日「圧倒的な走りを見せたい」とスタート前に話したカズの目標は、後続に2分の差をつけることだったという。そしてカズにとっては、弟の幸平がインドネシアで開催されているMTBアジア選手権クロスカントリーを今まさに走っているところで、山本兄弟にとって大事な日だった。

砂は深く、足を取られる砂は深く、足を取られる (c)Makoto.AYANOMTBで培ったテクニックで砂地を難なく乗車でこなし、今シーズンはロードで培ったパワーを発揮して平坦路も踏み込んでいくカズ。食い下がる小坂との差はじりじりと広がり続けた。そして後続では気温の高さか今季初戦のためか高強度に馴染めない横山が精彩を欠きだす。一方、「慣れていなかったニューマシンになじみ、後半ペースを上げることが出来た」と話す前田公平がピッチをあげる。前田は横山と丸山を交わし、小坂に肉薄する。

前半精彩を欠くものの後半に追い上げた前田公平前半精彩を欠くものの後半に追い上げた前田公平 (c)Makoto.AYANO小坂を1分42秒離してゴールするカズ。JCXシリーズとしては茨城クロスでの勝利に続いて2勝目だ。

山本は言う。「追い込みながら余裕を持って走れた。ノートラブルで完璧。狙い通り、イメージに近い状態で走れたのが良かった。今季は気合が入っているんです。ちゃんと追い込めたし、踏みまくりました。ロードでその力をつけることができたんです。おかげでテクニカルな部分も余裕を持って走れる。登りにも自信があるし、テクニックにはもともと絶対的な自信があった。チームが用意してくれるマシンも申し分無いし、今年は全部のレースで勝っていいシーズンにしたい」。

いっぽうで完敗の小坂。「パワーもテクニックも、カズさんが強かった。自分自身のコンディションもまだ上がりきってはいないけど、今日の差は開きすぎている。これからは危機感を持って走らないといけない」と話した。

小坂光を大きく引き離してゴールする山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)小坂光を大きく引き離してゴールする山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム) (c)Makoto.AYANO
東北CXは翌日の月曜にも第4戦磐梯高原南ヶ丘牧場が続けて行われた。東日本のシクロクロスは来週のサイクルモード会場近くで開催のスターライト幕張、そして野辺山シクロクロスへと続く。そして12月13・14日の全日本選手権&JCXマスターズ選手権@宮城県村田町スポーツランドSUGO大会へと続いていく。圧倒的な力を魅せる山本和弘と竹之内悠との激突が楽しみだ。



カテゴリー2で優勝した織田 聖(Bottles and Chains)カテゴリー2で優勝した織田 聖(Bottles and Chains) (c)Hiro.AYANOL1を制したのは武田和佳(Team CHAINRING)L1を制したのは武田和佳(Team CHAINRING) (c)Makoto.AYANO

カテゴリー3で優勝した沢田桂太郎(Team CHAINRING Espoir)カテゴリー3で優勝した沢田桂太郎(Team CHAINRING Espoir) (c)Makoto.AYANOマスターズで優勝した水竹真一(チームスキップ) はC2でも2位ゴールマスターズで優勝した水竹真一(チームスキップ) はC2でも2位ゴール (c)Hiro.AYANO



C1優勝の山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)、2位小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、3位前田公平C1優勝の山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)、2位小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、3位前田公平 (c)Makoto.AYANO【Category1】
1位 山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)
2位 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
3位 前田公平
4位 横山航太(SHIMANO Racing)
5位 丸山厚 (BOMA RACING)
6位 小橋勇利 (JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)
7位 合田正之(cycleclub3UP)
8位 濱 由嵩(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM)
9位 門田基志(TEAM GIANT)
10位 中原義貴(弱虫ペダルシクロクロスチーム)

【Category 2 (C2+M)】
1位 織田 聖(Bottles and Chains)
2位 山田夏樹(mistral)
3位 岩崎恭二(佐多塾)

【Category 3 (C3)】
1位 沢田桂太郎(Team CHAINRING Espoir)
2位 南島康一(Team12So)
3位 中谷亮太(RIDE LIFE.GIANT)

【Category Master (C2+M)】
1位 水竹真一(チームスキップ)
2位 小岩浩(Celeste 轟座RC)
3位 江川嘉宏(PEDAL NATION)

【Category L1 (L1+L2)】
1位 武田和佳(Team CHAINRING)
2位 綾野桂子(cycleclub3UP)
3位 林口幸恵(SNEL CYCLOCROSS TEAM)

【Category L2 (L1+L2)】
1位 武内典子(宮城県遠田郡)
2位 長谷川貴子(RIDE ON) 
3位 高橋織江(PEDAL NATION)

photo&text:Makoto.AYANO


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