2004年にジロ・デ・イタリアを制したダミアーノ・クネゴ(イタリア)が、10シーズンを過ごしたランプレを離れ、来季UCIプロコンチネンタル登録を目指しているNIPPOヴィーニファンティーニに移籍することが決まった。



ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・メリダ)ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・メリダ) photo:Riccardo Scanferla


10月3日付のガゼッタ紙によると、現在33歳のクネゴがNIPPOヴィーニファンティーニと2年契約を結んだ。「ピッコロ・プリンチペ(小さな王子)」のニックネームで親しまれたクネゴは、地元のヴェローナ大学でモーターサイエンスを専攻しながらレース活動を継続。サエコ時代から数えて13年間で48勝を飾ったクネゴが、10年間過ごしたランプレを去ることが決まった。

2008年ジャパンカップを制したダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)2008年ジャパンカップを制したダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ) photo:Makoto.AYANO22歳の若さでジロ・デ・イタリアを制したクネゴは、ジロ・ディ・ロンバルディアで2度優勝し、アムステル・ゴールドレースで1勝。2006年ツール・ド・フランス新人賞。ジャパンカップでは2005年と2008年に優勝している。しかし近年はビッグレースでの勝利から遠ざかっており、最後の勝利は昨年3月22日のセッティマーナ・コッピ・エ・バルタリでのステージ優勝だった。

現在日本籍のUCIコンチネンタルチームとして活動しているヴィーニファンティーニNIPPOデローザは2015年に向けて体制を強化する。ガゼッタ紙によると、チームはイタリアでのUCIプロコンチネンタル登録を目指しており、登録が叶えばアンドローニとバルディアーニ、ネーリソットリに続くイタリアンセカンドディビジョンチームとなる(ガゼッタ紙の中ではヴィーニファンティーニNIPPOではなくNIPPOヴィーニファンティーニと記されている)。

ネーリソットリで広報担当を務めていたフランチェスコ・ペロージがチームマネージャーに就き、ツール・ド・フランス覇者ヴィンチェンツォ・ニーバリの弟アントニオ・ニーバリ(イタリア)やジャコモ・バルラート(イタリア)、ニコラス・マリーニ(イタリア)ら若手を獲得済みだ。必然的にグランツール出場を視野に入れた活動になるだろう。

クネゴはジャパンカップにランプレ・メリダのメンバーとして出場予定。来季クネゴはNIPPOヴィーニファンティーニのエースとしてヨーロッパや日本で走ることになりそうだ。

text:Kei Tsuji

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