イタリア発の人気ロードバイクブランド、KUOTA(クォータ)からミッドレンジのエアロロード「KOUGAR(クーガー)」が登場した。ブレーキのインテグレーテッドデザインなどによって、高いエアロダイナミクスを追求したレーススペックの1台だ。



クォータ KOUGARクォータ KOUGAR photo:Yuya.Yamamoto(ユーロバイクで撮影)
2015年モデルよりラインナップに登場したKOUGARは、国内レースでも活躍したKURARO(クラーロ)の後継に位置づけられるミドルグレードのエアロロードバイク。カムテールデザインヘッドチューブやダウンチューブなど、エアロダイナミクスを追求していることが特徴だ。

ブレーキシステムはフロントがにフォーク後ろに内蔵されるVブレーキ式、リアがBB下に取り付けるダイレクトマウント式という、さながらTTバイクのような方式を導入。また、シートポストのクランプ方法も臼式とするなどミドルグレードながら徹底的な空力削減が行われている。

ワイドなトップチューブは振動吸収に貢献するワイドなトップチューブは振動吸収に貢献する モノタイプのシートステーは路面からの突き上げを和らげるモノタイプのシートステーは路面からの突き上げを和らげる


もちろんエアロダイナミクスだけではなく、ロードバイクとしての走行性能も忘れられてはいない。上1-1/8、下1-1/2上下異径のベアリングを採用するテーパードヘッドや、大径ハンガーシェルのBB386、左右非対称のチェーンステーなどによって、高い反応性を引き出す剛性を確保している。シートステーは幅広形状のモノタイプとなっており、リアバックの形状はほぼKURAROを踏襲。トップチューブもシート側に近づくに連れて扁平形状となっていき、高い快適性を実現している。

臼式のシートクランプによって空気抵抗を低減臼式のシートクランプによって空気抵抗を低減 フロントはVブレーキタイプで、フォーク裏に取り付けされているフロントはVブレーキタイプで、フォーク裏に取り付けされている

シートステーは内側が中央に張り出しているシートステーは内側が中央に張り出している リアはダイレクトマウント方式でBB下に取り付けられるリアはダイレクトマウント方式でBB下に取り付けられる


また、シートポストの前後を入れ替えることでトライアスロンやTTなどの前乗りポジションにも対応するユーティリティも持ち合わせている。販売パッケージはシマノ アルテグラDi2、機械式アルテグラ、105というコンポネートで組まれた完成車と、フレームセットという4種類が揃う。

いずれもサイズはXS、S、M、Lという4サイズだ。カラーはホワイトグリーン、ダークグレー、ホワイトレッドという3カラー。価格はシマノ アルテグラDi2完成車で475,400円、機械式アルテグラ完成車で356,400円、105完成車で299,800円、フレームセットは234,000円(いずれも税抜)だ。

クォータ KOUGAR(ダークグレー)クォータ KOUGAR(ダークグレー) (c)インターマックス
クォータ KOUGAR(ホワイトレッド)クォータ KOUGAR(ホワイトレッド) (c)インターマックスクォータ KOUGAR(ホワイトグリーン)クォータ KOUGAR(ホワイトグリーン) (c)インターマックス




クォータ KOUGAR
サイズ:XS、S、M、L
重量:フレーム 990g、フロントフォーク 440g
BB規格:BB386
価格:
234,000円(税込、フレームセット)
475,400円(税込、アルテグラDi2完成車)
356,400円(税込、アルテグラ完成車)
299,800円(税込、105完成車)


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