長年アシストとして走っていたダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス)が「キャリア最高の勝利」を手にしたブエルタ・ア・エスパーニャ第13ステージ。翌日からの山岳ステージを見据える総合上位陣のコメントをお伝えします。



ステージ初優勝を飾ったダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス)

登りアタックを成功させたダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス)登りアタックを成功させたダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) photo:Tim de Waele昨年8月のブエルタ・ア・ブルゴスで大怪我を負ってからスランプに陥っていたんだ。昨年10月にトレーニングを再開してから今まで地道にトレーニングを積んできた成果がようやく出た。クリテリウム・ドゥ・ドーフィネで総合9位に入ったものの、ツール・ド・フランスでは冷たい雨とプレッシャーによって調子を落とし、暑い日にレースを去った。家でツールを観戦するのは精神的にきつかったよ。このブエルタには総合ではなくステージ狙いで出場したんだ。

グランツール初勝利のダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス)がシャンパンを開けるグランツール初勝利のダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス)がシャンパンを開ける photo:Unipublic今年のブエルタは史上最高と言えるほどレベルが高く、キャリアの中で最高の勝利だと言える。もともと地元を走るアストゥリアス州の3連続山岳ステージを狙っていたけど、その前にこうしてステージ優勝を掴むことが出来て嬉しいよ。これから先に起こることは全てギフトのようなもの。活躍のチャンスは多く用意されていないので、チャンスがあれば必ず狙わなければならない。現在総合12位につけているので、総合トップ10に上がることが出来ればファンタスティックだ。

これまでエラス、ヴィノクロフ、クレーデン、ベロキ、コンタドールというキャプテンにに仕えてきた。アシストからリーダーに役割を変えるために、自分の意思でコフィディスに移籍したんだ。もう若くないので一生アシストに徹するのは御免だと思った。

先日の山岳ではステージ優勝狙いのアタックを仕掛けたものの、クリス・フルームを引き離したいコンタドールによって動きが封じられた。でも違うチームで走っているんだから仕方がない。みんなそれぞれの目標に向かって走っているんだ。

バースデーウィンを逃したダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)

ナバーロのアタックのタイミングは完璧だった。道が細くなったところでアタックしたナバーロに反応出来ず、両側からバリケードが迫っていたのでブレーキングしてしまった。その後の複合コーナーでスピードを乗せることが出来なかった。危険なコースで誰かが落車してもおかしくない状況だった。誕生日に関係なく、今日はプリート(ロドリゲス)に勝ってほしかった。

連日果敢にボーナスタイムを狙うアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)

集団先頭で上りをこなすアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)ら集団先頭で上りをこなすアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)ら photo:Unipublic今日はステージ優勝を狙ったものの、全ての動きをコントロールするのは不可能だった。ナバーロが距離を広げてからはライバルたちの動きをマークしたよ。明日からの山岳3連戦はいずれも厳しく、決定的なタイムが生まれる可能性を秘めている。タイムロスに警戒して、出来るならタイムを奪いたい。チームを代表して(亡くなった)ジョヴァンニ・ピナレロに哀悼の意を表したい。

総合首位のまま山岳3連戦に挑むアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)

今日はスタートからずっとペースが速かった。今日のようなステージの疲労は翌日に響きがち。だから今日はライバルをマークすることに徹した。いよいよ明日からブエルタの最も厳しい日々が始まる。今こうしてマイヨロホをキープしているけど、総合争いは何も決まっていない状態。スプリントが得意ではないので、ボーナスタイムで勝負が決するような展開にはなってほしくない。ステージ争いには自ら加わらない。あくまでも総合争いを優先するよ。

ライバルたちから15秒失ったビネル・アナコナゴメス(コロンビア、ランプレ・メリダ)

オリカ・グリーンエッジのハイペースで脚が削がれたよ。今日は爆発力のいるフィニッシュだった。脚の反応が悪く、最後の登りで集団から遅れてしまった。出来る限りリカバリーして明日から始まる山岳ステージに備えたい。

敢闘賞を獲得したルイスレオン・サンチェス(スペイン、カハルーラル)

逃げグループを率いるルイスレオン・サンチェス(スペイン、カハルーラル)逃げグループを率いるルイスレオン・サンチェス(スペイン、カハルーラル) photo:Unipublic今日の目標は逃げに乗ること。幸い逃げに乗ることが出来たけど、最後まで仕事を果たせなかった。向かい風が強くてスピードが上がらず、メイン集団とのタイム差が2分から30秒まで瞬く間に縮まってしまった。

レース序盤から逃げたダミアン・ゴダン(フランス、AG2Rラモンディアール)

逃げに乗るのは久しぶりで気持ちよかった。逃げ切ることは出来なかったけど充分楽しんだよ。4年ぶりの出場となるグランツールで走り込み、来シーズンの春のクラシックに向けてパワーを付けたい。

text:Kei Tsuji
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