2014/09/06(土) - 19:42
8月26日から5日間に渡って開催されたドイツ南部のフリードリヒスハーフェンで開催された「EUROBIKE(ユーロバイク)」。この世界最大のバイクショーに集まった数々のプロダクトの中からニューモデル&面白いアイテムを続々とピックアップして紹介していきます。(ユーロバイク2014の記事インデックスはこちらから)
タイム(フランス)
タイムはユーロバイク直前に発表された世界限定300本の「VXRS パオロ・ベッティーニリミテッド」を展示。初日にはプロモーションのためにベッティーニ本人がブースを訪れた。この限定モデルは2012年までラインナップされていたVXRSをファンの強い要望に応えて復活させたもので、同モデルを使用してアテネオリンピックと2006年の世界選手権を筆頭に数多くの勝利を獲得した実績を讃えベッティーニの名を冠しているとのこと。
また、共に兼ねてから噂されていたZXRSの後継モデルである新型エアロロード「SKYLON」や、独自の制振機構を持つフロントフォーク「AKTIV」も正式発表となった。なお、AKTIVはSKYLON、コンフォートモデルFluidty、新型オールラウンドレーシングモデルIZONに搭載される。
その他バイクでは、Fluidtyのディスクブレーキ仕様や、ZXRSのトラックバージョンも。そして、ペダルではセラミックスピード社製ベアリングを採用した66.5gの最軽量フラッグシップ「XPRESSO 15」が新たに登場し、参考出展として世界各国の国旗をモチーフとしたペダルも展示されていた。
axライトネス(ドイツ)
超軽量パーツを得意とする地元ジャーマンブランドのaxライトネスは軽量フレーム「Vial Evo」がEUROBIKEアワードを受賞した。ちなみにカタログ値は660g~720gなのだが、展示品はそれよりも軽い650g!極細のシートステーを中心にフルカーボン製としては非常にシャープな造りで、表面には素材の継ぎ目を見て取ることができるなど、強烈なオーラを放っていた。
そして新作エアロホイールも登場。軽さに特化しただけでは無く、昨今トレンドとなっているワイドプロワイルを採用しており、エアロダイナミクスも良さそう。
ファストフォワード(オランダ)
オランダのホイールブランドファストフォワードは45mmハイトのカーボンエアロモデル「F4R」の特別バージョンをリリース。通常版との違いはハブとスポークにあり、DTスイス180をベースとしたカーボン製軽量ハブとストレートプルスポークを採用することで、1,145gを実現している。ラインナップはチューブラのみ。
マヴィック(フランス)
今年で創業125周年を迎えたフランスのMAVICはホイールとアパレルの両方で多くの新製品を発表した。ホイールではロード用アルミリムモデルのラインナップが大きく変更となった。まず、エグザリットリム採用のハイエンドモデル「R-SYS SLR」は、アニバーサリーモデルのKSYRIUM 125と同様にリム全体をくまなく切削するISM4Dテクノロジーの投入によって更なる軽量化を実現。また、エグザリットリム採用の末弟モデルとして、KSYRIUM SLSをベースとした「KSYRIUM SLE」が新登場した。
そして、昨今各バイクブランドから続々とリリースされるディスクブレーキロードに対応する「KSYRIUM PRO DISC」と「AKSIUM ONE DISC」の2モデルもラインナップに追加された。KSYRIUM PRO DISCはマヴィック初となるセンターロック台座を装備する。各ホイールに付属するタイヤもモデルチェンジとなり、トレッドパターンやシングルコンパウンド化などルックス的にも内容的にも大きな改良が加えられた。
アパレルではシューズのラインナップが大きく変更されている。まず各モデルのネーミングがホイールと共通となり、DMTなどと共通のatop製ダイヤル式クロージャーを採用したモデルが登場した。ハイエンドモデルの1つである「CXR ULTIMATE」はアッパーを生地で覆うと言う新しいアプローチで空気抵抗を低減している。
その他、ヘルメットには「CXR ULTIMATE」と名付けられたエアロモデルが、ペダルには片側68gの超軽量モデル「Zelium ULTIMATE」が登場している。
ヴィットリアシューズ(イタリア)
ヴィットリアシューズは軽量な新型ハイエンドモデル「IKON」を発表。近年トレンドとなっている縫い目を極力排除したアッパーに大胆なベンチレーションホールが設けられたカーボンソール、BOAクロージャーという組み合わせで、229gに仕上がっている。また、クロージャーのダイヤル部分にヴィットリアシューズのロゴと、流行の蛍光カラーを全面に押し出したカラーリングもポイントだ。
ガーミン(アメリカ)
ガーミンのブースでは4月に行われたシーオッタークラシックで発表された「Edge1000」が大きな注目を集めていた。この新しいEdgeシリーズのハイエンドモデルの最大の特徴はディスプレーが3.0インチに大型化されたこと。機能面ではシマノDi2と互換性を持ち、ギアのポジションを表示させることが可能に。
また、同社がリリースするペダル式パワーメーターのvectorとの連携も拡張され、左右のペダリングバランスの表示できるになっている。なお、Edge1000の登場に併せて純正のスピード及びケイデンスセンサーもアップデートされ、マグネットを用いない計測方法でスマートにバイクに取り付けることが可能となった。
text&photo:Yuya.Yamamoto
タイム(フランス)
タイムはユーロバイク直前に発表された世界限定300本の「VXRS パオロ・ベッティーニリミテッド」を展示。初日にはプロモーションのためにベッティーニ本人がブースを訪れた。この限定モデルは2012年までラインナップされていたVXRSをファンの強い要望に応えて復活させたもので、同モデルを使用してアテネオリンピックと2006年の世界選手権を筆頭に数多くの勝利を獲得した実績を讃えベッティーニの名を冠しているとのこと。
また、共に兼ねてから噂されていたZXRSの後継モデルである新型エアロロード「SKYLON」や、独自の制振機構を持つフロントフォーク「AKTIV」も正式発表となった。なお、AKTIVはSKYLON、コンフォートモデルFluidty、新型オールラウンドレーシングモデルIZONに搭載される。
その他バイクでは、Fluidtyのディスクブレーキ仕様や、ZXRSのトラックバージョンも。そして、ペダルではセラミックスピード社製ベアリングを採用した66.5gの最軽量フラッグシップ「XPRESSO 15」が新たに登場し、参考出展として世界各国の国旗をモチーフとしたペダルも展示されていた。
axライトネス(ドイツ)
超軽量パーツを得意とする地元ジャーマンブランドのaxライトネスは軽量フレーム「Vial Evo」がEUROBIKEアワードを受賞した。ちなみにカタログ値は660g~720gなのだが、展示品はそれよりも軽い650g!極細のシートステーを中心にフルカーボン製としては非常にシャープな造りで、表面には素材の継ぎ目を見て取ることができるなど、強烈なオーラを放っていた。
そして新作エアロホイールも登場。軽さに特化しただけでは無く、昨今トレンドとなっているワイドプロワイルを採用しており、エアロダイナミクスも良さそう。
ファストフォワード(オランダ)
オランダのホイールブランドファストフォワードは45mmハイトのカーボンエアロモデル「F4R」の特別バージョンをリリース。通常版との違いはハブとスポークにあり、DTスイス180をベースとしたカーボン製軽量ハブとストレートプルスポークを採用することで、1,145gを実現している。ラインナップはチューブラのみ。
マヴィック(フランス)
今年で創業125周年を迎えたフランスのMAVICはホイールとアパレルの両方で多くの新製品を発表した。ホイールではロード用アルミリムモデルのラインナップが大きく変更となった。まず、エグザリットリム採用のハイエンドモデル「R-SYS SLR」は、アニバーサリーモデルのKSYRIUM 125と同様にリム全体をくまなく切削するISM4Dテクノロジーの投入によって更なる軽量化を実現。また、エグザリットリム採用の末弟モデルとして、KSYRIUM SLSをベースとした「KSYRIUM SLE」が新登場した。
そして、昨今各バイクブランドから続々とリリースされるディスクブレーキロードに対応する「KSYRIUM PRO DISC」と「AKSIUM ONE DISC」の2モデルもラインナップに追加された。KSYRIUM PRO DISCはマヴィック初となるセンターロック台座を装備する。各ホイールに付属するタイヤもモデルチェンジとなり、トレッドパターンやシングルコンパウンド化などルックス的にも内容的にも大きな改良が加えられた。
アパレルではシューズのラインナップが大きく変更されている。まず各モデルのネーミングがホイールと共通となり、DMTなどと共通のatop製ダイヤル式クロージャーを採用したモデルが登場した。ハイエンドモデルの1つである「CXR ULTIMATE」はアッパーを生地で覆うと言う新しいアプローチで空気抵抗を低減している。
その他、ヘルメットには「CXR ULTIMATE」と名付けられたエアロモデルが、ペダルには片側68gの超軽量モデル「Zelium ULTIMATE」が登場している。
ヴィットリアシューズ(イタリア)
ヴィットリアシューズは軽量な新型ハイエンドモデル「IKON」を発表。近年トレンドとなっている縫い目を極力排除したアッパーに大胆なベンチレーションホールが設けられたカーボンソール、BOAクロージャーという組み合わせで、229gに仕上がっている。また、クロージャーのダイヤル部分にヴィットリアシューズのロゴと、流行の蛍光カラーを全面に押し出したカラーリングもポイントだ。
ガーミン(アメリカ)
ガーミンのブースでは4月に行われたシーオッタークラシックで発表された「Edge1000」が大きな注目を集めていた。この新しいEdgeシリーズのハイエンドモデルの最大の特徴はディスプレーが3.0インチに大型化されたこと。機能面ではシマノDi2と互換性を持ち、ギアのポジションを表示させることが可能に。
また、同社がリリースするペダル式パワーメーターのvectorとの連携も拡張され、左右のペダリングバランスの表示できるになっている。なお、Edge1000の登場に併せて純正のスピード及びケイデンスセンサーもアップデートされ、マグネットを用いない計測方法でスマートにバイクに取り付けることが可能となった。
text&photo:Yuya.Yamamoto
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