リドレーが誇るエアロロードの「NOAH」シリーズに軽量モデル「SL」が登場した。世界屈指のスプリンターの1人であり、同シリーズを愛用するアンドレ・グライペルが登場したユーロバイクでの発表会の様子と共に、バイクの詳細を紹介しよう。



ベールを脱いだリドレー NOAH SLベールを脱いだリドレー NOAH SL
世界各国の販売代理店とジャーナリストが招かれたリドレーの新製品発表会が開催されたのはユーロバイク2014開幕前日のこと。その舞台はスイスとドイツ南部の国境にあるのボーデン湖の畔に位置するツェッペリンミュージアム。ゲストとして「NOAH FAST」を愛用して今年のツールでもステージ1勝を挙げたアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)が登場し、会場内にはツール第10ステージでトニー・ギャロパン(フランス、ロット・ベリソル)が使用した黄色い「Helium SL」が飾られるなど、華やかでカジュアルな雰囲気の中でパーティーは進んでいった。

新製品の発表に先立って、まずヨアキム・アールツ社長が今年で創業25周年を迎えるリドレー社の変遷を紹介。そして、ガロパンのマイヨジョーヌカラーのHelium SLは、塗装工というバックグラウンドを持つアールツ氏が自らペイントしたエピソードが披露された後、新型モデル「NOAH SL」がその姿を現した。

ゲストとして登場したアンドレ・グライペル(ドイツ)ゲストとして登場したアンドレ・グライペル(ドイツ) マイヨジョーヌカラーのHelium SLを自らペイントしたエピソードを披露するヨアキム・アールツ社長マイヨジョーヌカラーのHelium SLを自らペイントしたエピソードを披露するヨアキム・アールツ社長

会場に展示されたマイヨジョーヌカラーのHelium SL会場に展示されたマイヨジョーヌカラーのHelium SL 世界各国の販売代理店とジャーナリストが招かれたリドレーNOAH SLの発表会世界各国の販売代理店とジャーナリストが招かれたリドレーNOAH SLの発表会

リドレー NOAH SLリドレー NOAH SL
その先端的なエアロフォルムで常に注目を集め、ロビー・マキュアン(オーストラリア)やアンドレ・グライペル(ドイツ)などのスプリンターをはじめとした多くの選手の勝利に貢献してきたリドレーのエアロロード「NOAH(ノア)」シリーズ。

2006年に登場した初代は、当時としては先進的であったISP(インテグレーテッドシートポスト)やテーパードヘッドを採用。2009年に登場した2代目は曲線的なデザインとフォーク及びシートステーのスリットを採用し、軽量モデル「HELIUM」に対するエアロバイクとしての位置付けを明確に。2011年に登場した3代目のフラッグシップ「NOAH FAST」はいち早くフレーム一体式のブレーキを搭載し、現在までに続くエアロロードバイクのトレンドを生み出した。

リアブレーキを前方から隠すシートステーのデザインリアブレーキを前方から隠すシートステーのデザイン インテグレーテッド化されたヘッドチューブ下部とフォーククラウンインテグレーテッド化されたヘッドチューブ下部とフォーククラウン

切り欠きを設けたinmold F-Surface+切り欠きを設けたinmold F-Surface+ スリットが配されたF-SPLITフォークはNOAH FASTから踏襲スリットが配されたF-SPLITフォークはNOAH FASTから踏襲


そして今回登場したのが「NOAH SL」だ。空力性能を高めたことに加え、同様にロードバイクにおける重要な性能の1つである「軽さ」と、サポートチームのロット・ベリソルからのリクエストに応え向上させたという「扱いやすさ」が大きな特徴である。

フレームデザインは、緩やかな弧を描くトップチューブやスリットが設けられたフォークをはじめとして「NOAH FAST」の面影が見て取れる。その一方で、更に空気抵抗を低減するための改良が多く加えられている。フレーム前方から順に説明していくと、ヘッドチューブ下部とフォーククラウンはインテグレーテッドデザインに。シートチューブはリアタイヤに沿った形状とされ、リア三角はTTバイクの「DEAN FAST」に倣ってコンパクト化されている。

リドレー NOAH SL(NSL-01AM)リドレー NOAH SL(NSL-01AM) (c)Ridley
リドレー NOAH SL(NSL-01BS)リドレー NOAH SL(NSL-01BS) (c)Ridleyそしてダウンチューブの断面形状自体にも改良が加えられ、翼断面の後端を切り落としたカムテール形状をベースとして先端付近の左右に切り欠きを設けた新プロファイル「inmold F-Surface+」を採用する。

これは2代目NOAHから搭載され、チューブ表面にヤスリ状のテープを貼り付けることで整流効果を高めた「F-Surface」のコンセプトを踏襲している新技術である。その特徴は従来が直進方向にのみ作用していたのに対して、inmold F-Surface+はどの様な向きから風を受けても空気抵抗低減効果を発揮すること。その効果は風向きによって異なるものの、一般的なカムテール断面に対して平均で7%程度高いという。

一方で、ロット・ベリソルからのリクエストに応えブレーキはトラディショナルなタイプを採用する。これは選手が望むキャリパータイプの確実な制動力と、時速60キロで走るチームカーから見を投げ出してバイクを調整するメカニックが望む整備性を考慮した末のこと。それでも、リアブレーキはシートステーで前方から隠すなど空力性能を高めるための工夫が施されている。

同様に「扱いやすさ」と言う点ではISPを廃したこともトピックス。これについてグライペルは「ISPも魅力的だが、1mm単位で細かくサドル高を調整可能なことはプロ選手にとって歓迎すべきポイント」とコメント。またコンポーネントは各社のメカニカルタイプと電動タイプの全てに対応し、トラブルが起こりにくい全内装となっている。タイヤは昨今トレンドとなっている25mm幅が装着可能だ。



フレーム素材はHelium SLと同様に60トンをメインに、40トン、30トンと3種類を使いわけ、プロのスプリンターが求める剛性を実現しながらも、ベルギーの荒れた路面を走破するための快適性を確保。なお、フォーク素材は40トン、30トン、24トンの3種類の組み合わせ。ヘッドは下側ベアリングが1-1/2インチの上下異径としている。BBシェルはPF30規格。ドロップアウトは軽量化よりも耐久性を重視し、15gの重量増となるもののステンレスパーツを採用した。それでも、重量はNOAHシリーズ史上最軽量となる950gを実現している。



アンドレ・グライペルのコメント

NOAH SLのインプレッションを語るアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)NOAH SLのインプレッションを語るアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) リドレーとチームはとても良い関係を築けていて、僕たちのアイデアを直ぐに実現してくれる。NOAH SLではシートポストがトラディショナルな固定方式になっているけど、これは僕のアイデアでホビーレーサーの皆さんにも大きなメリットだと思う。

そして、実際にこのバイクを見た時はとても興奮した。そして初めて乗ってみた感想としてはとても剛性が高くて、ハンドリング性能も向上しているという印象だね。早くレースで試してみたい。これまではNOAH FASTとHelium SLを使い分けてきたけど、これからスプリントになりそうなステージではNOAH SLを使うだろう。ただ僕はHelium SLの乗り味もとても気に入っているから、登りの厳しいレースではそのままだと思う。



サイズはXXS、XS、S、M、Lの5種類、カラーは3種類が用意されるが、国内展開については未定。販売パッケージ、価格、納期等を合わせた詳細は国内正規代理店のジェイピースポーツグループより後日発表される。

photo&text:Yuya.Yamamoto
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