「本当に素晴らしい勝利だ。これまでの犠牲が全て形として実った」と語るのは、ステージ優勝とマイヨジョーヌを獲得したヴィンチェンツォ・ニーバリ。その他「とても疲れた。他のライバルも同じだと思いたい」と言うクリス・フルームなど、各選手の言葉で第2ステージを振り返る。



ステージ優勝したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)

イタリア国旗をアピールしてフィニッシュするヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)イタリア国旗をアピールしてフィニッシュするヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) photo:Tim de Waele
ステージ優勝を飾ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)が表彰台に上がるステージ優勝を飾ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)が表彰台に上がる photo:Tim de Waele今日は凄く多くの観客がいて、かなりナーバスなレースだった。フィニッシュはまるで即興のようで、ヤコブが残り4kmから何度かアタックして、次は僕。残り1500mで勝機をつかんだ。ライバル達は互いを見合っていたけれど、向かい風だったから捕まるんじゃないかと思っていた。

ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が駆るのはサメのスペシャルペイント入りバイクヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が駆るのはサメのスペシャルペイント入りバイク (c)Makoto.AYANO本当に素晴らしい勝利だ。これまでの犠牲が全て形として実った。シーズン序盤は僕にとってかなり辛い時期だったけれど、チームメイトと共にツールに向けてトレーニングを重ねてきたし、先のイタリア選手権と今日勝ったことで僕の集中力はとても高まっている。

でも僕の目標は、ツールの閉幕時に良い結果を得ること。このツールはとてもハードなレースだ。僕はげんを担ぐタイプだから、でも現実を見誤ってはいけない。ツールは厳しいレースだ。まだ何も決まったわけじゃない。

僕はブエルタでマイヨロホを着て、ジロでマリアローザを着て、今回のステージ勝利でマイヨジョーヌに袖を通した。今は凄い満足感に包まれているよ。

ステージ3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)

チームバスで囲み取材を受けるマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)チームバスで囲み取材を受けるマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) photo:Kei Tsujiカヴ無しで走っているのは変な気分。本当に彼がいなくなってしまって残念だ。今朝、彼は僕らに素晴らしいスピーチをしてくれて、それがモチベーションに繋がった。彼の回復を願っているよ。

今日は惜しかった。まるでリエージュ・バストーニュ・リエージュのようで僕にぴったりのステージだったけれど、それよりもずっとスピードが速かった。登りの度にとても苦しめられていた。でもチームメイトはずっと僕の周りにいてくれたし、終盤にも好位置をキープできるよう務めてくれた。僕は全力を尽くしたし、何の不満も無い。

終盤は2〜3名を残しているチームがいくつかあったので、彼らが全ての逃げを潰してくれると考えていた。でもニーバリが行った時に追う動きは無く、統率もとれていなかった。でも自分のパフォーマンスには満足しているし、3位というポジションがやる気を高めてくれている。上手く走れたことが嬉しいし、カヴに、彼がレースを去っても戦い続ける姿勢をアピールできたと思う。

ステージ4位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール)

マイヨ・ヴェールを着たペーター・サガン(キャノンデールプロサイクリング)マイヨ・ヴェールを着たペーター・サガン(キャノンデールプロサイクリング) (c)Makoto.AYANOいつだってツールでのステージ優勝は簡単な事じゃない。特に今日はとても惜しかった。誰も僕らのチームと協調してくれなかったけれど、今日の脚の調子には満足しているよ。終盤に勝負できる事を示せたね。着順でスプリントポイントを貯めることができたし、リーダーの座も守った。何よりも前のチームメイトで親友であるニーバリの勝利が嬉しい。彼は今日とても強かったよ。

これからの毎日、僕らはステージ優勝のチャンスを狙っていく。どのステージかは分からない。僕はスプリントステージにも石畳ステージにも興味がるけれど、同時にスプリントポイントの獲得も狙っていくよ。

アタックしたアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)

コンタドール「ファンに接触せずゴールする事がある意味"勝利"」コンタドール「ファンに接触せずゴールする事がある意味"勝利"」 photo:Kei Tsuji
今日は非常にチャレンジングなステージだったから、とても集中してレースに臨む必要があった。僕らは200kmに渡って先頭でレースをこなし、チームメイトは僕をパーフェクトな位置で守ってくれた。最後は集団をコントロールしてフルームや他のライバルを監視する必要があった。最終的にニーバリが逃げたけれど、大事なのはこれからに向けてエネルギー消費を抑えることだ。

レース中は本当に多くのファンが駆けつけてくれて本当に嬉しいけれど、同時に危険でもある。写真を撮ったり、車いすだったり、犬を連れた人がたくさんいる中を80〜90km/hで下るんだ。彼らに接触せずにゴールする事がある意味"勝利"だよ。チームは起こりうるクラッシュから僕を守ってくれた。

アスタナは終盤になっても数人の選手を残していて、しかも全員調子が良い。ニーバリは良いタイミングで飛び出した。追走グループの中では誰も前を牽こうとしていなかった。ニーバリとアスタナにおめでとうと言いたいね。

最後の4級山岳で見せ場を作ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)

フィニッシュ手前の4級山岳ジェンキンロードでアタックするクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)フィニッシュ手前の4級山岳ジェンキンロードでアタックするクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:Tim de Waele本当に難しいステージだった。一日中登ってるか下ってるかで、ポジション争いは熾烈だった。すごく疲れたし、ほかのみんなもそうだろうと望むよ。観客も信じられないほどにいて、ホルムモスの登りでは鳥肌が立つほどだったね。今日のステージには世界中のロードファンが集まったのかと思ったよ。最終局面では総合優勝候補の選手たちがレースを動かしていたけど、僕にとっては大きなタイムギャップや落車といったトラブルを回避することが最も大きな目標だった。2秒というのは小さな差だけれど、そのおかげでニーバリがマイヨジョーヌに袖を通すことになった。これからはきっとエキサイティングなレースになるだろう。

16秒を失ったフランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)

アンディ・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)は大きく遅れてゴールアンディ・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)は大きく遅れてゴール (c)Makoto.AYANOクラシックレースみたいで、すごくタフなステージだった。短く急な登りがたくさんあって、何回もアタックできるような選手向けのコースだったね。僕は最後の登りで25mほど遅れてしまい16秒のタイムを失ったけど、それほどドラマチックな展開だったとは思わない。レース全体を通して調子は良かったけれど、最後の場面で何かが少し足りなかった。

まだ、総合優勝候補のライダーたちは勝利を狙える位置につけているし、このステージの結果はレース全体への影響は少ないだろう。もっと長い登りステージが僕には合っているので、その時を楽しみにしている。

各コメントは公式リリースやチーム/個人公式ウェブサイトより。


text:So.Isobe
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