出場停止処分明けのヴィノクロフが復帰後初勝利を挙げる

フランスで開催中のUCI2.1のステージレース、ツール・ド・ランの第3bステージで、約2年ぶりのレース復帰を果たしたアレクサンドル・ヴィノクロフ（カザフスタンナショナルチーム）が8.8kmの個人タイムトライアルを制し、2007年ツール・ド・フランス以来の勝利を挙げた。

ツール・ド・ラン2009でレースに復帰したアレクサンドル・ヴィノクロフ（カザフスタンナショナルチーム） photo:Etienne Garnier(Velofotopro/Tour de L'ain）ヴィノクロフは2位ミハエル・エリィエン（オランダ、サイレンス・ロット）に10秒差をつけステージ優勝を飾り、総合ではトップに3分29秒遅れの22位につけている。

ヴィノクロフは2007年ツール・ド・フランスで血液ドーピングが発覚してチームを解雇。2年間の出場停止期間を経てこのツール・ド・ランを復帰後初レースとして走っていた。ヴィノクロフは、古巣のチームであるアスタナでのレース復帰を望んでいるが、それはまだ叶えられず、今回のレースはカザフスタンナショナルチームからの参戦だ。

ツール・ド・ランは8月12日に最終の第4ステージが行われる。この第3bステージまでの結果では、クリストファー・ホーナー（アメリカ、アスタナ）がこのステージでリュドヴィク・テュルパン（フランス、アージェードゥーゼル・ラ・モンディアル）を逆転し、19秒差で個人総合首位につけている。