休息日前のジロ・デ・イタリア第9ステージで、マッチスプリントを制したピーター・ウェーニングは「プレッシャーフリーになれば良い結果が付いてくる」と言う。総合ジャンプアップを果たしたドメニコ・ポッツォヴィーヴォらのコメントと合わせて紹介する。



一騎打ちを制したピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ)

2級山岳セストラを先頭で駆け上がるピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ)2級山岳セストラを先頭で駆け上がるピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsuji「最初の目標はチームタイムトライアルだった。かなり大きなプレッシャーを背負っていたけれど、僕らは下馬評通りの走りを披露できた。でも誌面で報じられているだけが全てではない。TTTが終わってからも僕らは結果を残すために走ってきた。

2級山岳セストラにフィニッシュするピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ)2級山岳セストラにフィニッシュするピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsujiマシューズが登りフィニッシュで勝ったときは信じられない気分だったけれど、今日再びそれが起こった。もう僕らにプレッシャーが無いのは、誰の目にも明らかだろう?今僕らはやりたいことができている。プレッシャーフリーになれれば良い結果がついてくるんだ。

今日は僕やサンタ(ロミータ)のような選手が逃げるのにベストな最初のステージだった。今日のようなステージでは、もし総合上位選手がいないなら逃げ切りが決まりやすい。今日は(逃げの中で)最も成績が良い選手で9分遅れだったと思う。だから最後まで逃げ仰せたんだ。良い逃げメンバーだったし、僕が登りで一番強かった一人。とにかく全てが僕向きだった。

一人(タナー)がアタックした後にグループ内では互いを見合ってしまい、協調体制が崩れてしまった。登りを全開で走る彼をつかまえるのはとても骨が折れたよ。僕が逃げからアタックした時はランドアバウトを使った。皆は左から行ったけれど、僕は小回りできる右側を選んで全力で踏んだ。パーフェクトだったね。

ステージ優勝を飾ったピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ)ステージ優勝を飾ったピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsuji
自身2度目のステージ優勝を飾ったピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ)自身2度目のステージ優勝を飾ったピーター・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsujiその後でマラカルネが追ってくるのが見えて、全力で逃げたけれどギャップは開かず、これをずっと繰り返していたらすぐに脚が終わってしまう。だから彼を待って、その後でアタックしようと思った。スプリントで勝てるかどうかは分からなかったけれど、途中の坂では全力で踏んだのに彼が付いてきた。だからギャンブル(スプリント)に切り替えたんだ。

(最後の勝負について)僕は彼の番手について、何なく追い抜くことができた。スプリントでは彼より勝っていた。僕は後続が追いついてこないことを分かっていたからスプリントに集中できたけれど、彼は違った。だから彼は先行を選んだんだろうし、僕はタイミングを待つだけで良かった。」

2位になったダヴィデ・マラカルネ(イタリア、ユーロップカー)

(ファンの)みんな…。今日は勝つことができなかったけれど、応援してくれた全てのみんなに感謝したい。みんな最高だ!!

逃げグループからアタックを試みたデーヴィッド・タナー(オーストラリア、ベルキン)

アタックを繰り返したベルキン勢だが、結果には結びつかず。(写真はマーティン・チャリンギ)アタックを繰り返したベルキン勢だが、結果には結びつかず。(写真はマーティン・チャリンギ) photo:Cor.Vos今日は3人:僕、ケイゼル、チャリンギと3人のチームメイトが逃げグループに乗ろうとアタックを繰り返した。多分10回以上はアタックを繰り返したけれど、でも50km地点まではどれも実を結ばなかった。

レース後の会見に臨むカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)レース後の会見に臨むカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング) photo:Kei Tsuji逃げに入ってからは最後から2つめの登りでレースを動かそうとしたが、でも今の僕のレベルには少しキツ過ぎた。今日は僕にベストなステージではなかったけれど、収穫が何も無かったわけではないよ。自分が強くなっているのが分かっているし、これからより一層調子を上げていけると思う。

マリアローザを着るカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)

総合ライバルたちから26秒のリードを奪ったドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)総合ライバルたちから26秒のリードを奪ったドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール) photo:Kei Tsuji僕らはみんな自分たちの働きに満足している。僕自身も彼らの働きにとても、とても満足しているし、彼らのおかげでこのローザを着ることができている。今日は横風の中で集団を力強くコントロールできたし、明日はみんな満足した休息をとれると思う。

アタックを仕掛け、総合4位に浮上したドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)

終盤に多くの選手が残っていたから、僕はチームメイトと相談して、アタックした後の集団の反応を見るべくアタックした。平坦だということも知っていたけれど、運を試してみることにしたんだ。できる限りタイム差を稼ごうと頑張ったら結果がついてきた。

スタートを待つ別府史之(トレックファクトリーレーシング)スタートを待つ別府史之(トレックファクトリーレーシング) photo:Kei Tsujiレース最初の1週間は総評してとても上手くいったように思う。全てがうまくいっているし、無駄な体力消費はしていないし、落車も1回しかしていない。休息日の設定もタイムリーだし、この後も良い天気が続くと良いね。僕は太陽の下にいるのがもっとも落ち着けるよ。

別府史之(日本、トレックファクトリーレーシング)

尾てい骨の痛みからしっかりとサドルに座れていない新城幸也(ユーロップカー)尾てい骨の痛みからしっかりとサドルに座れていない新城幸也(ユーロップカー) photo:Kei Tsuji雲がない晴天でやっとジロらしくなってきた。今日も逃げに乗ろうと動いたけれど、ちょうど逃げが決りかけた時に集団で落車が発生。この影響でエースのロバート・キセロフスキーが遅れてしまった。自分は逃げのアタックに参加するのを止めて、ロバートを待った。無線でチームメイトにも待つように伝え、迅速な対応ができたので、大きなタイム差にならずにすんだ。

最後の上りの前にあったテクニカルな下りの手前では、ポジション争いの為にで前を引き、いいポジションで下りに入ることが出来た。そこでロバートと共に前で下り、登りも前にロバートを運んで6km地点で集団から離れて脚を回してゴールした。ギアを36x28に変えたら登りが楽になった。

新城幸也(日本、ユーロップカー)

ダビデは本当に惜しかった。でも、こういうレースをしていれば、チームが区間取れる日(勝てる日)は近いはず。今日は尾てい骨の痛みがひどかった。日によって痛みがひどいときもあるのは走っているのだから仕方がない。まだしばらくは我慢がつづきそう。明日の休養日が待ち遠しかった。チームのロステオ(整体師)も合流するので、ちゃんと診てもらって、ゆっくり休みたい。

各コメントはチーム/個人公式ウェブサイト・Twitterなど、新城幸也のコメントはTeamユキヤ通信より。

text:So.Isobe

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