登りを含む20.1kmの個人タイムトライアルで「カリフォルニアのためにコンディションを合わせてきた」と言うブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)が、後続を大きく引き離すタイムで圧勝。リーダージャージを手中に収めた。
圧倒的なペースを刻むブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) photo:www.amgentourofcalifornia.com
テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)は52秒遅れの3位に入る photo:www.amgentourofcalifornia.com
好走したローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ) photo:www.amgentourofcalifornia.com
ツアー・オブ・カリフォルニア2014 第2ステージプロフィール ツアー・オブ・カリフォルニア(2.HC)は大会2日目にして総合順位を占う上で重要な局面へ。5月12日に開催された第2ステージにて、州北部のフォルサムを舞台とした個人タイムトライアルが開催された。
ステージ5位のジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング) photo:www.amgentourofcalifornia.comコースは昨日の発着地点となったサクラメントから西にある、フォルサムの街。20.1kmのルート中には細かいアップダウンが連続し、序盤は登り基調、後半は下り基調といったレイアウト。テクニカルなコーナーも少なく、純粋な独走力が試される。
アメリカナショナルTTチャンピオン、トム・ジーベル(アメリカ、オプタムp/bケリーベネフィット)はステージ10位 photo:www.amgentourofcalifornia.com昨日に続き快晴の空の下、まだ一人のリタイアも無い128名の選手達が1分おきにスタートを切っていく。第1走者は現地時間13時05分にスタートした、ショーン・マジッチ(アメリカ、ジェリーベリーp/bマキシス)だ。
まず序盤に好タイムをマークしたのはツアー・オブ・ジャパンで2度のステージ優勝経験を持つジャック・ボブリッジ(オーストラリア、ベルキン)。24分33秒でゴールに飛び込みホットシートに就いた。
ステージ表彰式 トップスリーが舞台に上がる photo:Cor.Vosしかしこのタイムは、同じくTTを得意とするオーストラリア期待の若手、ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)によって破られる。デニスはおよそ30秒を上回るタイムをマークし、総合有力勢のゴールを待った。
そして最高気温が32℃を超える気温の中、いよいよブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)がスタート。「タイムを稼ぐためのプランは特に考えていなかったけれど、自分に向いた素晴らしいコースだったし、この個人TTに向けて良く準備ができた。」とコンスタントにハイペースを刻むウィギンズは中間計測地点でトップタイムをマークすると、そのままゴールではデニスを44秒も上回る圧倒的なタイムでフィニッシュした。
その後にゴールに飛び込んだテイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)も、ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング)も、オリンピック王者の圧倒的なタイムには敵わない。ウィギンズの優勝と、リーダージャージ獲得が決まった。
リーダージャージを手にしたブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) photo:Cor.Vos「ずっと発言してきたように、パリ〜ルーベとカリフォルニアは、当初の目標。このためにハードなトレーニングを積んできたし、今日は全てが上手くいった。自分の位置を知るための良いテストになった。"こうなりたい"と目標を決めて、実際にそうなるのは難しいことだ。」と言うウィギンズ。
「本当の戦いは明日から始まる。明日のステージは既に下見をしているから、良く分かっている。調子も良いし、良い感じで登れている。チームとして"守る立場"の経験が豊富だから、何をすべきかはよく分かっている。チームメイトにとっては長い一週間になるだろう、これからの数日は気温も上がっていくはずだ。」とも加えた。
ウィギンズが語る翌第3ステージは、マウントディアブロに到達する今大会初の山頂ゴールを迎える。
ツアー・オブ・カリフォルニア2014 第2ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)
山岳賞
ウィル・ルートレー(カナダ、オプタムp/bケリーベネフィット)
新人賞
ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
チーム総合成績
トレックファクトリーレーシング
text:So.Isobe
photo:Cor.Vos、www.amgentourofcalifornia.com






まず序盤に好タイムをマークしたのはツアー・オブ・ジャパンで2度のステージ優勝経験を持つジャック・ボブリッジ(オーストラリア、ベルキン)。24分33秒でゴールに飛び込みホットシートに就いた。

そして最高気温が32℃を超える気温の中、いよいよブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)がスタート。「タイムを稼ぐためのプランは特に考えていなかったけれど、自分に向いた素晴らしいコースだったし、この個人TTに向けて良く準備ができた。」とコンスタントにハイペースを刻むウィギンズは中間計測地点でトップタイムをマークすると、そのままゴールではデニスを44秒も上回る圧倒的なタイムでフィニッシュした。
その後にゴールに飛び込んだテイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)も、ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング)も、オリンピック王者の圧倒的なタイムには敵わない。ウィギンズの優勝と、リーダージャージ獲得が決まった。

「本当の戦いは明日から始まる。明日のステージは既に下見をしているから、良く分かっている。調子も良いし、良い感じで登れている。チームとして"守る立場"の経験が豊富だから、何をすべきかはよく分かっている。チームメイトにとっては長い一週間になるだろう、これからの数日は気温も上がっていくはずだ。」とも加えた。
ウィギンズが語る翌第3ステージは、マウントディアブロに到達する今大会初の山頂ゴールを迎える。
ツアー・オブ・カリフォルニア2014 第2ステージ結果
1位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
3位 テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)
4位 エロイ・テルエル(スペイン、ジェイミス・ハーゲン)
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング)
6位 ジャック・ボブリッジ(オーストラリア、ベルキン)
7位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)
8位 マルケル・イリサール(スペイン、トレックファクトリーレーシング)
9位 イェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)
10位 チャド・ハガ(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
3位 テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)
4位 エロイ・テルエル(スペイン、ジェイミス・ハーゲン)
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング)
6位 ジャック・ボブリッジ(オーストラリア、ベルキン)
7位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)
8位 マルケル・イリサール(スペイン、トレックファクトリーレーシング)
9位 イェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)
10位 チャド・ハガ(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
23'18"
+44"
+52"
+1'08"
+1'11"
+1'15"
+1'19"
+1'21"
+1'24"
+1'25"
+44"
+52"
+1'08"
+1'11"
+1'15"
+1'19"
+1'21"
+1'24"
+1'25"
個人総合成績
1位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
3位 テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)
4位 エロイ・テルエル(スペイン、ジェイミス・ハーゲン)
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング)
6位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)
7位 マルケル・イリサール(スペイン、トレックファクトリーレーシング)
8位 イェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)
9位 チャド・ハガ(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
10位 トム・ジーベル(アメリカ、オプタムp/bケリーベネフィット)
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)
3位 テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)
4位 エロイ・テルエル(スペイン、ジェイミス・ハーゲン)
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレックファクトリーレーシング)
6位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、ネットアップ・エンデューラ)
7位 マルケル・イリサール(スペイン、トレックファクトリーレーシング)
8位 イェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)
9位 チャド・ハガ(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
10位 トム・ジーベル(アメリカ、オプタムp/bケリーベネフィット)
5h07'35"
+44"
+52"
+1'08"
+1'11"
+1'19"
+1'21"
+1'24"
+1'25"
+1'28"
+44"
+52"
+1'08"
+1'11"
+1'19"
+1'21"
+1'24"
+1'25"
+1'28"
ポイント賞
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)
山岳賞
ウィル・ルートレー(カナダ、オプタムp/bケリーベネフィット)
新人賞
ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
チーム総合成績
トレックファクトリーレーシング
text:So.Isobe
photo:Cor.Vos、www.amgentourofcalifornia.com
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