ロマンディのクイーンステージで、サイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)が飛翔。共に逃げたフルームとの一騎打ちを制し、ボーナスタイムによってリーダージャージを獲得した。



山深く、濡れた峠路を走るメイン集団山深く、濡れた峠路を走るメイン集団 photo:Tim de Waele
ツール・ド・ロマンディ2014第3ステージ コースプロフィールツール・ド・ロマンディ2014第3ステージ コースプロフィール スイス南部で開催中のツール・ド・ロマンディ(UCIワールドツアー)はいよいよ佳境、大会4日目にして唯一となる難関山岳ステージを迎えた。

最後まで粘ったヴィデ・マラカルネ(イタリア)と、シリル・ゴティエ(フランス)のユーロップカーコンビ最後まで粘ったヴィデ・マラカルネ(イタリア)と、シリル・ゴティエ(フランス)のユーロップカーコンビ photo:Tim de Waeleスイスとフランスの国境を隔てるレマン湖畔のル・ブヴレから、UCIの本拠地があるエーグルまでの180.2kmの道程に用意される山岳の数は4つ。いずれもカテゴリー1級の山岳ばかりであり、頂上ゴールこそ無いものの、ステージ全体の難易度は非常にハイレベルだ。加えて冷温と降雨が一段とレースを厳しいものとした。

アタックを仕掛けるヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)とマティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)アタックを仕掛けるヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)とマティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング) photo:Tim de Waeleこの日エスケープに乗ったのは、マルセル・ウィス(スイス、IAMサイクリング)やトム・フィーラース(オランダ、ジャイアント・シマノ)ら6名。地元の期待を背負うIAMサイクリングは3日連続で逃げに乗り、積極的な姿勢を忘れない。

しかし逃げグループは45km地点から始まるコル・ド・プランシュですぐさまメンバーを減らしてしまう。後方から追うメイン集団でもリーダージャージを着たミハエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・グリーンエッジ)が遅れた。

残り60km地点を過ぎたころ、エスケープグループはダヴィデ・マラカルネ(イタリア)と、シリル・ゴティエ(フランス)のユーロップカーコンビのみに縮小する。メイン集団ではガーミン・シャープが主導権を握り、集団の人数は40名ほどまでに減少していった。

アタックするクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)アタックするクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:www.tourderomandie.chやがて20名程度となったメイン集団からは、残り40km地点でゴティエ&マラカルネをキャッチ。最後の1級山岳オロン峠に入ると、複数の散発的なアタックの末、有力勢による上り勝負がいよいよもって勃発する。

まず峠の中腹でヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)が仕掛け、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)とスピラックが順に追走を試みる。失速し吸収されたニーバリに対し、合流したフルームとスピラックの勢いは頂上まで衰えない。

昨年大会の同じステージで、同じように抜け出した2名が、アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ)やヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)、ニーバリらを含む追走グループから55秒のリードを稼ぎKOMを通過した。

冷たく濡れた危険なダウンヒルを危なげ無くこなした先頭2名は、リードをロスすること無くゴールへ。ステージを狙うスピラックと、総合でのタイム差を広げたいフルーム。まるで昨年大会同ステージのデジャヴかのような展開のまま、スプリント勝負をスピラックが制した。

後続はルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)を先頭に、57秒遅れて有力勢5名がゴール。他の選手は軒並み1分40秒以上の遅れを喫し、最終のグルペットは42分遅れでゴールラインをくぐった。

「雨の影響でとても難しいステージだったけれど、個人的には雨が好きだし、寒さも気にならない。レースが始まって序盤は凄くハイペースだったことに加えて山岳も厳しかったので、凄く調子が良いとは言えなかった。でも2つめの登りでは調子が上がってきているのを感じていたんだ。」とは、リーダージャージを獲得したスピラック。



遅れたリゴベルト・ウラン(コロンビア、オメガファーマ・クイックステップ)遅れたリゴベルト・ウラン(コロンビア、オメガファーマ・クイックステップ) photo:Tim de Waeleヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)を追い抜くクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)ヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)を追い抜くクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:Tim de Waele

サイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)がステージ優勝。昨年と同様の光景が繰り返されたサイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)がステージ優勝。昨年と同様の光景が繰り返された photo:Tim de Waele


リーダージャージを着たサイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)リーダージャージを着たサイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ) photo:Tim de Waele「チームの力がとても高まっていたことにも勝因がある。チーム内のコミュニケーションも良く取れていたし、それは最終山岳の重要な局面においても一緒だった。フルームがアタックした時、これは行くべきタイミングだと感じていたよ。淡々とペースを刻んで、ニーバリとフルームに追いついた。彼とは登りでも、危険な下りの後も良い協調体制を築けていた。スプリントで勝利できて本当に嬉しい。」とスピラックは加えた。

翌第4ステージはスプリンター向けのコースレイアウトであり、日曜日に開催される最終ステージは登りを含む18.5kmの個人タイムトライアルだ。TTを得意とするフルームはスピラックから総合で1秒遅れの2位であり、その他有力勢は1分以上遅れている。トラブルを抜きに考えれば、ほぼフルームの勝利は手堅いと言えるだろう。



ツール・ド・ロマンディ2014第3ステージ結果
1位 サイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
4位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)
5位 ベナト・インチャウスティ(スペイン、モビスター)
6位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
7位 ヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)
8位 ヘスス・ヘラーダ(スペイン、モビスター)
9位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr)
10位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ)
5h09'23"

+57"




+1'41"




個人総合順位
1位 サイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
4位 ヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)
5位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
6位 ベナト・インチャウスティ(スペイン、モビスター)
7位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)
8位 ヘスス・ヘラーダ(スペイン、モビスター)
9位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
10位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ)
11h39'25"
+01"
+1'02"
+1'06"
+1'10"
+1'13"
+1'14"
+1'40"
+1'48"
+1'50"


山岳賞
ヨハン・チョップ(スイス、IAMサイクリング)

ポイント賞
マルティン・コーラー(スイス、BMCレーシングチーム)

新人賞
ヘスス・ヘラーダ(スペイン、モビスター)

チーム総合成績
モビスター

text:So.Isobe
photo:Tim de Waele

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