ツール・ド・ランカウイの開幕地は、レース発祥の地ランカウイ島。島のシンボルである鷲の像をバックに、出場する全チームがステージに上がった。



ランカウイ島のシンボルである鷹が選手たちを見下ろすランカウイ島のシンボルである鷹が選手たちを見下ろす photo:Kei Tsuji


民族衣装に身を包んでチームプレゼンテーションを待つ民族衣装に身を包んでチームプレゼンテーションを待つ photo:Kei Tsujiランカウイ島は、マレー半島の西に広がるアンダマン海に浮かぶリゾートアイランド。マレーシア国内だけでなくヨーロッパなど海外から多くの観光客が訪れる。日本からも多くの観光客が訪れるため、空港には日本語の表記もあるほど。地理的にはタイ国境に面しており、プーケットにも近い。

ランカウイ島のシンボルである鷹ランカウイ島のシンボルである鷹 photo:Kei Tsuji面積は淡路島の約2/3。車があれば1時間半ほどで島を一周出来てしまうほどの大きさだ。人口は65,000人で、その多くが観光業に携わる。なお、ランカウイは無関税の島。イスラム教の国マレーシアではお酒に高い税金がかけられているが、ランカウイ島では本土の1/3ほどの値段でお酒が購入出来る。

日本から駆けつけたファンと一緒に愛三工業レーシング日本から駆けつけたファンと一緒に愛三工業レーシング photo:Kei Tsujiなお、ランカウイの語源は鷲。チームプレゼンテーションが行なわれたのは、そんなランカウイ島最大の街クアタウンにあるイーグルスクエア。その名の通り海に向かって羽ばたこうとする巨大な鷲の像(高さ12m)をバックに、21チーム・選手6名ずつがステージに上がった。

昨年のチームプレゼンテーションも同じ場所で行なわれたが、当時は昼間で、今回は午後8時から。すっかり日が落ちて暗くなった生暖かい空が、MCの声やBGMの重低音を吸い込んでいく。選手紹介に先立って、1週間前に急逝したユム・ジュンファンを偲ぶ映像が流された。

最初にステージに登場したのは、昨年総合2位のピーター・ウェーニング(オランダ)擁するベルキンプロサイクリング。UCIプロチーム、UCIプロコンチネンタルチーム、UCIコンチネンタルチーム、ナショナルチームの順で21チームがステージに上がり、選手の名前が読み上げられる。地元マレーシアのナショナルチームが降壇すると、盛大な花火で締めくくられた。

ツール・ド・ランカウイ第1ステージは、ランカウイ島を蛇行しながら1周する101.1kmの短いステージ。レース後にマレー半島への移動が待っているため、スタート時間はかなり早めの午前9時だ。



ベルキンプロサイクリングベルキンプロサイクリング photo:Kei Tsujiアスタナアスタナ photo:Kei Tsuji
オリカ・グリーンエッジオリカ・グリーンエッジ photo:Kei Tsujiカチューシャカチューシャ photo:Kei Tsujiティンコフ・サクソティンコフ・サクソ photo:Kei Tsujiユーロップカーユーロップカー photo:Kei Tsuji
トレンガヌサイクリングトレンガヌサイクリング photo:Kei Tsuji愛三工業レーシング愛三工業レーシング photo:Kei Tsuji
チームプレゼンテーションを締めくくる盛大な花火チームプレゼンテーションを締めくくる盛大な花火 photo:Kei Tsuji


text&photo:Kei Tsuji in Langkawi, Malyasia