ドイツの高度な技術開発力をもとに信頼性の高いサイクルコンピューターを製造するシグマより、GPSやANT+を採用したROX 10.0 GPSが登場。最先端の規格に対応し、ユーザーに最新の環境を提供するハイエンドモデルを紹介しよう。



シグマ ROX 10.0 GPSシグマ ROX 10.0 GPS (c)アキコーポレーション
「ROX 10.0 GPS」は、25年以上の歴史を持つシグマ初となる、GPSを搭載しANT+規格に対応したサイクルコンピューターだ。スピード、ケイデンス、ハートレートをワイヤレスで計測することができ、SRMやパワータップなどANT+対応のパワーメーターのヘッドユニットとしてワット表示もできる。パワーメーターを所持していない場合でも、スピードやライダーの体重、斜度といったデータから、出力を計算して表示することも可能な多機能ぶりだ。

さらにGPSを搭載したことでルートナビゲーション機能も獲得した。付属のSIGMA DATA CENTER 3を使ってパソコンに接続することで、事前に設定したコースのナビゲーションしてくれる。設定したコースを外れたときや、違う方角へ進んでいる時には、警告音とディスプレイ表示で教えてくれるため、初めてのコースでも心配なくライドできる。ブルべ愛好家などのロングライダーや長距離ツーリング派にはうれしい機能だろう。

出力をベースに範囲を指定するパワーターゲットゾーン出力をベースに範囲を指定するパワーターゲットゾーン (c)アキコーポレーション事前に用意したコース案内するトラックナビゲーション事前に用意したコース案内するトラックナビゲーション (c)アキコーポレーションコースを外れると警告音とともに画面にも表示されるコースを外れると警告音とともに画面にも表示される (c)アキコーポレーション


一方で、新城幸也も所属するユーロップカーが長年に渡ってシグマのサイクルコンピューターを使用しトレーニングをしていることが証明するように、トレーニング機器としても高い機能を備えている。

あらかじめ目標とする強度や出力を設定することで、目的に応じたトレーニングを可能とするターゲットゾーン機能や、最大784回まで記録できるラップ機能、そしてDATA CENTER 3との連携による、過去のトレーニングやレース結果の分析機能なども備えており、トレーニングデバイスとしてシリアスなアスリートの高い要求にも応えるモデルだ。

本体&センサーキットに付属するスピード・ケイデンスセンサー本体&センサーキットに付属するスピード・ケイデンスセンサー (c)アキコーポレーション本体&センサーキットに付属するハートレートセンサー本体&センサーキットに付属するハートレートセンサー (c)アキコーポレーション

GPSデータを利用して走行ルートを確認することが可能だGPSデータを利用して走行ルートを確認することが可能だ (c)アキコーポレーション計測データを詳細に分析することができる計測データを詳細に分析することができる (c)アキコーポレーション


カラーはブラックとホワイトの2種類。スピード、ケイデンス、ハートレートの全てのセンサーがセットになったキットと、本体のみの2形態で販売される。どちらにも地図機能付きのDATA CENTER 3が付属する。取扱いはアキコーポレーション。

ROX 10.0 GPS
通信方式:ANT+
カラー:ブラック、ホワイト
価格:42,000円(本体&センサーキット)
   30,000円(本体のみ)