イタリアのガゼッタ紙が伝えたところによると、ジロ・デ・イタリアで熱戦を繰り広げ、総合2位に入ったダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレークス)のCERA(第3世代EPO)陽性が発覚した。陽性反応が検出されたのはジロ期間中の2回のドーピング検査で採取された血液サンプルだ。

ジロで総合2位に入ったダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレークス)ジロで総合2位に入ったダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレークス) photo:Kei TsujiUCI(国際自転車競技連盟)が7月22日に発行したプレスリリースによると、ジロ期間中の5月20日と28日に行なわれたドーピング検査で採取されたディルーカの血液サンプルの中から、禁止薬物CERA(第3世代EPO)が検出された。

検査を行なったのはWADA(世界アンチドーピング機関)承認のパリの研究機関。過去の血液データやレーススケジュールなどのバイオロジカルパスポート情報と照らし合わせた結果、今回の陽性が発覚した。UCIはこの陽性を受け、ディルーカを暫定的に出場停止状態にしている。

ガゼッタ紙の中でディルーカは「1年前のジロでリッコやセッラ、レベッリンの使用が発覚したCERAを、今更使うなんて、私はそんなに馬鹿じゃない。もし仮に再検査で陽性が確定すれば、もう競技を辞める」とコメントしている。

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