西薗良太が自身のブログで31日、引退を発表した。今季はUCIプロコンチネンタルチームのチャンピオンシステムで走ったプロロードレーサーが、一線を退く。
ジャパンカップ2013を走る西薗良太(チャンピオンシステム) (c)Makoto.AYANO
西薗良太(チャンピオンシステム) (c)Makoto.AYANO西薗良太(チャンピオンシステム)が12月31日朝、自身のブログでプロサイクリストとしての引退を発表した。
西薗は次のように綴る。「2013年のシーズンをもって、フルタイムのプロロードサイクリストから引退することを決めました。
大学を出てから3年間という短い時間ではあったものの、一年一年が挑戦の連続であり、濃密な時間でした。毎年シーズンが終わるたびに、ずっしりとした一年分の重みをオフに降ろす気持ちでした。2013シーズンを終えて、その重荷に再びチャレンジしなくても良いことに、少々ほっとする反面、やはりちょっとさびしい気持ちがあります。
2014年は一般企業で働きながらではありますが、いくつか面白い企画に携わります。アマチュアサイクリストとしてもチャンピオンシステムコーポレートチーム所属でレースにも出る予定です。プロとしての経験をなるべく還元していきたいと思います」。
ツール・ド・北海道第1ステージで優勝した西薗良太 photo:Hideaki.TAKAGI
西薗良太(東京大学)が学生ロードの頂点に立つ photo:Hideaki.TAKAGI
全日本選手権個人タイムトライアルで優勝した西薗良太(ブリヂストンアンカー) (c) Sonoko TANAKA1987年生まれ、鹿児島県霧島市出身の西薗は東京大学自転車競技部に所属した2009年に全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)の個人ロードレースと個人タイムトライアルを制し、学生ロードの二冠を達成。2011年にはシマノレーシングに加入し、「東大卒レーサー」としてプロロードマンとしての道を歩み出す。同年のツール・ド・北海道第1ステージで優勝、総合2位となる。
2012年にはブリヂストンアンカーに所属し、全日本選手権個人タイムトライアルに優勝。そして2013年はプロコンチネンタルチームのチャンピオンシステムに所属し、海外を拠点にアジア、そして世界を舞台に走った。しかしチームは今季をもって解散。西薗の去就に注目が集まっていた。
プロロードマンとして一線を退きながらも、今後はアマチュアサイクリストとしてレースへの出場も継続するという西薗。プロトン内でも研究肌の理論派として知られてきた。トレーニングやポジショニング理論などの方面での活躍が期待できそうだ。
text:Makoto.AYANO


西薗は次のように綴る。「2013年のシーズンをもって、フルタイムのプロロードサイクリストから引退することを決めました。
大学を出てから3年間という短い時間ではあったものの、一年一年が挑戦の連続であり、濃密な時間でした。毎年シーズンが終わるたびに、ずっしりとした一年分の重みをオフに降ろす気持ちでした。2013シーズンを終えて、その重荷に再びチャレンジしなくても良いことに、少々ほっとする反面、やはりちょっとさびしい気持ちがあります。
2014年は一般企業で働きながらではありますが、いくつか面白い企画に携わります。アマチュアサイクリストとしてもチャンピオンシステムコーポレートチーム所属でレースにも出る予定です。プロとしての経験をなるべく還元していきたいと思います」。



2012年にはブリヂストンアンカーに所属し、全日本選手権個人タイムトライアルに優勝。そして2013年はプロコンチネンタルチームのチャンピオンシステムに所属し、海外を拠点にアジア、そして世界を舞台に走った。しかしチームは今季をもって解散。西薗の去就に注目が集まっていた。
プロロードマンとして一線を退きながらも、今後はアマチュアサイクリストとしてレースへの出場も継続するという西薗。プロトン内でも研究肌の理論派として知られてきた。トレーニングやポジショニング理論などの方面での活躍が期待できそうだ。
text:Makoto.AYANO
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