ブエルタ・ア・エスパーニャ2011覇者フアンホセ・コーボ(スペイン、現モビスター)がトルコのUCIコンチネンタルチーム、コンヤ・トルク・セケルスポールと契約を結んだと発表した。

ファンホセ・コーボ(スペイン、ジェオックス・TMC)がアングリル山頂を制すファンホセ・コーボ(スペイン、ジェオックス・TMC)がアングリル山頂を制す photo:Tour of Spain/Graham Watson2012年からの2シーズンをモビスターで走っていた32歳のコーボは、ここまでほとんど成績が出せず低迷していた。2012年ブエルタでは総合67位、2013年はジロ・デ・イタリアに出場するも、総合116位でレースを終え、精彩を欠いていた。

現所属チームのモビスターとは2014年の契約更新ができず、所属チームを格下のチームで探していたコーボだが、アシスト役のダビ・デラフエンテ(スペイン)とともにトルコのコンチネンタルチーム、コンヤ・トルク・セケルスポールと契約を交わすことができた。

コンヤ・トルク・セケルスポールは地元開催のUCIレース、ツアー・オブ・ターキー(UCI2.HC)で活躍するチームだが、このレースでの2012年覇者イヴァイロ・ガブロフスキー(ブルガリア)がEPO陽性になったのに続き、2013年覇者ムスタファ・サヤルも同じくEPO陽性になるなど、ドーピングによって信頼の失墜しているチームだ。

コーボはこの移籍に関して「翌々年にビッグチームにカムバックするためのステップだ」と語っている。


text:Makoto.AYANO
photo:Graham Watson