6月26日、アメリカのトレック社がプレスリリースを出し、ルクセンブルクのUCIプロチーム「レディオシャック・レオパード・トレック」のUCIワールドツアーライセンスを、同チームを運営するレオパードSAから取得したと発表した。2014年から同チームのオーナーシップはトレック社に移る。

ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード) photo:Cor Vosプレスリリースによると、トレック社はレディオシャック・レオパード・トレックを所有するレオパードSAとUCIライセンスの移行に関する契約の合意に達し、新チームを作るためのワールドツアーライセンスを取得した。

現在トレック社がサブスポンサーにつくレディオシャック・レオパード現在トレック社がサブスポンサーにつくレディオシャック・レオパード photo:Kei Tsuji2013年シーズンは現体制で活動するが、2014年以降のオーナーシップはフラビオ・ベッカ氏からトレック社に移行。トレック社が所有し、タイトルスポンサーを務めるチームとして再スタートする。継続的にパートナー企業を探すとされ、チーム名などは発表されていない。

ルーカ・グエルチレーナGMは現在のポストに留まり、「ほとんどのメンバーは残留する方向」だと言う。チーム体制に大きな変化は見られないと思われるが、やはり気になるのはエース級選手の進退だ。特に以前から移籍が噂されているファビアン・カンチェラーラ(スイス)をはじめ、アンディ・シュレク(ルクセンブルク)、そして2013年7月13日まで出場停止処分にある(チーム公式サイトには名前が残っている)フランク・シュレク(ルクセンブルク)らの行方に注目したい。

以下はトレック社のジョー・ヴァデバンカー副社長のコメント。

「レオパードとチームライセンスの移籍に関して合意に至ることができ、今後のチーム体制を非常に楽しみにしています。レオパードチームが立ち上がって以来、このチームは本当に素晴らしいスタッフと選手達に支えられてきました。その体制を受け継ぎながら、さらに素晴らしいチームにしていきたいと考えています。チームに様々な国籍の選手が所属することで、トレックのグローバルマーケットの成長にとっても、大きなプラスになると思います。そして、これまで以上にプロ選手達にも製品開発に協力してもらうことで、さらに素晴らしい製品を皆様にもお届けすることが出来るようになります」。

text:Kei Tsuji

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