6年連続マイヨヴェールをはじめ、キャリア200勝を飾ったエリック・ツァベル(ドイツ)の息子リック・ツァベルがBMCレーシングチームと契約。現在19歳のリック・ツァベルが、2014年からBMCジャージで活動する。

BMCレーシングチーム入りが決まったリック・ツァベル(ドイツ)BMCレーシングチーム入りが決まったリック・ツァベル(ドイツ) photo:Cor Vos1996年から6年連続ツール・ド・フランスでマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得し、ステージ通算12勝、ミラノ〜サンレモ4勝、アムステル・ゴールドレース1勝、パリ〜トゥール3勝という成績を残したエリック・ツァベル。キャリア通算200勝を飾り、2008年シーズンを最後に引退した名スプリンターの息子がビッグチーム入りする。

ロンド・ファン・フラーンデレンU23レースで優勝したリック・ツァベル(ドイツ)ロンド・ファン・フラーンデレンU23レースで優勝したリック・ツァベル(ドイツ) photo:Cor Vos1993年12月7日生まれのリック・ツァベルは現在19歳。ジュニア時代からトラックレースで成績を残し、コペンハーゲンで開催された2011年ロード世界選手権のジュニアレースで5位に入った。父親と同様にスプリンターとして力をつけ、18歳で挑んだ昨年のドイツ選手権U23ロードレースで優勝。今年ロンド・ファン・フラーンデレンのU23レースで優勝し、父親譲りの能力の高さを証明した。

現在ラボバンクの育成チームで走っているツァベルの移籍先は、アメリカ登録のUCIプロチーム・BMCレーシングチーム。6月という異例の早い時期に契約が正式に発表された。現在カチューシャでスプリントコーチを務めている父親エリックの去就は明らかにされていない。

ビッグチームへの移籍が決まったツァベルは以下のようにコメントしている。

「エヴァンスやジルベール、フースホフト、ヴァンガーデレンのようなスター選手のチームメイトになるなんて、自分のような若い選手にとって本当にクールだ。彼らから多くのことを学ぶことが出来る。まるで夢のよう。まだまだ若いので、毎年自分の力を上げていきたい」。

text:Kei Tsuji

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